元保育士・幼稚園教諭の保育士ママ(@hoikushi_mama_)です。
5000人以上の子どもを見てきました!
保育園は早いと生後2か月から預けることができ、仕事も育児も両立したい保護者にとっては必要不可欠な場所だと思います。
そんな保育園で9年間働いた保育士として、「この子は賢い!」「この子はみんなと違う!」と感じたエピソードをご紹介します。
また、賢いと感じる子の特徴や家庭で実践できる子どもとの関わり方のポイントについてもお伝えしますね!
乳児期から保育園に通っている子は賢いのか
0歳児から通っている子の特徴
0歳から集団で生活することでたくさんのことを吸収し、周りを観察する力をつけ、様々な物事に対する意欲が育まれたり、大人の表情をよく見て動いたりと、社会性が身についていきます。
人と関わりを持つ中で、生活で必要な挨拶も覚えます。
保育園で覚えた「いただきます」「ごちそうさま」「ありがとう」「ごめんね」の挨拶を家に帰ってから自然としている子も多いようで、
「家で教えていないのに、挨拶ができるようになっていて感心しました。」という保護者の声がとても多いことが特徴です。
1歳~2歳児から通っている子の特徴
1~2年間、家庭でたっぷりと愛情を受けて入園してきた子ども達は、
ある程度物の区別もついてきた時期であり、保育園に慣れるまで時間がかかる子も少なくありません。
保育園に通っていない間、家庭で生活習慣をしっかりと教えられてきた子は、
1歳児でも自分でズボンの着脱ができたり、スプーンを使ってご飯を上手に食べられたりします。
ですが、まだ乳児期である1~2歳児で入園した子は吸収も早く、新しいことをどんどん覚えていくので、0歳児から入園した子とさほど変わりは見られない印象です。
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2歳児までに大切にすると良い大人の関わり方
1歳半頃から、「言葉の爆発期」が始まります。
この時期にどれだけ保育園や家庭で言葉に触れる機会を作るかがとっても大切です!
日常生活の中で子どもが何気なく指を差したものに対して、「これは、○○だよ。」と向き合ってあげていますか?
大人が教えてくれる物の名称や言葉を何度も繰り返し聞くことで覚え、
少しずつ物と名前が一致すると、言葉に繋がります。
子どもが発見したものに対し、その都度丁寧に教えてあげることも良いですし、絵本や図鑑を通して教えてあげることも一つです。
保育園に通っていなくても、日頃から親がたくさん子どもに話しかける家庭の子や、
子どもとの時間を大切に一緒に多くの時間を過ごしている家庭の子は、
保育園に入園してからも成長が早く、「この子はみんなと違ってすごいな。」「きっと保護者の関わり方が素晴らしかったのだろうな。」と思う場面が多くあります。
この「言葉の爆発期」にどれだけ同じ目線になって丁寧に関わり、
言葉を交わしていくかが、その後の言葉の成長に大きく繋がっていくのです!
幼児期から保育園に通いだした場合
3歳児以降に通いだした子の特徴
様々な家庭の事情で3歳から入園してくる子も少なくありません。
幼稚園は4歳になる年少から入園することが一般的です。
保育園は乳児期からいる子がほとんどなので、
保護者も保育士も家庭と集団生活のギャップを感じることも事実です。
例えば、保育園3歳児(幼稚園でいう年少)というと、
- ほとんどの子がおむつを卒業している
- ご飯はこぼさず自分で食べられる
- 着替えが一人でほとんどできる
等、生活習慣が自立している子どもが多く見られます。
また、社会性の面では、
- 大人の話をある程度集中して聞くことができる
- 集中して遊ぶことができる
- 身近な道具の使い方が分かる
等の集団生活の中で必要な社会性も身についている子どもが多いことも特徴です。(もちろん個人差はあります)
3歳以降に入園してきた子は、
- 食べこぼしが多い
- 着替えも大人の援助がないと難しい
- 物の扱い方が分からず危険な行動が多い
- 落ち着きがない
等、集団経験がある子と比べてしまうと難しい部分もあるのが現状です。
だからと言って年少まで家庭で過ごすことが悪いということでは決してありません。
上記の点に気を付けて、ご家庭で関わっていただければ、
幼稚園に入園してから困ることもありません!
