【江戸川学園取手小学校】合格する願書の書き方をプロが解説

【江戸川学園取手小学校】願書の項目

江戸川学園取手小学校の願書は、Web出願と郵送を用いて行われます。第1回入試は9月1日から中旬、第2回入試は11月1日から1週間程度の出願期間が設けられていますので、それぞれ江戸川学園取手小学校のWebサイトから出願してください。

その後、受験票・入学志願者健康診断書・志願理由書の3枚を角2封筒に入れて、簡易書留で郵送します。

志望理由書の項目は、以下の基本情報をまず記入します。

• 志願者氏名
• 現住所
• 在籍幼稚園・保育園名
• 記入者氏名
• 本人との続柄

基本情報の下には3つの項目があります。それぞれ親御様の思いを記入してください。

1. 本校志望の理由（4行）
2. ご家庭の教育方針（3行）
3. 入学志願者の長所、短所（3行）

尚、願書は保護者の自筆で、黒のボールペンを用いて記入するようにとの指定があります。願書は読みやすいように縦横の文字数や大きさを揃えてお書き下さい。

では、3つの項目をどのように書けば良いのか、詳しい内容を次からお伝えしていきます。ぜひ江戸川学園取手小学校の願書作成に役立ててください。

【江戸川学園取手小学校】願書にある志望理由の書き方

江戸川学園取手小学校への志望理由を記入します。全ての項目中、一番文字数が多くかけるのがこの志望理由欄です。なぜ江戸川学園取手小学校を志望するのか、12年間の一貫教育により、お子様にはどう育ってほしいのかを具体的に書きましょう。

江戸川学園取手小学校では、国際社会でも活躍できるようなリーダーの育成に力を入れている学校です。未来のリーダーを育成するために、以下の10項目を教育の特色として掲げています。

1. 心の教育
2. 英語教育
3. 国語教育
4. 思考力を育む
5. 表現力を高める
6. 教科担任制
7. ICT教育
8. リーダーシップ教育
9. グローバル教育
10. アフタースクールと学童保育

授業では、英語や日本語でのプレゼンテーション、ディベートの機会が多くあり、自分の意見をしっかりと伝えながら、多様な意見も聞き入れ、より良い選択ができるような指導をされています。

これらの素晴らしい教育はホームページ上で確認することができますが、江戸川学園取手小学校では毎年年長さん向けに「1日体験入学」や「授業見学回」を実施しています。お子様も含め参加することで、江戸川学園取手小学校の大切にする教育の特色を体験的にも知ることができるでしょう。

願書の志望理由では、目で見て感じたこと、お子様の素直な言葉を入れることで、先生方に「本気度」を知ってもらうことができます。

例えば「貴校のリーダーシップ教育に感銘を受けて志願しました」とするよりも、「貴校に伺い、◯年生の授業を見学させていただきました。それぞれが自発的に発言しながら、お友だちの意見を否定せず話し合いを進める姿に、貴校のリーダーシップのあり方を実感し感銘を受けました」とした方が、より江戸川学園取手小学校の教育について理解した上での志願であることがわかりますね。

また、江戸川学園取手小学校は「取手」の名にある通り、お子様と教職員だけでなく、保護者も手を取り合って共に「心豊かなリーダーの育成」を目指し協力する関係性を大切にしている学校です。そのため文字数に余裕があれば、最後に「保護者として、志願者だけでなく全ての生徒や学校のために出来ることは何でも協力したい」という姿勢が見えるような一文を入れると良いでしょう。

【江戸川学園取手小学校】願書にある家庭の教育方針の書き方

親御様の考えるご家庭の教育方針について、3行でまとめます。こちらは、お子様のすごいところをアピールする欄ではなく、「親御様の考えと支援内容」を詳しく書いて下さい。

江戸川学園取手小学校は教育方針を「規律ある進学校」とし、「心力・学力・体力のバランスのとれた三位一体の教育」を目指しています。また、校訓は「誠実・謙虚・努力」です。

