3歳からの金銭教育って必要?
日本は欧米に比べて金銭教育が遅れています。
日本人はいまだに「お金の話はタブー」のイメージを持っていますよね。
しかし、子どもたちがいちばんよく見ている人、パパやママたちが「お金は汚い」と話をしていたらどうなるでしょう。
子どもたちも同じように感じてしまいますよね。
金銭教育とは、お金のことを学ぶだけではありません。
金銭教育とは、生きていく中で大切なことを教えてくれます。
お金はどうやって稼ぐのかを知ることは、パパやママに仕事があること、仕事の大変さを知るきっかけになります。
お金の正しい使い方は、計算する力や、コミュニケーションを養います。
また、欲しいものはすべて手に入るわけではないと、自制心も芽生えてくるようになります。
3歳頃には買い物に興味が出てきて、簡単な数字もわかってきます。
お金は暮らしと切っても切り離せないものです。
早く学んでおいても損はありません。
興味が出てきたらさっそく、お金の勉強を始めてみましょう。
『子どもの視野が驚くほど広がる!3歳から始める欧米式お金の英才教育』
欧米の考え方を日本の家庭向けにわかりやすく改良し、3歳からでも始められるお金の考え方の本です。
将来お金のことで困らない子どもになってほしいパパママにぜひ読んでもらいたい1冊。
3歳はお金に興味が出てくる時期
3歳児になると幼稚園や保育園で友達とのかかわりが増えてきます。
“おみせやさんごっこ”でお買い物をしながら、お金のやり取りをする場面が出てくるでしょう。
初めは「ひゃくまんえん」「いちおくえん」など、現実とかけ離れた数字が出てくることもあるかもしれません。
しかし、「物を買うときにはお金が必要」という概念を学ぶために、ごっこあそびはとても大切な役割をもっています。
ママや先生たちが間に入りながら、お金を学ぶチャンスを見逃さないようにしてあげましょう。
ママとお買い物に行くのも大事な勉強です。
子どもとの買い物は本当に疲れますが、実際にお金のやり取りが見られる絶好のチャンスです。
クレジットカードなどのキャッシュレス決済も便利ですが、ぜひ現金を使ったお金のやり取りを見せてあげましょう。
3歳の子どもへの金銭教育はどうする?
お金を払う経験をする
実際にお金を自分の手で支払う、という経験は貴重です。
初めはお祭りの屋台や、行きなれたスーパーでお菓子を買うなどの経験するのが良いです。
子ども一人でなくてもかまいません。ママはそばにいてあげてください。
欲しいものと、お金が入れ替わる瞬間を経験してみましょう。
時には足りなくて、「失敗」するかもしれません。
でもそれはとても大事なことなのです。
お金を出せばどれでも好きな物を買えるわけではありません。
足りなくて買えないこと、大きいお金を出すとおつりが返ってくること、もすべて勉強です。
人がたくさん並んでいるスーパーなどでは他のお客さんに迷惑をかけてしまうかもしれません。
空いている時間帯でタイミングをみてぜひチャレンジしてみましょう。
お金のおもちゃを使ったお買い物ごっこで遊ぶ
実際にお店に行って買い物をするにはまだ早かったり、練習できそうなお店がないこともありますよね。
そんな時はお家でお買い物ごっこをしてみましょう!
おもちゃのお金を使えばくり返し何度も練習できますし、間違えても大丈夫。
楽しく遊びながら学んでいくことができます。
お金や数の概念を理解し、算数の勉強にもなります。
『100+100+100=300』の計算がわからなくても、
『100のコインが3枚で300』だったら、
まだ足し算がわからない子どもでもピンときやすいです。
同じ種類のお金で支払う買い物ができるようになってくると、
次は違うお金を組み合わせながら、買い物をしてみましょう。
お客さん役で足し算をしながら買い物ができるようになってきたら、今度はお店屋さん役がおつりを出す番です。
ちょっと難しくなって引き算の勉強になってきます。
どちらにしても、初めは大人の助けが必要です。
最初からきっちりとした計算を教え込もうとはせず、
- 物を買うにはお金がいる
- 多くもらったらおつりを渡す
などのざっくりとしたお金の概念と簡単な算数が理解できるだけで十分です。
楽しく遊びながら、少しずつステップアップしていきましょう。
計算や数の概念もしっかりと入るので、お金の計算も速くなりました!
