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【小学校受験】『なぞなぞ』教え方と問題集をプロが解説

【小学校受験】『なぞなぞ』教え方と問題集をプロが解説
ママ
ママ

小学校受験で『なぞなぞ』が出るって本当?
なぞなぞって子ども苦手かもしれない・・

塾長
塾長

小学校受験の問題では「なぞなぞ」と絡めた問題が出ることがあります。「なぞなぞ」と言っても一生懸命に考えないと答えに辿り着かないような問題ではなく、言葉遊びを交えた定番のなぞなぞが出題されることが多いです。「なぞなぞ」は思考力や発想力を養うのにもおすすめなので、受験勉強の合間に取り入れてみても良いでしょう。今回は「なぞなぞ」の教え方とおすすめの問題集について小学校受験のプロが解説していきます。家族みんなで楽しく取り組んでみましょう。

【小学校受験】『なぞなぞ』はどんな風に出題される?

 

小学校受験の問題として「なぞなぞ」はどんな風に出題されるのでしょうか?ここで3つの出題例をご紹介いたします。まずはどんな風に出題されるのかをしっかり確認していきましょう。

 

なぞなぞ出題例①

 

まずは「お話の記憶」の問題の中のひとつの設問として出題されるパターンです。例えば、お話を聞き終わった後に「焼いても、焼いても、食べられないパンって何ですか?」と質問されて、選択肢の中にある該当する絵に◯を付けるという問題です。お話の中で「なぞなぞ」を出して答えている場面があれば、設問でも同じ質問をされることがあります。お話をきちんと聞いていれば答えられる問題ですので、聞き逃さないように集中して聞くように教えましょう。

 

なぞなぞ出題例②

 

続いては、言葉遊びに絡めたなぞなぞ問題です。例えば、「「れいぞうこ」の中にいる動物は何ですか?」のような問題です。答えは「ぞう」なのですが、実はこの問題は「言葉の問題なんだ」と気づかなければ答えられません。本当に冷蔵庫の中を見に行って、「何の動物がいるんだろう?」と考えるお子様もいらっしゃいます。まずは言葉の問題なんだという事を教えてあげてください。この問題は語彙力がないと難しいので、親子の会話の中で語彙力を増やす取り組みもやっていきましょう。

 

なぞなぞ出題例③

 

最後は言葉の問題をさらに発展させた問題です。例えば、「せかいの真ん中は何ですか?」のような問題です。答えは「か」です。この問題は「せかい」という言葉が3文字で出来ていて、その真ん中の文字が「か」だということを瞬時に理解できないと答えられません。②と同じように、現実の世界を想像して「真ん中には何があるんだろう?」と考えていてはダメなのです。なぞなぞは言葉遊びに絡めた問題が出題されます。質問の通りに受け止めるのではなく、少し思考を凝らす必要があることを学ばせていきましょう。

 

【小学校受験】『なぞなぞ』の教え方や対策はどうする?

 

小学校受験で出題される「なぞなぞ」問題が分かったところで、教え方や対策について考えていきましょう。「なぞなぞ」問題を解くためには、理解力・思考力・語彙力が必要です。この3つの力を養うことを考えていきます。

 

なぞなぞ本で対策

 

まずは市販のなぞなぞ本を楽しんでやることから始めていきましょう。小学校受験用に作られたなぞなぞ本もありますが、お子様が楽しんで出来ることが大事なので、本屋さんへ行ってお子様に選ばせてあげましょう。選ぶ時に注意して欲しいのが問題数の多さです。少なすぎるとお子様が飽きてしまうので、ある程度の問題数が掲載されているなぞなぞ本を選んでくださいね。

 

子どもになぞなぞを作らせる

 

なぞなぞ本をやれば「なぞなぞとはこういうものなんだ!」というのがお子様でも分かります。そうすると次はお子様になぞなぞを作らせてみてください。「ねえ、おかあさんに何かなぞなぞ出してくれない?」と言えばお子様も喜んで出してくれるでしょう。最初はなぞなぞが成立しない問題を出すかもしれませんし、簡単すぎる問題かもしれませんが、否定はせずにお子様が楽しく出来るように配慮してあげてくださいね。

 

ゲーム感覚で

 

今度は親子でゲーム感覚でなぞなぞを出し合いましょう。ゲーム感覚で楽しくできた方がお子様も前向きに取り組んでくれますし、ひらめきやすくもなります。小学校受験の対策というよりは小学校受験対策の合間のリラックスする時間という位置づけにしてあげると良いでしょう。まずは「楽しく」が基本ですよ。

 

過去問や類似問題に取り組む

 

ここまで出来るようになったら、いよいよ過去問や類似問題に取り組んでいきます。小学校受験で出題される「なぞなぞ」は、お話の記憶の中で出題されたり、絵を選んだりします。よくあるなぞなぞだけを解いていても小学校受験の問題に対応出来ないので、過去問や類似問題に取り組んで実践問題に慣れておく必要があるでしょう。

 

 【小学校受験】『なぞなぞ』本や問題集のおすすめ

 

教え方が分かったら次は問題集をたくさん解いていきましょう。「なぞなぞ」の対策本は小学校受験用以外のものでも問題ありません。以下にご紹介いたします。

 

言葉の力や思考力を育む「なぞなぞ600問」


チャイルド本社から出版されている、言葉の力や思考力を育む「なぞなぞ600問」は、3・4・5歳の幼児向けのなぞなぞが600問掲載されており、楽しみながら言葉の力や思考力を育むことが出来る一冊です。言葉でやりとりする楽しさや思考力を生み出していく幼児期に楽しく出来る遊びが「なぞなぞ」ですよね。この本を手に取ってお子様たちと一緒になぞなぞをたっぷり楽しんでみませんか。

 

なぞなぞようちえん


学研プラスから販売されている「なぞなぞようちえん」は290問のなぞなぞが掲載されており、簡単ななぞなぞからちょっと難しいなぞなぞまで、本の後ろへ行くほどひねって考える問題が出てきます。タイトルに「あたまがよくなる」とあるように、思考を少しずつ複雑にして「頭の使い方」を上手にできるよう工夫されていますので、なぞなぞに必要な思考力をしっかり養うことができますよ。

 

なぞなぞ&ことばあそび


学研プラスが販売している「なぞなぞ&ことばあそび」は570問が掲載されており、なぞなぞだけではなく早口言葉や回文、ダジャレなど言葉遊びを通じて思考力や語彙力を養うことができます。「シロクマと呼ばれるホッキョクグマの毛は白く見えますが、実際は透明」などのプチ情報も掲載されており、楽しみながら知見を広げることもできますよ。

 

【小学校受験】『なぞなぞ』教え方と問題集をプロが解説

 

小学校受験で出題される「なぞなぞ」は理解力・思考力・語彙力が求められます。さまざまな「なぞなぞ」に触れることで言葉遊びの楽しさを感じ、またなぞなぞを通じて親子の会話を増やすことで語彙力の向上にも取り組めます。ここでご紹介した「なぞなぞ」の教え方と問題集に取り組んで、理解力・思考力・語彙力をどんどん伸ばしていってあげてくださいね。

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