目指す児童像としては、以下の内容を掲げています。

• 素直で明るく、元気よく挨拶ができる、礼儀正しい児童
• 夢を持ち勉強や運動・文化活動に意欲的に、粘り強く取り組むことができる児童
• 読書に励み思慮深く、思考力があり自分の考えをきちんと発言したり他の意見にも謙虚に耳を傾けたりすることができる、内面的な深みのある児童
• 自分を律し他者への思いやりがあり、コミュニケーション力や、問題解決能力に優れたリーダーシップのある児童
• 正義感が強く忍耐力や根気強さがあり、常に感謝の気持ちを忘れない児童

親御様の重視する教育方針の中で、上記に当てはまるものがあればぜひ願書でアピールしましょう。例えば、「思いやりを育むため、礼節を重視している」のであれば、「目上の方には敬語で話す、挨拶や公共のルールを徹底して教えている」など、教育方針を体現するため、実際に行動していることを具体的なエピソードを用いて書いて下さい。

お子様の様子についても、「◯◯をした結果、◯◯な心が養われてきた」といったように、親御様の関わりや支援があったからこそ、家庭の教育方針を体現できるように育っている、という内容を書くのが良いでしょう。

願書で失敗してしまう多くの方は、家庭の教育方針でも「親の支援」より「子の自慢」を過剰に書いてしまい、「客観視できない過保護な親」という印象を与えてしまっています。

質問項目に沿った内容であることを心がけ、エピソードを探してみてくださいね。

【江戸川学園取手小学校】願書にある長所、短所の書き方

お子様の長所と短所について記入します。家庭の教育方針の欄でも触れた、江戸川学園取手小学校の目指す児童像に当てはまる長所があればぜひこちらでアピールしてください。

長所は「心優しくリーダーシップがあり、何でも自分で考え努力ができます。ユーモアもあり・・・」など、情報がずらりと並べられただけのものにならないよう気をつけましょう。

失敗願書にしないためには、長所で1つ、短所で1つのエピソードを掘り下げるのが効果的です。

例えば「自分で考え努力できる」点にフォーカスするのなら、それを表す習い事や幼稚園でのエピソードを1つ、努力の過程がわかるように書いて下さい。結果ではなく過程を大切にすることで、先生方もそのストーリーに共感でき、印象に残る願書にすることができます。また、江戸川学園取手小学校の目指す児童像である「夢を持ち勉強や運動・文化活動に意欲的に、粘り強く取り組むことができる児童」にも当てはまることがアピールできますね。

受賞歴や大会で良い成績を残した場合、どうしてもその「結果」を伝えたくなります。しかし、それらの成績は努力の「過程」があってこそです。その過程を伝えることで、志願者の良さだけでなく、親御様も客観的にお子様の成長過程を見ながら後押しできる方であることが学校にも伝わるでしょう。

短所では、「長所にも言い換えられるような短所」か、「考査や面接に影響のありそうな短所」のどちらかを書いて下さい。「落ち着きがなく、感情が爆発してしまう」といった短所ですと、学校に不安を与えてしまいます。

長所にも言い換えられるものとしては、「1つのことに集中しすぎて、時間を忘れて没頭してしまう」「周りの気持ちを考えすぎて、何でも譲ってしまう」といったものです。前者は「集中力がある子」、後者は「思いやりと忍耐力がある子」という長所にもなります。

考査や面接に影響のありそうな短所は、「過度な人見知り」「場所見知り」などです。もちろん試験日までに、できる限りの対策をしていく必要はあります。

また、どのような短所であっても「改善のために◯◯をしている」という内容を必ず付け足してください。短所を理解し、より良い成長のために親御様とお子様が一丸となって取り組んでいることは、良い評価につながります。

江戸川学園取手小学校の合格を目指すなら願書が重要な理由

いかがでしたか。江戸川学園取手小学校の願書は、面接資料にもなる重要なものです。江戸川学園取手小学校は親御様との連携も大切にしている学校ですから、親御様の教育観や志望理由は的確に伝えなければいけませんね。

江戸川学園取手小学校の願書をはじめ、全国の小学校受験願書でお困りの方は、プロにお任せ下さい。私は願書作成代行を通して、毎年多くの合格願書を作成してきました。江戸川学園取手小学校や各ご家庭に合った、オーダーメイドの願書を作成しますので、ぜひご連絡ください。