問題・教材

【小学校受験】模試で最下位・・結果が悪い時にプロが伝えたいこと

【小学校受験】模試で最下位・・結果が悪い時にプロが伝えたいこと
ママ
ママ

小学校受験の昔話(童話)絵本・DVDのおすすめが知りたい!

塾長
塾長

小学校受験では多くの方が模試を受けますが、「模試の結果が最下位だったけど合格できるのだろうか?」、「模試の結果が悪い時はどうすれば良いのだろうか?」と疑問に持つことも多いですよね。そこで今回は小学校受験指導プロ家庭教師派遣を行う筆者が模試の結果が悪い時の考え方を解説します。模試の結果はそれほど気にする必要はありません。その理由を解説しますので最後まで読んでみてください。

【小学校受験】模試で最下位・・結果が悪い時に考えられる理由

 

 模試の結果が悪い時に考えられる理由はいくつかあります。まずは理由を確認して一つずつ解決するようにしていきましょう。時間に余裕のある時期から早めに改善していくことをおすすめします。

問題を最後まで聞かない

 問題を最後まで聞かないと正解にたどり着けません。問題には多くの指示があるからです。例えば「赤い色で〇を付けましょう」や「全部の問題をやりましょう」のような指示です。赤を青で書いたり、〇を△で書くと指示間違えで0点になります。全部やらないといけないのに最初の1門で終わっていると残りはすべて0点になります。日本語は大事なことを最後に言う言語ですので、最後まで問題を聞かないとこうしたミスが起こります。お子さんによっては過去にやったことがある問題と同じ方法だと勘違いして問題すら聞かずに始めることもあります。最後までしっかり聞いて問題に取り掛かることを教えていきましょう。

 

親の前では頑張る

 親がいると頑張れる子供はたくさんいます。これには2つのパターンがあります。

一つは親の喜ぶ顔を見たくて頑張るパターンともう一つは親がいると厳しく言われるので気を引き締めているパターンです。

模試の会場には親はいません。前者の子供は親の喜ぶ顔を見れないので気持ちが入らず、後者の子供は親がいないので「やらなくても良いか」と思ってしまいます。これは子供よりも親の行動を変えるべきです。「模試で頑張る姿を見せてくれたらうれしいな」のように優しい声かけをしてあげて子供のやる気を出させてください。子供は親の声かけ一つで変わります。

 

周囲が気になる

 

 模試会場で周りが気になって集中できないこともあります。普段のお教室とは見慣れない場所やひとだからです。「隣の子供がプリントをめくる音が気になってしまう」、「泣いている子供がいると気になって見てしまう」などです。

周囲のことを気にせずに過ごすことはなかなか難しいことですが、本番でも何があるか分かりません。周りのことは気にせずに目の前の課題に集中するように普段から声をかけていきましょう。

 

見慣れない問題

 見慣れない図柄の問題が出てくると解けなくなることがあります。

例えばお花の絵を選ぶ問題で、かわいい感じの絵で描かれた問題に慣れている場合、写実的な絵だと「何の絵かよく分からなかった」となってしまいます。実際の入試ではどのような描写の絵が使われるかは分かりませんが、たくさんの種類の問題集に触れさせて慣れさせておく必要があります。

絵だけではなく問いかけも同様です。

例えば系列問題で「動物の絵が決まりよく並んでいます」と問われることがありますが「決まりよく」の意味が分からずに混乱することがあります。問いかけの言い方も様々な言い方に慣れるようにしておきましょう。

 

ペーパーの扱いに慣れていない

 ペーパーの扱いに慣れていないと解く問題を間違うこともあります。2枚をいっぺんにめくって違う問題をやってしまったり、めくるのが遅すぎて問題を聞き逃したりすることがあるからです。

自宅で学習する際は問題をホッチキス留めにして、めくる練習もしておきましょう。

優しい学校だと全員がめくるまで待ってくれたりしますが、厳しい学校だとめくる時間を「10秒」など制限していて、全員がめくり終えていなくても次の問題へ行ってしまいます。何事もスピード感をもってやらせるのは大切なことです。

 

【小学校受験】模試で最下位・・結果が悪い🟰不合格ではない理由

 

 実際に模試を受けて結果が悪かったとしてもまったく問題ありません。その理由をここでは解説していきます。諦めずに前向きに取り組んでいきましょう。

 

試験を受ける時期で結果は異なる

 

 模試は受ける時期によって点数も変わります。春先に行われる模試ではまだ勉強していない単元が解けないからです。夏前ごろまでに一通りの単元を終了するペースで進むでしょうから当然まだやっていない単元の問題は解けません。そのため、点数が悪くても今後の伸びが期待できますから、結果が悪くてもすぐに不合格へ結び付くことはないので安心して下さい。

 

総合点よりも中身を見よう

 

 模試は総合点よりも中身を見てください。先ほどもお伝えした通り模試を受ける時期によってはまだ習っていない単元もあります。習っていない単元が0点でも他が満点の場合、習ったところはしっかり点数が取れているのでまったく問題ありません。また習った単元で点数が取れていない場合、逆に言うと弱点が分かった訳なので、そこを重点的に復習していけば総合点は伸びていきます。戦略を立てて勉強を進めていきましょう。

 

【小学校受験】模試で最下位・・結果が悪い時に取り組みたいこと

 

 模試の結果は一過性ですので、その後の取り組みが重要です。ここでは模試の結果が悪い時に取り組みたいことを解説します。

 

苦手単元をなくす

 

 模試では苦手単元が浮き彫りになります。裏を返せば苦手単元をなくせば点数アップは期待できるので、苦手単元をなくすように進めていきましょう。これはペーパーに限ったことではなく、運動や工作でも同じです。それぞれが平凡でもベースラインを引き上げることが出来れば総合点はおのずと上がっていきます。苦手単元が一つでもあるとベースラインを下げてしまうので、なくすような取り組みが必要です。

 

親は常に平常心を保つ

 

 親は模試の結果に一喜一憂しないでください。親が喜びすぎると子供はもうこれ以上頑張らなくても大丈夫と思ってしまいますし、逆に親から責められるとストレスがかかってしまいます。結果にかかわらず親は無事に模試を受け切ったわが子をほめてあげてください。それから苦手単元の克服や得意分野の強化など戦略をもって進めることが大事です。冷静な目線でわが子の実力を見ていけば必ず合格への切符を手に入れることが出来ます。

 

家庭教師を利用する

 模試の結果を見て、どうすれば良いのか分からないというご家庭は、プロに頼るのも一つの方法です。その選択の一つが家庭教師にお願いすることです。

家庭教師ならマンツーマンなのでその子供にあった勉強の仕方で対応してくれますし、苦手分野を重点的に指導してもらうことも可能です。困った時にもすぐに相談に乗ってくれるので心強い味方になってくれるでしょう。

私は、小学校受験専門のプロ家庭教師を派遣しております。

【小学校受験】模試で最下位・・結果が悪い時にプロが伝えたいことまとめ

 模試の結果が悪くても不合格になるわけではありません。「なぜ点数が低いのか?」その原因を探ることで見えてくることもありますし、勉強を進めていくための道しるべにもなります。模試は模試です。

模試の結果はその時点での子供の実力です。子供の実力は試験当日まで伸びますので、諦めずに続けることが肝要です。親は模試の結果を受けて子供を責めたりせずに冷静に次は何をすれば良いのかを考えて取り組んでくださいね!

 

 

 

error: Content is protected !!