【オンラインそろばん】よみかきそろばんクラブの口コミと評判を解説!
✔︎この記事の信憑性
✔︎男の子のママ。(@hoikushi_mama_)
✔︎保育士・幼稚園教諭として働き、5000人超えの指導経験がある。
✔︎幼児教室の代表[…]
ゲームの中で、お金にふれる
『どうぶつの村お買い物ゲーム』ははじめてのお金の勉強にピッタリです。
すごろくやミニゲームをしながら、可愛らしいどうぶつと一緒にお金について学びます。
2種類のすごろくでお買い物体験ができて、8つのミニゲームでお金の勉強ができます。
本体には、カードやすごろくのコマ、サイコロまでついてきます。
小さくて組み立てるのが少し大変かもしれませんが、お子さんといっしょに楽しみながら準備しましょう。
お金をテーマにした本を読む
お金に触れる経験をしてみたら、次は絵本を読んでみましょう。
お買い物ごっこやゲームなどの遊びを通して、お金の概念をざっくりと理解したら、
お金の絵本にも興味がわきやすくなります。
子ども向けのお金の本には、お金のやり取りや、お金の種類、お金のつくり方、
世界のお金について学べるものもあります。
税金や物の価格について、銀行のしくみやキャッシュレスなどのもう少し難しい内容のものもありますが、
まずはお子さんの年齢や理解度に合わせて選んでみましょう。
『あそんでまなぶはじめてのおかねえほん』はお金に興味をもったらぜひ読んであげたい1冊です。
お金のはじまりからお金の仕組みまで、まるごと1冊お金について学ぶことができます。
クイズ、迷路、絵探し、パズルなど、お子さんと一緒に楽しみながら、パパもママも一緒にお金について知っていきましょう!
3歳からお金のドリルにチャレンジしてみよう
お金のドリルに取り組むメリット
ひらがなや数字のように、「お金」に特化したドリルがあるのを知っていますか?
ドリルには、くり返し行うことで知識が身に付くメリットがあるのです。
最初はむずかしくて間違えたり、嫌になったりすることもあるかもしれません。
しかし、くり返すことで少しずつ分かるようになったり、集中できる時間が増えていきます。
カラーで可愛いイラスト付きや、シールなどのごほうび付き、パズルや迷路など、
子どもが楽しんで取り組めるような工夫がされているドリルを選んでみましょう。
3歳からできるお金のドリル3選
① 『お金の使い方と計算がわかるおかねのれんしゅうちょう』
コインやお金の種類を学びます。
金額の大小や、両替について、付属のお札カードやシールを使って楽しく学んでいきます。
迷路やパズルで飽きない工夫がいっぱいです。
お金の勉強をはじめるのにピッタリのドリル。
息子も3歳の時にこれを使いました!
② 『お金の計算と買い物が得意になる おかねのれんしゅうちょう』
金額が増えて、より実践的なドリルです。お買い物場面での楽しい問題がいっぱいです
計算が増えるので、算数の勉強にもなります。
お金の使い方を考えるのにおススメのドリル。
③ 『おかねのドリル 七田式3歳から』
幼児教育の七田式からもお金のドリルが出版されています。
基本となるお金の概念を学ぶことができ、足し算や引き算の力も身についていきます。
正しい金銭教育を身に着けてほしい子どもにオススメのドリル。
まとめ
小さいうちから正しいお金の知識を身に着けることは、生きていくうえでとても大切なことです。
欲しいものがすべて手に入るわけではないという自制心を養い、お金のありがたみを知ることができます。
クレジットカードなどのキャッシュレス化が進んでいる今の時代、実際のお金のやり取りを見ることも少ないお子さんも多いでしょう。
また、パパやママも正しいお金の使い方について説明しきれないこともあるかもしれません。
おもちゃや本、ドリルなど、子どもがお金について楽しく学べる教材はたくさんあります。
お子さんが興味を持ったものからぜひ取り組んでみましょう。
3歳からでも早くありません。正しい金銭感覚を身につけていきましょう!
✔︎この記事の信憑性 ✔︎保育園・幼稚園で働き、5000人超えの指導経験がある。 ✔︎幼児家庭教師の代表。 0歳から小学2年生の生徒にマンツーマンで教えている。 […]
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