国立学園小学校を受験するんだけど、願書の志望動機を何書いていいかわからない・
国立学園小学校の願書は、志望校の教員がはじめて志願者の情報を得る非常に大切なものです。
特に志望動機からは、家庭の教育方針や個人の性格はもちろん、志願者および家族がどこまで熱意を持って志望しているのかを知るための材料になります。
国立小学校受験を目指すのであれば、願書で大切なポイントを抑えてきちんと作成してください。
本記事では、オーダーメイド願書作成も行う小学校受験のプロが、国立小学校の願書にある志望動機の書き方について解説します。
【国立学園小学校】願書の志望動機を書く時のポイント
国立小学校の願書で必ずといって良いほどある項目が、志望動機です。字数や指定内容は様々ですが、ここでは必要なポイントをいくつか説明していきます。以下の内容をしっかりと抑えて、願書作成に役立ててください。
見たものや経験から、具体的に書く
国立小学校の教育方針やカリキュラムは、その学校によって様々です。
そのため、必ず学校見学会や体験授業に参加し、見聞きしたものの中から惹かれた点を具体的に書くことが重要です。
文化祭や体験授業など、実際に学校での生活を体験できる機会があるのであれば、特に参加しておく必要があります。
もちろん、在校生や卒業生から聞いた話を志望動機に組み込むことも多くあります。
しかし、体験したことから感じたことや惹かれたことが具体的に書かれた文の方が、教員にとっても学校への理解度や熱意を感じやすいものです。
願書に目を通す側は、毎年数え切れないほどの志望動機を読み込んでいます。
そのため、ホームページやパンフレットの文だけを引用した簡単なものは飽きるほど見ているので印象には残りません。
また、文章から本当にこの学校に通いたいのかという熱意を感じることは容易です。
逆に言えば、志望動機が丁寧かつ具体的で、学校に通いたいという強い意志の感じ取ることのできるものであればその後の面接でも好印象です。
学校の教育方針やカリキュラムで特に惹かれた点は具体的に、実際に目にした学校環境や在校生の様子をおりまぜて書き込むことが願書作成の鍵になります。
ぜひこの点を意識して学校見学に参加しましょう。
家庭の教育方針を示すエピソードを盛り込む
志望動機を作成する上で、学校側の提示する教育方針と家庭の方針がマッチするかどうかは非常に重要な項目となります。
学校側としても、同じ価値観や教育方針を持つ家庭であれば、入学後の学校生活にも理解があり協力を得られやすいと感じるでしょう。
しかし、ただ教育方針を一言で書き添えただけでは本当にそれが家庭の方針なのかわかりかねます。
ですから、より具体的なエピソードが必要になってくるのです。
例えば、学校の教育方針が「人を敬い、助け合えるようになる」ことだったとしましょう。
志願者の家庭の教育方針がこれに合っていると思うのならば、他者を敬うようにどのような声掛けやお手本を示しているのか、その結果お子さんがどのような行動をとるようになったのかを書く必要があります。
その際に、第三者(幼稚園の先生など)からはどのような点を評価されたのか、
お子さんのセリフなどを盛り込むとさらにわかりやすく読みやすい文になります。
自己PRを加える
国立小学校の願書の中には、項目が自由記述や志望動機のみのものも多くあります。
その中で、志願者や家族が志望校にとって合格に値すると思っていただくためには、志望理由や教育方針と共に何かアピールポイントがあるとより好印象です。
例えば、
- ピアノのコンクールで優勝した
- 日本語以外の語学を話せる
- 家族でボランティア活動を定期的に行っている
など、第三者から見てもわかりやすく評価できるものがあると良いですね。
しかし、あくまでもメインの文章は志望動機です。
そのため、学校の活動内容や教育方針と照らし合わせて、よく合うPRを書くことが重要です。
文章の構成の中で、自己PR文が浮いてしまうとただの自慢文のように感じられてしまいます。
志望校の方針にマッチしていることをアピールするための手段として、簡潔かつ具体的にPRを加えると効果的です。
【国立学園小学校の願書】志望動機の例文
国立小学校の志望動機を書く上で、以下のような例文や構成がよく使用されています。
例文1
貴校の、「◯◯」という教育理念に深く共感し、志望いたしました。私共は、子どもには◯◯といったことを大切にする人間に育って欲しいと考えております。
そのため、自宅では何事も自分で挑戦する癖をつけるような声掛けを行っております。
息子(娘)は、△△を習っており、先日発表会がありました。
課題曲が上手く弾けず落ち込むことがありましたが、家族で一緒に練習をしたり、目標を書き出して部屋に貼るなど一緒に改善策を考え実行しました。
その結果、本番では本人も納得のいく結果を出すことができ、指導員の方からも「諦めずによく努力することができたね」とお褒めの言葉をいただきました。
貴校での生活が、息子(娘)のこのような特性をより成長させてくれると強く感じております。
例文2
私共は、◯◯を教育方針として掲げ、日々子供と関わっております。
幼稚園では、お友達との関わりの中で△△に気をつけ、声掛けをする姿が見られるようです。
先生方やお友達の保護者の方からは、「娘(息子)さんは周りへの気配りがよくできますね。」と言っていただくことがあります。
また、休日は家族でボランティア活動を行っており、お手本となる姿を見せることで子供たちに◯◯の大切さを学んでもらえるよう心がけております。御校の◯◯という教育方針の下、ぜひ学ばせていただきたいと願うようになりました。
御校の多様な教育プログラムや暖かい先生方の指導を通じて、娘(息子)もより素晴らしい人間に育つことができると確信し、志望いたしました。
例文3
貴校を志願する理由は、その多様かつ充実した教育内容にあります。
貴校では、体験学習を重視しており、一年生から様々な教科や課外活動の中で、他校では得ることができない経験を積むことができます。
特に◯◯の授業では、生徒が中心となって話し合いを行い、△△をするという点に魅力を感じました。
息子(娘)は自然が好きで、週末には家族で様々な場所に行き、植物や生き物を観察しております。
また、インターナショナルの幼稚園に通い、様々な文化に興味を持ち学習しています。
貴校では国際交流も盛んなため、充実した環境の中で息子(娘)の興味のあることに熱意を持って取り組めると感じ、志望いたします。
【国立学園小学校の願書】志望動機の例文を使うと落ちる理由
例文はあくまでも自信の願書を作成する上での見本の一つにすぎません。
例文を丸写ししただけでは、教員にとってはよく見る願書の一枚と捉えられ、記憶に残すことは難しいでしょう。
願書は面接時にも重要な材料となりますが、願書の印象が悪ければ面接時の態度も推して知るべしといったところです。
もちろん、参考の一つにすることは問題ありませんが、例文をそのまま使用するのではなく、あくまで自分の言葉で熱意を持って書き上げることが一番の合格への近道です。
【国立学園小学校の願書】志望動機の例文を使うなら、願書作成代行へ
入学願書は、試験を受ける上での必要な書類であることはもちろん、志願者や家族の熱意や学校への理解度を示す非常に大切な書類です。
願書を丁寧かつ適切に仕上げることが、お子さんの小学校受験合格への第一歩となります。
とはいえ、文章を書くことに普段慣れていなかったり、書きたいことがまとまらず願書を作成することが困難である方は多いでしょう。
また、共働き家庭では願書作成のために時間を割くことは大変ですよね。
そのような方々のために、私は願書作成代行をおこなっております。
家庭の教育方針や見学で感じたことなど、まとめるのが難しい内容でも小学校受験のプロがきちんと作成いたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。