保育士・幼稚園教諭で、幼児教室を運営しているママ(@hoikushi_mama_)です。
幼少期から絵本を読むと脳にも良いと聞くのではないでしょうか。
中には、3歳までに1000冊を読む目標を立てているお母さんもいるようです。
今回は0歳の赤ちゃんへ読みきかせをする効果や理由、どのような絵本がおすすめかご紹介していきます。
でも、首も座っていない赤ちゃんに、どうやって絵本を読んだらいいの?
赤ちゃんに絵本は興味があるの?!など皆さんが疑問に思っておられることを、解消する記事を書きました。
赤ちゃんに絵本を読み聞かせて、頭が良くなる理由と効果
親子の時間を大切にできる
絵本の読み聞かせは親子の時間を大切に出来ます。
理由は、読み聞かせの時間は親も子も絵本に集中出来て、同じ時間を共有することができるから。
日々忙しくて中々ゆっくりと親子の時間が取れない方も、
絵本の読み聞かせの時間はゆっくりと赤ちゃんと過ごせるのではないでしょうか。
また大切なコミュニケーションの時間だとも言えますね。
感情が豊かになる
絵本の読み聞かせは感情が豊かになることでも知られています。
絵本の登場人物や内容を理解すると、その世界に自分も入り込んで考えることが出来るからです。
このことから悲しみや怒り、嬉しさなど様々な感情を知ることができます。
実際に自分がそれを体験していなくても、疑似体験としてそれぞれの感情を味わい、知ることができます。
人がなぜこんな顔をするのか、しているのか、を絵がその感情を表現してくれているので、
目で見てしっかり覚えていくことができます。
想像力を育てる
絵本の内容を理解すると、主人公の気持ちやどうしてこの様な結末になったかなど様々なことを想像するようになります。
想像力が豊かな人は、思いやりを持って人と関わることができます。
相手の痛みも分かるので、感受性豊かな優しい人になれるでしょう。
現実の世界でも例えば、『赤の絵の具と青の絵の具を混ぜると何色になるのだろう』
『このご飯は緑のものが入っているから美味しくないかもしれない』
など色々な想像ができるようになります。
また、想像力が豊かなことは将来的にも役立ちます。
例えば、仕事においても視野が広がり、新しい視点で物事を考えることができます。
また、先を想像する力があることで、失敗を未然に防ぐこともできるでしょう。
集中力が身につく
絵本の読み聞かせを最初から最後まで静かに聞くのは中々集中が必要です。
最初は物語やお話の途中でも飽きて、他のおもちゃで遊んだり違うところへ行ってしまうことでしょう。
しかし、何度も同じ絵本を読んだり途中ひとつでも楽しいと思えるページがあると子どもはその絵本が好きになり、
何度も「読んで」と求めるようになります。
そして、少しずつ長い時間座って絵本を見ることが出来るようになるのです。
語彙が増える
「文字」「声」「絵」と聞いて、何かを思い出しませんか?
