幼稚園選びのプロが解説!運動会見学をするべき理由と見るポイント
幼稚園選びをしている方。
0歳・1歳・2歳・3歳のお子さんがいらっしゃる方。
入園をご検討中されている幼稚園や保育園の運動会へ未就園児の競技に参加される方も多いと思います。
実は、幼稚園や保育園の運動会には未就園児の競技に参加するだけでなく、元幼稚園教諭・現役保育士だから分かる、絶対に見て欲しいポイントがあるんです!!
幼稚園選び・保育園選びにおいて、絶対に見るべきポイントを今回は解説させていただきます!!
幼稚園選び・保育園選びの運動会で見るポイントとは?
先生は子ども同士のトラブルに気付いているか。
運動会では、子ども同士で待つ園もあります。
運動会で子どもが待つ際にトラブルになることが多いです。
この時に、
- 園児の待機席に先生はついているのか
- トラブルに気付いた先生は、どう対処しているのか
をチェックしてください。
保護者と一緒ではなく、園児席で子どもと先生とで待つ、という事は、園は子どもの行動に対して責任を負わなければいけません。
それなのに、先生が園児席にいない園も多いです。
これは、非常に危険です!!
- 子どものトラブルで手が出てしまったら?
- 運動会に不審者が混じっていたら?
- 子どもがフラフラと別の場所に行ってしまったら?
運動会という、たくさんの保護者が来園し、たくさんの目がある中、先生がそばについていないのは、毎日の保育でも、目を離していても何とも感じない、という事です。
園児席の近くに行って、必ず見てください!!
お遊戯で踊らない子、列に並ばない子への対応はどうしているか。
子どもの服や腕を引っ張って動かそうとするような先生のいる園は、やめた方がいいです。
保護者が大勢見ている中で、子どもに対して乱暴な対応をするという事は、保護者が見ていない毎日の保育で、先生はもっと乱暴に扱っている可能性が高いです。
競技の前後は、先生はどんな対応をしているのか。
クラスごと、学年ごとに、かけっこやリレー、体操やダンス、パラバルーン、組体操などたくさんの競技があると思います。
その競技の前には、「今から〇〇が始まるよ。今まで、練習をよく頑張ってくれました!今日は、お家の人に一番カッコイイ所を見てもらおうね!」など意欲が持てるような話をしているか。
また、競技の後がすごく大事なんです!!
競技後は、「本当によく頑張ったね!今までで一番カッコイイみんなの姿を見ることができて、先生は嬉しくて泣いてしまいました。
悲しいだけじゃなくて、嬉しくても涙が出るんだよ。
今日、みんながカッコよかったのは、一生懸命練習を頑張ったからだね!
一生懸命頑張るって気持ちいいよね」
などと、競技を頑張ってきた子どもたちを認めている先生がいる園にしてください。
大人でも頑張りを認めてもらえると、嬉しいですよね。
競技後の振り返りや認める言葉をかける事は、とても大切で、これから物事を頑張る力にも繋がります。
そんな声かけを普段から出来ているか、いないかがよく分かります。
保護者の雰囲気や服装。
幼稚園や保育園の運動会には、子どもだけでなく、保護者も勢揃いします。
- 保護者はどんな人がいるのか?
- 派手過ぎないか?
- ギスギスした感じはないか
など、雰囲気が自分と合うか必ずチェックしてみてください!
運動会の競技内容や子どもの雰囲気
運動会の取り組みは園によって様々です。
見栄えが良いものは、毎日子どもと先生は練習しているものと考えて良いでしょう。
もし、先生がいたら聞いてみてください。
でも、ストレートに質問すると、引いてしまう先生もいると思うので、
「園児さんたち、(競技内容)すごく上手ですね。これだけ上手だと、毎日練習などされていたんですか?」
のようにきいてみてください。
その時の受け答えでも、その先生がどんな感じなのか分かります。
また、子どもの整列の仕方も、ピシッと並んでいる、まとまって円の中に座っていれば良い、待っている時にお砂遊びをしていても注意されないなど園によって様々です。
ピシッと並んでいるところは、日々の保育の中でも、
手はお膝で足を揃えて椅子に座って話をきく、と約束をしているところもありますし、後者は、のびのび園の園に多いです。
のびのび園が悪い、お行儀園が良いなどは一切思いません。
園の方針が子どもに合うかどうか、先生の質が重要です。
幼稚園の先生同士の関係性は?
運動会では、準備をしたり、競技を応援したりなど、普段の保育よりも先生の関係性が見えやすいです。
- どんな言葉遣いをしているのか?
- ギスギスした感じはないか?
- 仲間外れにしている感じはないか?
- 後輩の先生への指導の仕方はどうか?
など、チェックしてみてください。
たくさんチェックするところがありますが、子どもにとって大切な幼稚園や保育園。
近いから、近所の子どもが行っているから、などで決める時代ではないです。
子どもが起きている間、一日の大半を過ごす幼稚園や保育園。
ぜひ、しっかりと選んであげてください。