願書の書き方

【小学校受験願書】地図や通学経路はどう書く?印刷はOK?プロが解説

【小学校受験願書】地図や通学経路はどう書く?印刷はOK?プロが解説
ママ
ママ

うちの子が受験する小学校には、「通学可能範囲」というのが設定されているみたいで、願書と一緒に通学経路を提出しないといけないのよね。

これまで書類に地図なんて書いたことないし、どう書いたら良いのかしら・・・

塾長
塾長

小学校受験では、児童の通学負担の軽減や安全面への配慮から、通学範囲や通学時間に制限を設けている小学校があります。

そのような学校では、出願時に通学経路を提出することが多いようですが、確かに普段描き慣れない地図ですから、どう書いて良いか分かりませんよね。

本記事では、願書作成サービス「小学校受験願書作成」で高い合格実績を誇る小学校受験のプロが地図や通学経路の書き方を解説します。

【小学校受験願書】地図・通学経路は印刷でも良いのか?問題

 

公立小学校や受験校でない場合、地図は印刷のものを貼り付けるだけでもOKです。

受験校でも印刷のものでもOKと書いてある場合は、それでも良いですよ。

ただ、お受験の小学校で何も書いていない場合は、手書きにしておくのが無難です。

「地図や通学経路は手書きが良いのか、印刷が良いのか」というのが話題になることがあります。

結論から言うと、「通学経路記入上の注意事項」をよく読んだり、入試説明会での話を確認したりして、学校の指示に従って書いて欲しいということです。

 

学校によっては、実際の通学時間を確認するために、GoogleマップやYahoo!地図で経路検索をして、通学時間が分かるようにした地図を貼り付けるように指示される場合があります。

また、具体的に指示がない場合でも、「地図は印刷したものを貼り付けることも可」と注記があれば、地図を印刷して貼り付けるだけでOKです。

 

1番困るのは、「手書きすること」や「地図を印刷して貼り付けること」などの指示が、何もない場合ですよね。

何も書いていない場合は、手書きをするのがおすすめです。

その理由として、

  • 電車通学などの場合、経路を表示して印刷すると縮尺が小さくなってしまい、自宅周辺の地図が分からなくなる
  • 記入欄のサイズに合わせて適切な大きさで印刷することが難しい
  • 手書きの方が、「マメな保護者」という印象を与えられる

などが挙げられます。

 

もちろん、地図を印刷して貼り付けても問題はありませんので、「学校から自宅が近い」、「地図を書くのが難しい通学経路である」などの場合は、無理して手書きをしなくて大丈夫ですよ。

 

【小学校受験願書】地図・通学経路の書き方

 

では、ここからは具体的に地図・通学経路の書き方を解説していきます。

雑に書いてしまうと印象が悪くなってしまいますので、以下の項目を確認するとともに、定規などの必要な道具も用意してくださいね。

 

どこからどこまでの地図なのか要項を確認する

 

要項には、自宅から最寄駅まで、自宅から小学校までなどで地図を書けなど指定されていることもあります。

なので、まずは確認しましょう。

「通学経路記入上の注意事項」などの要項や地図・通学経路の記入欄の近くの注記に、どこからどこまでの経路を記入すれば良いのか、あるいは自宅周辺の地図を書くのかなどについて記載されていると思います。

以下のパターンが代表的な例です。

 

  • 自宅から最寄駅まで
  • 自宅から小学校まで
  • 自宅から最寄駅までと小学校の最寄駅から小学校まで(電車の経路を省略する)
  • 自宅からバス停まで(スクールバスを利用する場合)
  • 自宅周辺

 

同時に、利用する交通手段を記入する場合もありますので、入学後を見通してお子様が無理なく通学できる経路を選択しましょう。

 

万が一何も記載がなければ、自宅から小学校までの経路を記入すれば大丈夫です。

 

北を上にして書く

 

地図・通学経路の記入欄が横長で、実際の通学経路が南北に長い場合、縮尺が小さくなってしまいがちです。

しかし、地図を記入する場合は、北を上にするのが一般的ですので、そのような場合でも北を上にして書くようにしてください。

また、北が上であることを示す記号の「方位マーク」も忘れずに記入しましょう。

 

自宅周辺の建物の地図を参考にして書く

近隣の建物や最寄駅、地域の案内板などに、簡略化された周辺地図が示されていることがあるのではないでしょうか。

そのような自宅周辺にある建物などに使われている地図を参考にすると、見やすい地図を書くことができます。

おそらく、そのような地図は道路や建物がデフォルメされて記載されているはずです。

 

これが手書き地図で大切なポイントで、読み手に伝わりやすいように必要な要素だけを残してデフォルメすることを意識してください。

 

自宅の目印となる建物を地図に書く

デフォルメする際には、目印となる建物、交差点、線路、幹線道路など、大切な要素を記載しましょう。

「自宅周辺は閑静な住宅街で目印になる建物がない」という場合でも、近くのお店や交差点、校区の学校など、なるべく分かりやすい目印を選んで記入してくださいね。

 

地図を見た人が、「ああ、あそこね!」と分かるように意識して書くことが大切です。

 

グーグルマップを印刷してトレーシングペーパーを置いてなぞる

「デフォルメして書くのが難しい・・・」という方は、地図を印刷して通学経路や目標になる建物の部分だけトレーシングペーパーでなぞるという方法もあるのでご紹介します。


 

まずは、グーグルマップやヤフー地図などで経路検索をして、それを適切な大きさで印刷しましょう。

次に、印刷した地図の中で重要な要素を抽出して、分かりやすいようにペンで上からなぞります。

そして、ペンで書かれた線を今度はトレーシングペーパーでなぞってください。

最後に、トレーシングペーパーを横に置いてお手本にしたり、トレーシングペーパーを記入用紙に透かしたりして、通学経路を記入したら完成度の高い手書き地図の完成です。

 

「きれいに書きたい」「リアリティがある方が良い」という方は、ぜひこの方法を試してみてくださいね。

 

【小学校受験願書】地図よりも、願書の中身が大事!

 

地図・通学経路について解説しましたが、どのように手書き地図の良さや地図を書く方法についてお分かりいただけたでしょうか。

ただ、正直なところ、指示通りにきちんと地図を貼れて(書けて)いれば大丈夫ですので、変に気を遣いすぎる必要はありませんよ。

 

それよりも気を遣っていただきたいのは、志望理由や家庭の様子などの項目です。

これらは、合否を左右する大切な情報になりますので、しっかりと内容を吟味して記入するようにしてください。

もし、「何を書くのが正解なの?」「面接で有利になる書き方を知りたい」という疑問やご要望がございましたら、ぜひ私にご相談いただけませんか。

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