親の職業ってどんな人が多いの!?
学習院初等科は、どんな家庭が合格する?
学習院初等科の願書作成や面接指導をさせていただく中で、
合格される方の傾向が分かってきました。
それは、
- 丁寧な言葉遣いと丁寧な所作ができるご家庭
- 教育に熱心なご家庭
- お手伝いをさせる家庭
です。
以下で詳しくご紹介します。
丁寧な言葉遣いと丁寧な所作ができるご家庭
学習初等科の試験は一斉に行う形式ではなく、個別試験です。
先生と一対一で、聞かれたことに答え、出された課題に取り組みます。
一対一なので、子供の言葉遣いや所作が目に留まりやすく、先生方は子供を通して家庭を見ます。
歩き方、立ち方、座り方などの基本的な動きから、渡されたものをどう受け取るか、
問いかけに対する答え方、姿勢、集中力など、試験問題の出来不出来ももちろん大切ですが、
お子さま自身の立ち振る舞いが学習院初等科では大切なポイントになります。
どんなに試験ができても、キョロキョロと落ち着きがなかったり、肘をついたり、先生の目を見て回答できなくては合格は勝ち取れません。
お子さまの生活態度は短期間で身につくものではなく、日頃からの家庭環境によって形成されていくものです。
子供を通して家庭を見る、とはこういうことです。
玄関で靴をバラバラに脱いだり、足でドアを押さえることは今日からやめましょう。
まずはご両親が子供の見本となる振る舞いを行うことが大切です。
教育に熱心なご家庭
教育に熱心というと、しっかり勉強をさせるというイメージが最初に沸きますが、
学習院初等科の場合は、勉強面だけではなく生活面でのご両親のきめ細やかなケアも併せて必要になります。
学習院初等科では自由や創造より、基礎基本や礼儀マナーを大切にしており、それはもちろん親にも求められます。
例えば、お子さまが通学におけるルールやマナーを身につけるために親の協力は不可欠だと学校は考えています。
昨今では、入学式の次の日から子供が一人で登校することをルールとする学校もある中、学習院初等科は可能な限り親が送迎をすることを推奨しています。
小学1年生の間は毎日お母様が送迎をするご家庭も少なくありません。
当然ながらお母様のフルタイムの仕事との両立は難しいです。
もちろん日々の学習のフォローもご家庭に求められています。
家庭教育をとても大切にしている学校で、しっかりとお子さまと向き合う時間を取ってほしいというのが学校の考えです。
お手伝いをさせる家庭
学習院初等科の受験で必須となるのが、お手伝いです。
お手伝いを通して試験で必要となる巧緻性を養うと共に、学習院初等科が大切にしている「自重互敬」の精神を育むことができます。
お手伝いは、お子さま自身が家族の一員であると言う自覚を持ち、そしてその家族のために見返りを求めずに進んで役に立とうと思う心を家庭で育てていくことができます。
またお手伝いの話は面接でもよく聞かれます。
面接対策レッスンでよくご相談を受けますので、おすすめしているお手伝いをご紹介します。
①野菜や植物の水やり
継続しやすいオススメのお手伝いです。
野菜や植物を育てること、そしてその水やりを行う経験は、小学校受験をされるご家庭の定番です。
野菜や植物の知識は、ペーパーのなかの「きせつ」の問題でも登場します。
年少の11月から遅くとも年長の11月から1年間、季節に合わせたものを育て、
春の花、夏の野菜など自らの体験から知識を得ることがおすすめです。
②食事の配膳や食事の準備
食事の配膳のお手伝い、お箸やコップの準備は割と簡単に始められて続きやすいお手伝いです。
今日はパスタだからフォーク、チャーハンならスプーン、和食ならお箸、とお子さまが自ら考える習慣をつけることもできます。
食事の準備では、ご家庭ごとに料理を決めて、それを手伝ってもらうというお手伝いが定番です。
我が家ではメンチカツがお手伝いの定番でした。
ハンバーグを作るまでが母の仕事、小麦粉と卵とパン粉をつけて揚げるまでの準備をするのが子供の仕事でした。
これは面接の頻出質問「お母様の作るお料理で好きなものは何ですか?」にもつながりますので、ぜひお気に入りのお手伝いメニューを決めましょう。
ただお料理はどうしても毎日同じお手伝いが発生するわけではないので、個人的に良かったのが「お米研ぎ」です。
一見難しそうですが、軽めの米研ぎ用のザルとボウルを用意してあげると幼稚園児でも難なくできます。子供も達成感を感じやすく、オススメです。
③掃除機やお風呂掃除やトイレ掃除
一度は試すものの、なかなか長続きしないのがこの掃除系お手伝いです。
幼稚園児には負担も大きく、お風呂掃除など1日で大きく汚れないような場所だと目に見える成果がわかりづらいのが原因です。
お子さまにはかなりハードルの高いお手伝いです。
④洗濯物を畳む
親子で一緒に行えるオススメのお手伝いです。
2022年には、シャツを畳むという問題も出題されています!
簡単なものであっても幼稚園児に毎日お手伝いをさせるのはなかなか至難の技です。
そしてそこで大切なのは出来たら誉める、出来なければ何も言わないというスタンスです。
スタンプカードなどを取り入れて、頑張りを可視化するのも長続きにつながります。
ルーティンにさせるまで親の頑張りが必要です。
学習院初等科に合格する家庭の親は、どんな職業の人が多い?
