小学校情報

【国立小学校に合格する子】我が子が合格したから分かること

【国立小学校に合格する子】我が子が合格したから分かること
ママ
ママ

国立小学校は学費が安いし、教育の質も高いって聞くけれど、その分倍率も高い・・

国立小学校に合格できる子ってどんな子なの?

塾長
塾長

国立小学校は非常に人気が高く、受験生も優秀なお子様が集まってきます。

では、どのようなお子様が合格できるのか、我が子が合格したからこそ分かることを踏まえて、国立小学校に合格する子の特徴をご紹介します。

今回は小学校受験のプロであり、我が子も難関国立小学校を受験し合格した経験のある私が、国立小学校に合格する子の特徴について解説していきます。

国立小学校に合格する子の特徴

 

国立小学校の受験生は、すでに私立小学校にご縁をいただいているお子様も、国立一本で受験しているお子様も、様々なお子様が集まってきます。

いろいろな受験生がいる中で、合格を勝ち取るお子様には、次のような特徴が挙げれらます。

 

主体性を持っている

 

国立小学校に合格できる子は、「進んで発言できる」「自分の考えを持って行動できる」という特徴があります。

そのため、入試でも、面接できちんと自分の考えを話せたり、行動観察で主体的に行動できたりすることが大切です。

 

これまで教えてきた子どもたちも、生活の中で「自分のことは自分でする」という自立心を持っているお子様がたくさんいらっしゃいました。

実際に、小学校に入ってから周りを見回してみても、基本的な生活習慣が身についていて、自分のことは自分できちんとできるお子様が多い印象です。

 

また、学習においても、人間関係においても、主体的に活動できるお子様が多くなっています。

例えば、学習課題に進んで取り組んだり、自分から積極的にコミュニケーションが取れたりするお子様は、国立小学校に合格しやすいでしょう。

 

学力が高い

国立小学校に入学するお子様は、高い競争倍率を勝ち抜いて入学するわけですから、当然ペーパーテストの成績も優秀という特徴があります。

ペーパーテストでは、先生の指示を聞くこと、聞いた指示を理解してその通りに行動することなど、理解力や判断力も大切になってきます。

実際に、国立小学校で学習する前に、ひらがな・カタカナ、簡単な漢字の読み書きや簡単な計算ができるのは当たり前という感じがあります。

早期教育にも熱心なご家庭が多く、非常に高い学力のお子様が集まります。

 

また、国立小学校は教育実験校としての性格を持っている特殊な学校です。

教科書の範囲からは逸脱した学習を取り扱うこともあり、学力が十分でないとそのような授業にはついていけません。

そのため、国立小学校にとっても、学力が高いお子様に入学してほしいという思惑があり、全体的な学力が高くなっていると感じています。

協調性がある

 

協調性があることも、国立小学校に合格するための大切な要素です。

国立小学校に限らず、小学校受験ではほとんどの学校で「行動観察」という課題が行われます。

先述の通り、国立小学校に合格するお子様は学力の高いお子様です。

そのため、行動観察においても、指示を正しく理解して、その通りに行動できるというのは当然のことになっています。

その上で、ルールを守って行動できる自制心や、初めて会ったお友だちとも協力して行動できる協調性が重要になります。

周りと上手にコミュニケーションを取りながら行動できるお子様は、行動観察の評価が高くなるため、合格しやすいでしょう。

実際に小学校生活でも、友だちの話を聞きながらグループ活動ができるなど、協調性のあるお子様が多い印象です。

 

ただ、気を付けていただきたいのが、協調性があることと、周りに流されてしまうのは別であるということです。

国立小学校では、いわゆる「記念受験」と言われるように、幼児教室などで十分な対策をせず受験しているお子様も少なからずいらっしゃいます。

あるいは、テンションが上がってしまって落ち着きがないお子様や、悪ふざけをしてしまうようなお子様がいることもあります。

しっかりと善悪の判断をしつつ、協調性のある行動をすることが大切です。

 

 国立小学校に合格する子 親の特徴

 

「小学校受験は親の受験」とも言われるように、国立小学校受験でも、親御さんの力が欠かせません。

では、国立小学校に合格するお子様の親御さんには、どのような特徴があるでしょうか。

 

謙虚な姿勢を持っている

 

小学校受験では、ほとんどの学校で親子面接や保護者面接が行われます。

また、面接に加えて、保護者アンケートや保護者作文などが行われる小学校もあります。

 

「アンケートは参考にするために実施していて、合否には関係ない」というアナウンスがあることもありますが、わざわざ手間をかけてアンケートを実施するわけですから、実際は合否に影響すると考えた方がよいでしょう。

 

面接でもアンケートでも、重要なのは謙虚な姿勢を示すことです。

特に、学校でトラブルが起きた時の対処法を問われた時に、「先生のご指導をいただきながら」「相手のお子様や保護者に配慮しながら」など、周りの人を尊重・配慮しながら行動できる謙虚さを持っていることをアピールしましょう。

 

実際に、国立小学校に合格しているお子様の保護者は、「先生を立てる」という謙虚な姿勢を持っている方が多い感じがします。

小学校としても、モンスターペアレントには入学して欲しくないという思いがありますから、しっかりと意見を持ちつつも、自己主張しすぎず、謙虚な姿勢を示すことが肝心です。

 

【国立小学校受験】保護者アンケート・作文の内容は?学校別に解説
【国立小学校受験】保護者アンケート・作文の内容は?学校別に解説 \合格率97%/ 国立小学校 アンケート作成の教科書 詳しくはこちらをクリック ...

