小学校受験で季節問題がよく出されるみたいなんだけど、どんなふうに質問されるの?
小学校受験での定番問題といえば、季節に関する問題です。毎年多くのお子さんが苦戦する内容ですが、事前に出題方法がわかっていれば確実に攻略できます。
では、小学校受験の季節問題では、どのような出題方法があるのでしょうか。
本記事では、きせつのオリジナル教材を手がける筆者が、小学校受験における季節問題の出題方法について解説していきます。
ぜひ参考にしてくださいね。
【小学校受験】 季節問題の出題方法
まず季節の問題に関する出題方法をご存知ですか。多くの小学校では、ペーパーテストで季節に関する問題が出題されます。
その中でもよくある問題を、いくつかご紹介します。
単純に季節を問う問題
単純なものですと、季節に関する植物や行事などの絵が並べられたものから、先生に指定された季節と一致するものを選択する問題です。
また、口頭試問で先生に見せられた絵を見て、季節を答えるといった問題が出されることもあります。
基礎的な問題なので、多くの幼児教室でも対策がされていますよね。しかし、すぐに季節の分かる簡単な絵だけでなく、普段意識して覚えなければ知ることのない草花も出題されます。
所謂「ペーパー校」と言われるような、ペーパーテストに力を注いでいる小学校ですと、難易度もかなり上がります。お教室の対策だけでなく、普段から季節感を身に付けることが重要です。
お手本と同じ季節のものを丸する問題
こちらもよく出題される問題です。お手本の絵や写真を見て、同じ季節のものに丸をつけます。当然ですが、お手本の季節も表記されていないため、自分で考える必要がありますね。
この問題では、まずお手本の季節を確実に読み取る力、そして同じ種類のものでなくても季節わけができる力を身に付けておかなければいけませんね。
例えばお手本に花の絵が使用されていても、選択する他の絵は野菜や行事を表す絵が書かれていることも多いですよね。
「草花の季節は得意だけど、行事を覚えていない」「行事は得意だけど、野菜の季節感はわからない」など偏りがあると季節問題には対応できません。季節に関する問題を制するためには、満遍なく覚えることを意識してくださいね。
お手本の次の季節のものを丸する問題
お手本の通りに、問題に出されたものを選択する問題ならば対策も簡単だと思われるでしょう。しかし、そうはいかないのが小学校受験です。
近年では小学校だけでなく、中高大とどの世代の入試でも思考力を問われる問題が増えていますね。そのため「お手本の絵を見て、その次の季節を表すものに丸をしてください」といった問題も出題されます。
思い込みの強い子や慌ててしまう子がよく引っかかる問題です。最後まで先生のお話を聞き、指示の通り問題を解く力と、応用力が試されます。
お手本の前の季節のものを丸する問題
こちらも先程と同じように思考力を問う、「お手本を見て、前の季節のものを次から選び丸をしてください」といった問題です。
「前、後」という指示は、緊張する小学校受験の場で聞き逃しやすい問題です。その上で、季節に関する知識を上手く応用できる思考力も見られています。
まずは知識を定着させること。その上で、その知識を活用するためによく考えることが大切ですね。普段から「この野菜の季節は?その前の季節は?」といった質問をしておきましょう。
何月かを問う問題
小学校受験では、絵や写真を見て「これは何月の行事ですか」「この花は何月に咲きますか」といった問題も出題されます。
春、夏といった大まかな季節だけでなく、行事であれば具体的な日付を覚えておかなければいけません。
お受験前の短期間ですぐ覚えられるものではありませんから、早い時期から季節だけでなく「何月」と具体的に教えてあげましょう。
【小学校受験】季節問題で出題されるもの
小学校受験の季節問題では、主に以下の内容が出題されます。
- 記念日、行事
- 景色(山景色など、季節のもの)
- 植物(花、球根)
- 生き物(昆虫、鳥)
出題傾向は各学校によって異なりますが、これらを満遍なく覚える必要があります。早い段階で知識を身に付けておけば
こちらの記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください。
【小学校受験】季節問題の覚え方
小学校受験の季節問題を制するためには、どのような覚え方が効果的なのでしょうか。ここからは、お受験教室の代表でもある私が、特に効果的なものをご紹介します。
お子様に合ったものを選び、知識をしっかりと身に付けましょう。
季節カード
まず一番おすすめなのが、季節カードを使用した覚え方です。カードは持ち運びも便利ですし、忙しい中でも短い時間で季節を覚えられます。
フラッシュカードとしての使用は勿論、遊びの中にカルタとして取り入れたり、公園などで見つけた季節の生物をカードでチェックしたりと、色々な使い方ができますね。
ただ市販のカードは、漢字に読み仮名がない、カードの枚数が少ないためすべてを網羅できないなどのデメリットもあります。
そういったお悩みを持つ親御様から多くの相談を受け、私がオリジナルで作成した季節カードも販売しています。228枚の大容量で、ダウンロード販売ですので汚れても印刷し直すことが可能です。小学校受験対策のプリントもありますので、合わせてご活用ください。
季節絵本
次におすすめなのが、季節の絵本です。カードよりも網羅できる内容に限界はありますが、毎日読み聞かせをするご家庭にとっては取り入れやすいでしょう。
行事の絵本では、各季節の代表的な行事についてお子様に伝わりやすい内容が掲載されています。また、クイズになっている絵本もありますので、ご家族で楽しみながら季節について学べますね。
季節絵本のおすすめは、こちらの記事でも紹介しています。小学校受験対策のために多くの方が活用してきたものですので、ぜひチェックしてくださいね。
季節ポスター
季節ポスターはお風呂やトイレなど、日常生活で必ず目にする場所に貼ることで自然と覚えられるのでおすすめです。
1枚のポスターで、季節と月ごとに主要な植物や生き物、行事を知ることができます。1つを詳しく深掘りするのではなく、季節の入門として「春にはいちごやさくらんぼが採れる」といった大まかな内容を知るために使用してください。
お風呂でポスターを見ながら、「七夕は何月?」と質問し合うのも楽しいですね。最近ではハンドメイドでおしゃれな季節ポスターを販売する方もいらっしゃいますが、稀に季節や月の情報が間違っていることもありますので注意しましょう。私のおすすめはこちらの記事で紹介していますので、ポスター探しの参考にしてください。
【小学校受験】季節問題はどんな風に出題される?まとめ
小学校受験において、季節の問題は毎年ほとんどの学校で出題されるため対策必須の課題です。問題の傾向を掴むことも大事ですが、まず前提として幅広い知識を身に付けることが重要ですね。
季節カードをはじめ、ご家庭で取り入れやすい方法で早い段階から対策していきましょう。