学習院初等科に合格する家庭の親は、どんな職業の人が多いのか?というご質問もよくお受けしますので、どんなご職業の方が多いのかご紹介していきます。
社長
社長と言ってもスタートアップ企業やベンチャー企業ではありません。
代々受け継がれていく世襲企業の社長です。
誰もが知る名の知れた大企業もあれば中小企業もありますが、大事なのは規模よりも代々というところで、信頼と実績があることが大切です。
さらにお祖父様そしてお父様(やお母様)と代々、学習院初等科に通われているご家庭ももちろんあります。
伝統を大切にしながら学校教育を行っている学習院初等科にとって、このパターンが一番安心です。
学習院初等科の教育を理解し、学費も問題なく払えて、寄付金も期待できる。
もともと公家の子弟のための学校として誕生した学習院初等科、天皇陛下や秋篠宮様も通われていたこともあり、家庭を重視する学校です。
上場企業のサラリーマン
繰り返しになりますが、それなりのお家柄が求められるのがこの学校です。
役職問わず、一流上場企業のサラリーマンの家庭についても、信頼に値すると学校側は考えています。
華美を嫌う学校なので、いくら裕福であっても派手さの目立つ職業よりも、
堅実なサラリーマンの方がこの学習院初等科には良しとされる傾向があります。
公務員
堅実な公務員もまた学校に好まれます。
それ以外にも社会的な地位の高い弁護士や会計士などの専門職の方も多いです。
学習院初等科の願書には大きな自由記入欄がありますので、
学歴や職業などもアピールポイントになることはぜひ記入しましょう。
学習院初等科は、どんな子どもが合格する?
「学習院初等科は、どんな子どもが合格するのでしょうか?」というご質問もお受けしますので、ご紹介していきます。
基礎基本に忠実な子
学習院初等科には、初等科生活のきまり、という小冊子があります。
そこには、
- あいさつや言葉づかいに気をつける
- 健康と衛生面に配慮する
- 制服などを綺麗に身につける
- 怪我のないように遊ぶ
- 物は丁寧に扱う
- 登下校では人に迷惑をかけない
など、人としての基本が書かれています
。その当たり前のことをしっかりと取り組むことが学習初等科の教育です。
こうした考えを学校は子供たちが低学年のうちにしっかり浸透させます。
また学習院初等科では低学年から専科制を取り入れており、学習面でも基礎基本を大切にしています。
現在では1年生からタブレットを使う公立小学校も多い中、学習院初等科では3年生から情報教育が始まります。
決して先取りはせず、基礎基本を大切に一歩ずつ階段を上がっていきます。
学習院初等科の試験では中学受験が必須の小学校で出題されるような難問は一切なく、
何度も繰り返し練習が必要な運筆やハサミ、紐結び、お箸など基礎的なものが多いです。
こうした課題を、できない!と投げ出すことなく、
丁寧に辛抱強く日々練習を繰り返し行えるお子さまがこの学校には向いています。
根気強い子
学習院初等科の試験で一番大切なことの一つが、実は根気強さです。
学習院初等科の試験は同じ月齢のお子さまが同時間帯に集まり、抽選で順番を決め、
そのくじの順番で先生と一対一で回答していく個別試験を受けるという方式をとっています。
なぜ抽選が行われるかというと、最初に試験を受けるお子さまから最後に試験を受けるお子さままで1時間以上の差が生じるからです。
運悪く最終グループとなって、1時間以上の待ち時間があったとしても、姿勢を崩したり、騒ぎ出すことなく、足を揃えて静かに待つこともまた試験の一部です。
ここでお子さまの忍耐力が試されます。
日頃からここぞという時には頑張る、耐える、という強さを養うことが大切です。
正しく自分の思いを話すことができる子
学習院初等科の試験は個別テストなので、答えを先生に伝えることが必要となります。
学習院初等科はどの強化よりも国語教育に特に力を入れており、
低学年のうちは日本語を正しく話す、読む、書くことを繰り返し行っていきます。
試験でも伝統的に「お話づくり」の問題が出題されていますので、お子さまの会話力が試されます。
未就園児が語彙力を高めるためには、ご両親との会話が欠かせません。
ご両親がお子さまの話を聞き、すぐに答えてあげる。
また両親だけではなく、祖父母や先生など年の離れた人と話すほど語彙力が鍛えられますので、ご両親はお子さまに様々な方と関わる機会を作ってあげましょう。
まとめ
質実剛健、これが学習院初等科のイメージにぴったり合う言葉です。
学習院初等科に通うお子さまは、決して華美にはならず、真面目に力強く目の前に取り組んでいきます。
小学校は共学、中学高校はそれぞれ男子校と女子校に分かれるため、大学付属校でありながらも、様々な環境下での経験を積むことができます。
もちろん付属校ならではの体験ができることもこの学校の良さです。
新型コロナウィルスの蔓延により中止が続いていますが、毎年春には「オール学習院のつどい」が開催され、幼稚園児から大学生そして卒業生、教員や近隣にお住いの方が親睦を深めます。
学習院初等科は大学付属の小学校の中でも特に「基礎基本」「礼儀マナー」を大切にしている学校ですので、早期から家庭での教育が大切になってきます。
丁寧な言葉遣いや所作は一朝一夕では身につきません。
日頃から親が見本となるように努めましょう。