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【国立小学校】受験するなら知っておきたい行動観察

【国立小学校】受験するなら知っておきたい行動観察
ママ
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国立小学校を受験しようと思ってるんだけど、行動観察で知っておいた方がいいことって何?

塾長
塾長

首都圏のほとんどの国立小学校では、入学検定(入学考査)に行動観察が出題されます。

一般的な行動観察の場合もあれば、運動・体操が融合したものや集団製作、競争ゲームなど多種多様な出題がされます。

私立小学校の行動観察と比べて一体どんな内容なんだろう…国立だから課題も難しいのでは。と悩まれるご家庭も多いと思います。

そんな不安をぬぐうため、小学校受験オーダーメイド願書作成や、世界にたった一つの小学校受験面接回答集作成付きレッスンで高い合格実績を誇る筆者が、国立小学校の行動観察についてプロが徹底解説します。

国立小学校の行動観察でよく出題される内容

国立小学校の行動観察は、学校ごとに類似した課題が出題されることがよくあります。まとめて対策ができるよう頻出のテーマをご紹介します。

 

グループ競争(コップ積み、ドミノ倒しなど)

グループに分かれて競争をさせる課題です。「1番を目指そう!」といった試験官の声かけによりお子さんは大盛り上がりしますが、大切なことは勝敗ではありません。競争というテンションの上がる状況になっても、お友達と協力し仲良く遊ぶことができるかを見られています。お友達を押しのけ我先にと勝利だけを目指す振る舞いはあまりよろしくありません。

 

集団製作(絵画、工作、発表など)

多くの道具や材料を利用しグループでひとつの作品を製作します。行動観察として協調性やコミュニケーション力をみながら、同時に巧緻性や表現力も試されます。

作品の仕上がりよりもどのように協力したか、話し合いを進めながら完成させられたかといった過程が大切とされています。

お友達との製作はとても楽しいものですが、楽しい気持ちが先行しおしゃべりに夢中になったり、テーマとは異なるものを製作してしまわないように気を付けましょう。

集団ゲーム(じゃんけんゲーム、すごろく、ボール運びなど)

ジャンケンを繰り返し長い列車を作る、すごろくをする、協力してボールを運ぶといった勝敗性の低い集団ゲームも頻出課題です。お友達と話し合いながら工夫して進めることが大切となります。ルールを守ること、お友達を尊重すること、何よりお子さま自身が楽しむ様子を見られています。どんなゲームであっても笑顔で楽しく遊べるお子さまは、試験官の先生方の目にとても魅力的にうつるはずです。

 

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国立小学校の行動観察で出題された内容

それでは、近年国立小学校で出題された代表的な行動観察課題を紹介します。

*コロナ禍中は行動観察が中止となった学校も多数ありましたので、受験する場合は最新の情報をご確認ください。

 

筑波大学附属小学校

・紙コップや廃材を使ってタワーを作り、高く積み上げられるかを競う

・ブロックなどを使ってお城を作り、その大きさを競う。

*コロナ禍以降は行動観察は実施されていません

 

お茶の水女子大学附属小学校

・折り紙・モール・紙皿・ひも・綿など様々な材料を使って、グループに分かれ指定のテーマで工作(海の生き物など)をする。

・数人のグループに分かれてすごろくゲームをする。

・じゃんけん汽車ポッポを2つの大きな列車になるまで続ける。

 

学芸大学附属竹早小学校

・1人1枚マットを持ち、そのうえにボールを乗せて隣の受験生に手を使わず渡していくボールリレーをする。

・グループで協力しカプラを1人づつ順番に積んでいき、できるだけ高くなるようにする。失敗したらやり直す。

・複数の遊具がおいてあり、好きな道具を使って遊ぶ。

・床にひいてある線の上を歩き、置いてあるマットを全部踏んでから着席する(指示行動)。

 

学芸大学附属世田谷小学校

・10人以上のグループで協力してドミノ倒しゲームをする。

・1人あたり2つの玉をもって玉入れをする。

 

学芸大学附属大泉小学校

・フェルトペンを利用して、紙皿に好きな動物の絵を描く。完成したら試験官の先生に渡してその動物の物まねをする。

・じゃんけんゲーム、ボール運び、集団製作などグループ遊びが中心に出題。

 

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【国立小学校】小学校受験の行動観察は私立小学校とどう違う?

国立小学校と私立小学校の行動観察はどのような違いがあるのでしょうか。

それはずばり選考の仕方にあります。

 

私立小学校は、グループの中で学校の校風や大切にしたい想いにそった行動ができるお子さんを探していく「引き上げ方式」の印象が強いです。

 

対して国立小学校はバランス型。教育実践をテーマに国の研究機関としての大義と役割を持っているため、同じようなタイプのお子様を集めても意味がありません。クラス内に様々なタイプのお子さんをバランスよく配置したいと考えています。

 

その選考の過程で1番特徴的なのは「箱落ち」と言われる現象が起きやすいことです。

国立小学校は入学検定費用はもちろん、入学後の学費も私立小学校と比べ抑えられております。また選考を受ける為に抽選が必要なので、私立小学校と比べて受験者が何倍も多いことが特徴です。

そんな大人数をスピーディに選考していく必要があるため、行動観察時に1人のお子さまが原因でグループ全体が乱れてしまった場合、そのグループが全員不合格になる。といった現象が起こります。

受験番号がまとまってごっそり抜けいているため、合格発表の掲示で「今年は箱落ちが●組いたね…」といった会話がなされることもあるそうです。

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【国立小学校】小学校受験の行動観察で見られているポイント

いかがでしたでしょうか。国立小学校の行動観察は各学校共通するものも多いので、代表的な課題に何度も繰り返し取り組むことで対策が可能です。

 

受験者層が幅広く、受験塾や講習に参加した経験のないお子さまも参加される可能性もありますので、どんなお子さまと一緒になっても、話し合い助け合い笑顔で課題に取り組めるよう練習しておくことも大切な試験対策です。

 

国立小学校だから…と身構えることなく、お子さまの長所が存分に発揮されるよう導いてあげてくださいね。

 

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【国立小学校】受験するなら知っておきたい行動観察まとめ

国立小学校の行動観察についてまとめました。

首都圏のほとんどの国立小学校では、入学検定(入学考査)に行動観察が出題されます。

一般的な行動観察の場合もあれば、運動・体操が融合したものや集団製作、競争ゲームなど多種多様な出題がされますので、しっかり読み込んでいただき、対策してくださいね!

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