横浜雙葉小学校の親子面接では、どんなことを質問されるの?
対策したいから、質問内容について知りたい!
横浜雙葉小学校の面接で大切なのは、「熱意」と「自立」です。
親子共にどうしても横浜雙葉小学校に入学したい、ここで勉強したいという「熱意」、そしてご両親がお子さまを「自立」した女性に育てたいという想いが必要です。
横浜雙葉小学校の回答集作成付き小学校受験面接特訓を行う筆者が親子面接の特徴や質問内容を詳しく解説していきます。
横浜雙葉小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【横浜雙葉小学校】面接の特徴は
面接が行われるのは、例年9月中旬ごろです。日にちは出願後に発表されます。
親子面接で時間は10分から15分程度です。面接官は2名です。
面接ではご両親やお子様への質問以外に親子ゲームが行われるのがこの学校の特徴です。
ゲームの内容としては、連想ゲームや絵合わせなどで、親子で問題を出し合って答えます。
国語力を大切にしている横浜雙葉小学校ですので、「言葉」がテーマです。
普段からご両親は、こそあど言葉を使わずに、固有名詞で話をするように心がけることがそのまま試験対策につながります。
2022年度にあったのは、モノの名前当てクイズです。
タブレットを渡され、そこに写っている物のヒントを出して、当ててもらうというものです。
まずは、お子さん、次にご両親、と順番に出題者と解答者になります。
問題となる絵は、フライパン、はしご、チャーハン、ジェットコースター、おうだんほどうなど、一般的なものです。
この親子ゲームを通じて学校が知りたいのは、普段の親子の関わり方や家庭の雰囲気であり、一問答えられなかったから×とはなりません。
必要以上にお子さまを手助けせず、温かい目で見守る姿勢を取りましょう。
【横浜雙葉小学校】面接の質問内容
横浜雙葉小学校の面接での質問内容について、
- お父様
- お母様
- お子さま
に分けてご紹介します。
お父様
- 本校を知ったきっかけは何ですか
- 本校の気に入ってるところはどこですか
- 本校の良いと思うところは何ですか
- お子さんの気に入ってるところは何ですか
- お子さんに直してほしいところは何ですか
- お子さんにしてもらって嬉しかったことは何ですか
- 仕事についてお子さんに話しますか
- ご自宅から遠いですが通えますか
お父様への質問のメインは志望理由とお子さんとの関わりです。
父親もこの学校への入学を強く希望していること、そして父親がお子さんとしっかりと向き合っていることが求められています。
まず、学校見学や説明会には必ずお父様も一緒に学校を訪れることをオススメします。
お母様から聞いた話や、知人から聞いた話だけではなく、お父様自身が実際に自分で足を運び、自分の目で見てこそ、言葉に深みが生まれます。
次にお子さんのことについては、日頃からお子さんと接している中でお子さんのことをよく観察しましょう。お子さんの得手不得手、好き嫌い、長所や短所、普段から意識して見てください。
お母様
- キリスト教について何か活動はされていますか
- お仕事と子育てはどのように両立されていますか
- お子さんにどのようなお手伝いをさせていますか
- お子さんの日頃の過ごし方について教えてください
- 家ではお子さんはどんな遊びをしますか
- お子さんが嫌いなことは何ですか
- ご自宅から遠いですが通えますか
お母様への質問は学校のこと、お子さまのこと、お仕事をされている場合はそのことを聞かれます。
学校のことに関しては、キリスト教や女子校に関してのことなど、お父様への質問以上により深い質問になります。
お子さまのことに関しては、これもまたお父様と比べて突っ込んだ質問が多いです。
お母様の方がお子さまと接する時間が多いことから、日頃のことやお手伝いのことなどより日々の生活に密着した内容になります。
お仕事のことに関しては、子育てと仕事の両立に関する質問になります。
横浜雙葉は、学園全体で女性の社会進出を応援しており、アフタースクールもありますので、お母様がお仕事を持っていることに反対しているわけではなく、ただ純粋にお母様の考えを知りたいという意図です。
ただしお勉強に力を入れている学校ですので、お母様のサポートも必要になります。お仕事で忙しいので、全て学校に任せますというスタンスは好まれません。
お子様
- どのようなお手伝いをしていますか
- お父さんどんな人ですか
- お母さんのよいところを教えてください
- 自分の好きなところはどこですか
- この学校についてお母さんから聞いてることはありますか
- 遠いけど通えますか
- 幼稚園の決まりは何ですか
- お家でのお約束は何ですか
- 電車で気をつけることは何ですか
お子さまへの質問は幅広く、自分のこと、両親のこと、横浜雙葉小学校のこと、ルールやマナーなど様々なことを聞かれます。
また質問の聞き方にも捻りがあり、「お父さんの好きなところはどんなところですか」と聞かれると答えやすくても、「お父さんはどんな人ですか」という抽象的な質問について大人でも答えにくいものです。
お子さまとの面接対策はしっかりとしておきましょう。
また女子校定番のお手伝いに関する質問もありますので、これは早いうちから定着できるように新年長になる頃から一つお手伝いを決めて実践しましょう。
横浜雙葉小学校はキリスト教の学校であり、奉仕の心を大切にしています。
ご両親は、お手伝いをすることの意味、そしてお手伝いを通じて家族の役に立てる喜びをお子さまが感じられるような言葉がけをしてあげてください。
【横浜雙葉小学校】面接で失敗しないために必要な対策
お父様は必ず学校訪問に行きましょう。受験のことは全て妻任せ、学校のことは妻からしか聞いていないでは合格を勝ち取ることはできません。学校としてはお父様もしっかりお子さまの教育に向き合うことを求めています。
お母様は質問が幅広いですが、一般的な質問が多く、それほど変化球はありません。願書を書く上で行った学校研究や考えた家庭の教育方針やお子さまのエピソードがそのまま面接につながっていきます。
願書の内容が面接で聞かれることもありますので、願書は必ずコピーして、面接前に確認しておきましょう。
横浜雙葉小学校は伝統を引き継ぎながらも、世の中の変化に柔軟に対応している学校であり、女性の「自立」を目指しています。すぐに先回りしてお子さまを助けるのではなく、お子さまを見守りながら必要に応じて手を差し伸べるというスタンスがこの学校では大切です。
お子様は日頃から家庭のルール、幼稚園のルール、社会のルールをご両親が伝えておくことが大切です。
例えば、家庭のルールでは起床や就寝時間、お手伝いなど。幼稚園のルールでは先生がお話している時は静かに聞くなど。
社会のルールでは、電車のマナーや挨拶、お友達との譲り合いなど。世の中には様々なルールがあって、その上で集団生活が成り立っていることをお子さまに意識させておきましょう。
また通学に時間がかかる方は「ご自宅から遠いけど通えますか」という質問に対して、本人の体力面、安全面、マナー面などを踏まえながらしっかり応えられるように必ず準備しておきましょう。
お子さまにも聞かれる質問なので、お子さまが不安にならないように試験前に一緒に電車に乗って通学経路を確認しておくのもオススメです。