そう、絵本の読み聞かせです。
この3つが揃う絵本の読み聞かせを通して、複数の情報を一度に取り込むことで、脳の海馬機能を高めることができます。
その結果、言葉を記憶する力が向上します。
絵本の中の言葉を繰り返し聞くことで、
最初はどのような意味だか分からなかったものも徐々に読み手の口調や表情、絵から理解出来るようになります。
すると、実際に赤ちゃんも自らその言葉を口に出すようになり言葉のバリエーションが増えるのです。
新生児の赤ちゃんから行った絵本の読み聞かせ
絵本の読み聞かせを妊娠中から胎教として行う方もよく聞きますよね。
私自身は、息子が生後1週間の時から読み聞かせを始めました。
生後1週間の時から3歳の今まで絵本の読み聞かせを毎日続けてきて感じた効果があります。
それは、
- 言葉の語彙がとても増える
- 知識が豊富になる。
- 年齢よりも上の絵本が読めるようになる時期が早い
ということです。
実際、発達検査の言語社会の領域が、ぐーんと高く出ています。
でも、それは新生児の間から、絵本の読み聞かせをしてきたことや、図鑑で調べることを習慣にしていたからだと思います。
【実践した効果】頭がいい子のリビングには必ず辞書・地図・図鑑がある
✔︎この記事の信憑性
✔︎男の子のママ。(@hoikushi_mama_)
✔︎保育士・幼稚園教諭として働き、5000人超えの指導経験がある。
[…]
新生児の赤ちゃんへの絵本の読み聞かせ方法
首の座っていない赤ちゃんヘの読み聞かせは、座ってはできません。
一緒に仰向けに寝ながら、腕を上げて読み聞かせます。
息子が首のすわっていない新生児の時も、寝ながら上を向いて読んでいました。
首がすわってからは、膝の上に座らせて読んでいました。
また、少し離れた場所で1人で座らせて、私が前で読み聞かせをすることもしていました。
息子は、絵本の読み聞かせをする時に動き出したことはありません。
1歳になる前には1時間はじっと座って絵本を読み聞かせをすることができました。
きっとそれは、新生児の時期から絵本の読み聞かせを聞くことが当たり前の習慣になっているから、だと感じています。
実際、赤ちゃんが動けるようになってから、絵本の読み聞かせを始めると、じっときいてくれないことが多いです。
動くのが楽しくなってきた時期に、じっと座って絵本を読み聞かせすることを始めようと思っても、難しいのです。
赤ちゃんへの読み聞かせのコツ
ゆっくりと読む
赤ちゃんは、開いたページの全てをすぐに見ることができません。
ゆっくりとどの様な内容かを見ているので、なるべく赤ちゃんのペースに合わせて読んであげましょう。
また、内容を理解しやすかったりお話のカギとなる重要な部分は少し大きめの声で読んであげると更に興味を持つでしょう。
子どもの反応を見ながら読む
赤ちゃんが興味を持ったり、笑ったりしている場面はきっと好きなシーンです。
その様な場面では、ページを赤ちゃんに近づけたり、余分に文章を加えて読んだりと工夫することで、
赤ちゃん自身も絵本の内容に入り込めるでしょう。
読み手も、読み聞かせに集中してしまうとどうしても、絵本ばかりを見てしまいがちですが、
ページの変わる時にチラッとでもいいので赤ちゃんの様子を見るとその時の表情で反応が分かるかと思います。
難しい言葉は簡単なものに言い換える
赤ちゃんが明らかに分からないような言葉や、難しいかなと思ったものは分かりやすい言葉に言い換えて読むことをおすすめします。
そうすることで内容を理解しやすくなりますし、集中して見てくれる可能性が高くなります。
特に、擬音語に変えると効果的です。
- 車→ぶーぶ
- 犬→わんわん
- ごはん→まんま
などです。
日常よく使っている言葉に変換するのも良いですね。
0歳の赤ちゃんにおすすめの絵本
『じゃあじゃあびりびり』
表紙が赤色から始まりページを開くと青色、黄色などカラフルな絵本になっています。
はっきりとした色使いで、視力が弱い赤ちゃんも色や形を認識出来て、興味をひくことが出来るようになっています。
また、自動車はぶーぶー、いぬはわんわんなど、さまざまな擬音が登場します。
擬音は直接、赤ちゃんの感性にうったえます。
また、文字も絵の一部ととらえて、動きを感じられる配置になっています。
赤ちゃんの目と耳に心地よい刺激を与えると言われている絵本です。
『だるまさん』シリーズ
『泣く子も笑う!』と言われている人気のファーストブックです。
丸くて赤いだるまさんが、伸びたり縮んだり。
転んだり、笑ったり。
思いもよらない動きの連続で、赤ちゃんから大人まで笑ってしまう大人気の絵本です。
シリーズ3冊となっていて、どれもとても楽しいものとなっています。
特に3冊目の『だるまさんと』には愉快なお友達も登場します。
保育園での『だるまさん』シリーズの楽しみ方をご紹介します。
3通りの楽しみ方をして、繰り返し読み聞かせをしていました。
- だるまさんシリーズを読み聞かせをする。
- だるまさんシリーズを読み聞かせする際に、座りながら揺れたりなど、簡単な動きをつける。
- 「だーるーまーさーんーがー」の時に、立って揺れたり、だるまさんの真似をして動きをつける。
また、知育の効果も抜群で、だるまさんシリーズは、「が」「と」「を」の助詞を理解できるようになっています。
だるまさんシリーズでは「だるまさんが」、「だるまさんと」、「だるまさんの」の3冊あります。
その3冊を繰り返し読み聞かせをすると、「が・と・の」の助詞を、楽しく自然に理解することができるんです!