 

【国立小学校受験専用】面接の回答例をプロが解説
【国立小学校受験専用】面接の回答例をプロが解説 \合格率93%/ 国立小学校 回答集作成付き面接レッスン 詳しくはこちらをクリック国立小学校 回答集...

 

 

教育に熱心である

 

小学校受験を目指すご家庭ですから、当然教育熱心なご家庭が多くなっています。

複数の幼児教室に通っている、インターナショナルスクールに通わせている、いろいろな習い事をさせているなど、お子様の教育に力を入れている親御さんがたくさんいらっしゃいます。

 

また、お子様の教育だけに限らず、保護者自身もお子様のために積極的に行動できる方が多くなっています。

例えば、保護者面接や保護者作文の対策のためのレッスンを受講していたり、子育て関連のイベントや課外活動などを調べて積極的にお子様を参加させていたり、とにかく教育に熱を入れている方ばかりです。

 

子どもの主体性を尊重している

 

国立小学校に合格するお子様は、主体性を持っているお子様が多いことはすでにご説明しました。

主体性のあるお子様を育てるには、お子様をひとりの人として尊重し、お子様なりの考えを大切にしながら子育てをしていくことが必要です。

一方で、「あれはダメ」「これはダメ」など、禁止型のしつけばかりをしていると、お子様の主体性は育ちません。

 

しかし、「なんでもアリ」になってしまうと、わがままに育ってしまう危険性もあります。

ルールやマナーを教えると同時に、子どもなりの考えも大切にした子育てができるような、バランスのよい子育てができる親御さんのお子様は、国立小学校に合格できる対応のお子様を育てやすくなるでしょう。

 

 国立小学校に合格する子になるために、自宅でやりたいこと

 

国立小学校に合格するお子様や親御さんの特徴についてお伝えしましたが、本記事をご覧になっている読者の皆様は「では、どうしたらいいのか」ということが一番の関心事ではないでしょうか。

お子様が国立小学校に合格するために、自宅でやるべきことについてお伝えします。

 

勉強の習慣を身につける

 

国立小学校に合格するためには、高い学力を身につけなければなりません。

学力を高めていくためには、当然勉強をすることが必要になってきます。

そのため、日頃から勉強する習慣を身につけてあげることが大切です。

 

勉強をさせるときは、お子様の隣についてあげて、親御さんが一緒に勉強してあげるとよいでしょう。

まだ小さいお子様ですので、「パパ・ママと一緒にお勉強するのが楽しい」という雰囲気を作ってあげてください。

また、小学校受験は、高校受験や大学受験とはまた違った性質を持つ受験ですので、幼児教室の先生や家庭教師の先生などに適宜アドバイスをもらいながら勉強を進めると安心ですよ。

 

お手伝いをさせる

 

お手伝いをすることで、自主性を育てたり、責任感を育てたりするなど、精神的な成長が期待できます。

また、小学校受験で必要な知識が自然と身につくのも、お手伝いをさせる魅力です。

 

例えば、日頃から料理のお手伝いをしているお子様なら、野菜の切り口の問題が簡単に解けると思います。

また、買い物のお手伝いをさせてあげることで、どの季節にどのような野菜が売られているのかを知ることができます。

もちろん、お子様だけだと十分な気付きを得るのが難しいことがありますので、「この野菜の中にはどんな種が入っているんだろうね。」「冬は、大根が美味しい季節なんだね。」など、親御さんの声かけも欠かせません。

 

たくさんの体験をさせてあげる

 

小学校受験に出題される内容は、生活経験が重要になってくる問題がたくさんあります。

公園で遊ぶ、虫とりに出かける、植物を育てる、友だちと遊ぶ、季節の野菜を食べる、パズルで遊ぶ、ボードゲームをするなど、とにかくたくさんの経験をさせてあげてください。

例えば、虫とりをしたり、生き物を育てたりしたことがあるお子様なら、昆虫の親子を答える問題や生き物のエサを答える問題などが、比較的簡単に答えられるでしょう。

このように、たくさんの体験をしていることが、小学校受験の対策になります。

 

しかし、受験に必要な経験をすべてさせてあげるのは不可能です。

やはり、幼児教室の先生や家庭教師の先生に相談しながら、お子様の特性に応じた体験をさせてあげるのがよいと思います。

 

国立小学校に合格する子のまとめ

 

我が子が国立小学校に合格した経験をもとに、国立小学校に合格するお子様の特徴や親御さんの特徴、ご家庭でできることについてご紹介しました。

小学校受験では、「受験」という狭い視野に捉われず、様々な体験を通して学力と人間性を育てていくことが重要です。

ただ、小学校受験という短い期間の中での話ですので、「自宅でやりたいこと」の項目でもお伝えした通り、すべてをこなすのは不可能です。

「餅は餅屋」と言うように、教育は教育のプロにお任せするというのが最も効率のよい方法ではないでしょうか。

特に、家庭教師の先生にお願いすることで、お子様の特性に合った指導ができるので、無理なく受験対策ができるのではないかと思います。

ぜひ、本記事を参考に、広い視野に立って小学校受験に臨んでいただけたら幸いです。

 

error: Content is protected !!