それに、幼稚園に入園するまで、ご家庭で愛情たっぷりに育ってきた子は、安定感もあり、心の優しさもあります。
家庭で心掛けたい子どもとの関わり方(★重要)
3歳まで家庭でじっくり子どもと関わりたい!と思っている保護者の方々にぜひ心掛けていただきたい子どもとの関わり方・向き合い方があります。
それは、子どもの“できた!”という成功体験を潰さないことです。
家庭で過ごしていると家事や子どものお世話に追われている…という状況も多いかと思いますが、そんなときこそ時間を作って子どもの行動をよく観察してみましょう。
家庭の中でも子どもは親の行動をよく見て様々なことを吸収しています。
靴下を履こうとしてみたり、上着のボタンをしめようとしたり、スプーンでご飯をすくおうとしたり…
何気ない一コマに子どもの意欲は隠れています。
そんな意欲の始まりを見過ごし、いつものように「はい、やってあげるね」「はい、次は靴履くね」「次は○○ね」と全て指示し、全ての行動をやってあげていませんか?
子どもの意欲を大切に「自分でやってみようか!」「お、すごい!一人でできたね!」と時間をかけて見守り、
子どもの“できた!”という成功体験を増やしてあげると、子どもはグングン伸びます!
一度、できた!と自信がついた子は次も頑張ってみようという意欲が自然とみられるようになります。
ぜひ、何気ない日常にじっくりと目を向け、子どもの行動を観察してみてください。
保育園で「この子は賢いな」と思った話
以前働いていた保育園で3歳児入園の男の子がいました。(以下Aくん)
Aくんは入園当初からたくさんの言葉を知っていて、ある日の給食を見て「これ、モロヘイヤだ~」とみんなが知らない食材の名前を言っていたり、
着替えのとき「ぼく、肌着わすれちゃったよ~」と、周りの子は「シャツ」等と言っている中で大人と同じような単語を使ったりしていました。
一番驚いたのは、周りで友達が喧嘩している様子を見ると
「まぁ、けんかしないで、楽しいことしようよ!」と提案していたことです。
Aくんは着替えや食事など、生活面の自立は少し援助が必要なことも多い子でしたが、
言葉の豊かさ・気持ちの豊かさがあり、
「この子は賢い。きっとこの先も心が豊かに育っていくのだろうな。」と感じた場面でした。
これは、日頃からお母さんがAくんに対して、子ども扱いをせず、
大人と同じように言葉を交わし、気持ちの切り替え方を一緒に考えているからだと思います。
習い事をしている保育園児は賢いのか
幼児教室に通っている保育園児
保育園に通っている子の中には、習い事として幼児教室に通っている子もいます。
幼児教室と言っても、読み書きを教えるような教室や、運動メインの教室、リトミック教室等、内容は様々です。
保育園でも活動の中で、運動・制作・音楽など、カリキュラムを基に子ども達がたくさんの経験をできるようにしていますが、
幼児教室に通っている子は、知識量が多かったり、保育園以外の同年代の子と関わりを持っているからか、コミュニケーション力が高かったり…
保育園の友達から「すごい」「ぼくにも教えて!」と頼られる経験も増えることで自己肯定感が高いと感じます。
ママ
幼児教室の体験って行ってみたいけど、どんな感じなの?
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保育士ママは、21箇所の幼児教室の体験に行ってきました!その中から全国展開をしている幼児教[…]
通信教育を受けている保育園児
保育園に加え、通信教育を受けている子も近年増えてきました。
…内容は様々です。
保護者によっては、
- 就学までに平仮名は書けるようになってほしい!
- 書き順を覚えていた方が安心!
という考えの方の方が多いです。
実際、通信教育を受けている子は、平仮名が上手に書けたり、簡単な足し算ができたりする子が多く、
保育園生活の中でも制作物に自信を持って自分の名前を書いたり、ことわざを知っていて生活の中で使ったりする姿が見られます。
保育園で学んだこと+通信教育で学んだことを生活に取り入れていくことで、
より知識や学びが深まっていき、より興味関心が広がり、子どもが自信を持って生活できるようになっています。
通信教材
【幼児教育】通信教材VS幼児教室どちらがオススメ?両方して分かったこと
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英才教育保育士
現役保育士で、息子に英才教育をしています、乳幼児教育アドバイザーのいちごんです。
[…]
おもちゃのサブスクVSこどもちゃれんじどっちを選ぶのが正解?
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結論:賢い子どもを育てるためには
賢い子を育てるために大切なことはズバリ大人の関わり方です!
子どもだから、危ないから、まだ早いから…と子どものやる気や意欲を大人の都合で潰し、失敗する経験もさせてもらえなかった子は、大人になったとき、確実に困ります。
「失敗してもいいからチャレンジしてみよう!」「とりあえずやってみよう!」と時には失敗する経験をさせてあげながら、子どものやる気を引き出せるような関わりをしていくことが大切です。
子どものうちにたくさんの経験や失敗を経験した子は、自己肯定感も高まり、人生が豊かになっていくのです。
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