長く読み聞かせが出来て、楽しみ方が色々あるので、「だるまさんシリーズ」は、持っておいて損はない!そんな絵本です。
だるまさんシリーズの絵本は、色々な楽しみ方ができるので、2歳になっても楽しめたので、
長い期間楽しむことができます。
『いない いない ばあ』
日本初の本格的な絵本として誕生した絵本です。
ネコ、クマ、ネズミ、キツネなどの動物がページをめくる度に「いない いない ばあ」をします。
赤ちゃんの大好きな、いないいないばあを何度も聞けるので自然と笑顔になる瞬間が見られるのではないでしょうか。
動物によって声を変えて読んでみるのも面白いですね。
『はらぺこあおむし』
この絵本には6つの魅力があると言われています。
①ページにあいた小さな穴のしかけ
まだお話を理解できない幼い子どもたちも、穴に指を入れて遊べます。
「さわれる本、読めるおもちゃ」を作りたいという、作者の願いの表れです。
② 希望に満ちたストーリー
小さなあおむしが、大きくなって、最後は美しいちょうになる、という物語は、
子どもたちに「大きくなる」こと「成長する」ことへの希望と期待を与えてくれます。
③ おいしそうな食べもの
あおむしが食べるのは、りんごやなし、ケーキやキャンディーなど、どれも子どもたちが大好きなものばかり!
おいしいものを食べたいという願いが絵本の中でかなえられ、いろいろな食べものの名前も覚えられます。
④ 数に親しむ
りんごをひとつ、なしをふたつ、すももをみっつ……。
読みながら、自然に数を覚えられます。
⑤ ページからあふれる色彩
色の魔術師とも呼ばれるエリック・カールが生みだす豊かな色彩が、心を生き生きさせます。
⑥ 曜日のしくみを知る
月曜日、火曜日……とページをめくるたびに食べものが増えて絵が賑やかになっていくわくわく感を味わいながら、
しぜんに曜日の名前を覚えられます。
『どんないろがすき』
人気の童謡『どんないろがすき』の絵本です。
登場する子どもたちが、好きな色のクレヨンで様々な絵を描いていきます。
童謡の歌詞にそって展開していくので、リズムにのりながら歌って、読み聞かせをすることができます。
はっきりした鮮やかな色のイラストで、見ているだけでも楽しい気分に!
心地よいリズムに、赤ちゃんも大人もリラックス。
いっしょに楽しめること間違いなしのうた絵本です。
おおきい・ちいさい
この絵本は、「おおきい・ちいさい」の言葉しか出てきません。
物の大小って、対象のものを2つ比べて答えを出すので、赤ちゃんにとっては難しいことなんです。
でも、「おおきい・ちいさい」を読んでいると、赤ちゃんは自然と身につきます。
息子も、新生児の時期から読んできましたが、何もしなくても9ヶ月の時には物の大小を分かっていました。
【絵本読み聞かせ】0歳の赤ちゃんに対する効果とおすすめ絵本 さいごに
絵本の読み聞かせは、直接『頭が良くなる』と根拠のあるものではありませんが、様々な成長を感じられる素晴らしいものです。
その時は、あまり効果を感じられないかもしれませんが大きくなった時に、
語彙力が増える、想像力が豊かになるなどの事実が証明されています。
また、親子のコミュニケーションも取れる時間にもなります。
是非、絵本の読み聞かせを遊びの中でも取り入れてみて下さいね。
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