小学校受験の願書ではネタが必要になるって聞いたんだけど・・
ネタ集めってどうすれば良いの?
小学校受験をする上で、必ず必要になるのが願書です。記入内容は志望校によって様々ですが、殆どの場合は志望理由や家庭でのお子様の様子を書く必要があります。
その際重要になってくるのが、お子様やご家族のエピソードに関するネタ集めです。願書提出間際になって、慌ててネタを集めても、よく見る平凡な内容になってしまいがちです。ぜひ、願書のネタ集めの方法を知り、合格を掴み取りましょう。
本記事では、オーダーメイド願書作成も行う小学校受験のプロが、願書のネタ集めに関して解説します。
小学校受験の願書では、ネタ集めが最も大切な理由
お子様が受験する小学校の教職員は、毎年数千枚の願書を確認します。そのため、付け焼き刃で考えたありきたりなエピソードは記憶に残りません。
逆に言えば、願書のネタが教職員の興味を惹くものであれば、試験時にも「あの願書の子か。」と好意的に見てもらえます。
また、願書の内容は、面接での質問材料としても使用されます。
内容が薄い願書では、面接時に質問することがなく、試験管も困ってしまいます。
そういった家庭のお子さんが合格を勝ち取るのは、難しいでしょう。
小学校受験の願書に関するネタ集めは、吟味が必要ですから、早ければ早いほど有利に働きます。
【小学校受験】願書のネタを集める方法
では、小学校受験の願書を書く際、どのようにネタを集めたら良いのでしょうか。
方法は様々ですが、ネタ集めのためにできることはたくさんあります。
方法の一部をお伝えするので、ぜひ実践してみてくださいね。
家族で教育方針を話し合い、言語化する
願書の中では、家庭での教育方針と志望校の方針が如何に共通しているかをアピールすることが重要です。
しかし、多くの家庭に「教育方針は何ですか。」と聞くと、最初は言葉に詰まってしまいます。
また、父母で考えに違いがあり、矛盾が生じてしまう場合もよくあります。
そのため必ず必要なのは、家庭での話し合いです。
両親がそれぞれ、お子さんにどのような人間になって欲しいと思っているのか、そのためにどういった働きかけや声掛けを大切にしているのかを、言葉や文字にして言語化してください。
話し合いの中で、「妻はこのように考えていたのか。」「夫の行動はこういった考えがあってのことだったのか。」と感じることもあるでしょう。教育方針に大きく違いが生じる場合は、ぜひこの機会にすり合わせを行ってください。
また、話し合いの中で、具体的なエピソードも共有し合いましょう。
例えば、「息子の自立心を養うため、朝の支度を自分でやらせていたら、細かいことに気づき家族の分もお手伝いできるようになった。」など、家庭での教育方針に基づく両親の行動と、その結果お子さんがどのように成長したのかをぜひ言葉にして伝えあってください。
お子さんにもその内容を話し、改めて成長を褒めることも自己肯定感を高めることに繋がります。
面接時には、教育や躾の方針は必ずと言っていいほど質問されるでしょう。
家族で意見に違いがないよう、しっかりと話し合い、エピソードを確認してください。
子どもの興味関心を深めるため、環境を整え行動する
子どもの性格を書く上で大切なのは、具体的な行動例です。
例えば、「生き物が好き」というお子さんの場合、それをそのまま書いても一文で終わってしまいます。
「生き物が好きで、図鑑や本で調べている。」としても、エピソードとしてはやや薄めです。
より強いエピソードにするためには、お子さんの関心のある内容を親が把握し、よりよい環境を提供するために行動することが重要です。
「生き物が好きな子どものために、毎週末全国の動物園へ行き、家族で図鑑を見ながらその姿を観察し、話合っている。」
「虫を飼育し始め、子供が毎日お世話をしている。その過程で、命の尊さを学んだ。」
といった、興味関心を深めるために一歩踏み込んだことを実践していると、願書のネタとしては好印象です。
もちろん、内容はどのようなことでも構いません。
大切なのは、お子さんの好きなことを学びとして捉え、成長させるためにどのような環境を作り、行動したのかです。
受験が近づくにつれ大変になってくるので、より早い時期からの実践をおすすめします。
願書を書くまでに習慣になっていれば、お子さん自身も面接時に答えやすくなりますよ。
第三者の意見は積極的に聞き取る
願書のネタ集めでぜひ実践してほしいのは、第三者が語るお子さんの意見を取り入れることです。
幼稚園や習い事の先生、近所のお友達や家族ぐるみでお付き合いのある知り合いなど、親や親族ではない第三者の意見は説得力があり、よりお子さんの様子が伝わりやすくなります。
普段から多くの方の話を聞き、お子さんの家庭とは違う姿がないか情報を集めてください。
願書に、「娘は思いやりのある優しい子です。」と書いても、親から見たエピソードだけでは内容に偏りが出てしまうこともあります。
しかし、「幼稚園の先生から、怪我をしてしまったお友達に優しく声をかけ、手助けをしていたと伺いました。」といった、第三者の登場で、一気にお子さんの良さがよりわかりやすくなります。
また、志願者であるお子さんが、志望校の在校生や卒業生と合ったことがある場合、
その方にお子さんの様子で志望校と合っていると感じられることはないかもぜひ質問してみてください。
志望する小学校のことを一番良く知っているのは、在校生や卒業生です。そういった方から見て、「◯◯という点が、学校の方針と合っている。」と言っていただけたら、説得力も増すでしょう。
【小学校受験】願書に書いたネタは、面接でも深掘りされる!
先にも述べましたが、小学校受験での願書のネタは、面接時にも深く質問されます。
受け答えの時の内容が薄くなってしまえば、面接官の印象には残らず、好意的に見てもらえないこともあるでしょう。
どのような内容であっても、願書を書き始める直前にかき集めたネタであっては、それなりの受け答えしかできません。
ですから、小学校受験のための願書ネタは、早めに集め、内容をしっかりと吟味して記入する必要があります。
【小学校受験】願書のネタは、学校に合わせることが大事!
願書のネタを多く集めても、内容が志望校に合っていなければ意味がありません。
しかし、小学校受験を目指すご家庭の中には、滑り止めも含め何校もの願書を書かなければいけない方も多いでしょう。
各学校に合った内容を探し、学校ごとにかき分けるのは非常に労力のいる大変な作業です。
そのような方にぜひおすすめしたいのが、願書作成代行です。
全国の私立、国立小学校の情報を持つプロが、それぞれの学校に合った願書を作成いたします。
ご家庭から頂いたエピソードをより深く掘り下げ、面接時のアピールにも繋がる内容を作ることが出来るのは、小学校受験願書のプロだからこそできることです。
願書のネタに自信がないという方へもしっかり聞き取りやアドバイスを行います。
ぜひ一度お問い合わせください。