和光小学校を受験するんだけど、面接で質問されることや特徴、対策ってある?
本記事では、和光小学校の小学校受験面接特訓を行う筆者が和光小学校の面接について詳しく解説します。
和光小学校の面接を受けるなら知っておくこと
和光小学校は東京都世田谷区にある共学校で、幼稚園から大学まである付属校です。和光小学校を表す3つのキーワードは、「子供が主人公」、「教科書がない」、「三位一体の教育」です。
まず和光小学校は、子供が主人公の学校であり、子供たちの自主性を大切にしています。ただ知識を詰め込むだけの教育ではなく課題解決型の学びを重視しています。そして学校生活のあるゆる場面で子供自身が選択したり、判断できる教育を目指しています。たとえば秋の恒例行事「いちょうまつり」では子供たちが企画して考えたお店が並びます。釣りゲームやしおりやスライムなどの物品販売など原価計算から当日の現金のやり取りまで全て子供たちに任せられています。
教科書がない、という点については、実際には教科書の配布はありますが、授業で使用するのは学校独自のオリジナル教材です。先生方は研修を通じて日々教育と向き合いながら、子供たちと一緒に作っていく授業を大切にしています。
和光小学校はもともと子供たちにより良い教育を受けさせたいと願う保護者が創った学校であり、三位一体の考えを大切にしながら、学校運営が進められています。一般的なPTAに当たる親和会という活動があり、春の運動会や秋のお祭りの運営に保護者も携わります。また毎月保護者会があるのもまたこの学校の大きな特徴の一つです。それだけ学校と保護者が密接に関わり合いながら子供たちを育てていきます。
【和光小学校】面接の特徴
お子様の試験と同日に、保護者のみの面接が行われます。面接官は校長、副校長、主任の3名です。時間は10分程度です。
質問内容は教育観に関することが主となります。ご両親で家庭教育やお子さまの将来像について考えをまとめておきましょう。
【和光小学校】面接で質問される内容
ご両親
・本校を選んだ理由をお聞かせください。
・本校の説明会に参加された感想をお聞かせください。
・本校の公開授業を見てどのような印象を持たれましたか。
・家庭での教育観について教えてください。
・お子さまには将来どのようになってほしいと望んでいますか。
・お子さまの学力観についてどのようにお考えですか。
お子様
お子さまの面接はございません。
【和光小学校】面接で失敗しないために気を付けること
1番大切なことは、和光小学校の教育理念への共感と理解です。いわゆる小学校受験のお堅いイメージとは一線を画す学校ですので、そんな学校の考えに賛同しているという姿勢を見せることが重要になります。学校説明会や授業参観以外にも、美術展、親子体験講座や運動会、いちょうまつり、夏休み研究公開など公開行事も沢山あります。面接でも行事の感想を聞かれることもありますので、可能な限りご家族で参加して、学校への理解を深めましょう。特徴的な教育を行なっているからこそ、学校案内を読んだだけでは真の理解を得られないのが和光小学校の教育です。しっかりとご自分の目で見て感じることが大切です。
願書でも「志望理由」や「これまでの教育」、「今後の小学校生活について」、「家庭教育」など幅広く教育観について記入しますので、面接での内容もその延長だとお考えください。願書のコピーは必ず取りましょう。そして面接では願書に記入したエピソードについて更にしっかりとお話しできるよう準備しておきましょう。
また親の関わりが多い学校ではありますが、あくまでも「子供が主役」が学校の掲げている理念です。ご両親が前面に出るのではなく、あくまでもご両親ははお子さんの考えや行動を尊重し、サポートする立場であるべきという考えを忘れないように気をつけましょう。
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