精華小学校を受験するんだけど、受かる子ってどんな子?
神奈川県の中でも、トップクラスの入試問題が用意されているのが精華小学校です。志望者は年々ぞうかしており、倍率は3~4倍といわれています。新入生80名の内、男女比率としては男の子のほうが多いです。併設されている中学校に神奈川学園中学校がありますが、女子校のため男の子は必ず中学受験をする傾向にあります。6年間の授業内容も中学受験を見越したものになりますので、男女に関わらずほとんどの児童が外部進学をする傾向にあります。
高い学力を小学生のうちから身に着けることができる、最高の環境が整っているとして、精華小学校はとても人気の高い小学校です。そんな精華小学校に入学するためにはどのような力が必要か、分析します。
【精華小学校】 合格する子になるために、どんな力が必要?
精華小学校に合格するお子様は、どのようなお子様なのか私が見てきたお子様をご紹介します。
基礎をしっかりと身に着ける
精華小学校のテスト内容は、基礎が身についているうえでの応用問題がほとんどです。確かに、精華小学校が出す問題は難易度が高い傾向にあります。だからといって、基礎を踏まえない応用問題は存在しません。難しいといって動揺することなく、積み重ねてきた基礎を自身をもって応用に繋げられることが大切です。
時間を気にする
精華小学校のペーパーテストやお話しづくりなどは、他校と比べても難易度が高い傾向にあります。しかし、難しい問題を時間をかけて解いていても意味がありません。1つの問題にかけられる時間は限られています。問題を解くときには、少なからず時間を気にできるようになれるといいですね。
どんな課題もこなせる
精華小学校の入試問題は、小学校受験において行われる試験課題のほとんどを行います。どこか一項目に突出しているわけではありません。そうなると、すべての課題において全力を出す力が必要になってきます。毎年、精華小学校への合格者数が多い理英会では、150分の長い時間をかけた対策授業を長年続けています。それぐらい、精華小学校の入試は広範囲です。すべての課題に対応できるお子様が、精華小学校に挑戦できると思われます。
【精華小学校】 合格する子になるために家庭でできること
精華小学校に合格する子になるために家庭でできることは、
- 家庭学習の基礎
- 正座姿勢
- 家庭内の教育方針のすり合わせ
になります。
以下で詳しく解説します。
家庭学習の基礎
精華小学校に入学できたとしても、その先には高レベルな授業が待っています。精華小学校の上には付属の中学校がありますが、小学校からのエスカレーター組はほとんどいません。小学校に在籍していたお子様のほとんどが中学受験をして、レベルの高い学校に進学しています。もちろん、精華小学校の授業レベルが中学校受験に標準を合わせた、レベルの高いものになっているのはもちろんですが、その授業についていくことのできるお子様の基礎学力も重要です。小学校入学の時点で家庭学習の環境が整っていると、学習に向かう姿勢が整っていることになります。ぜひ、家庭学習にも力を入れてみてください。
・正座姿勢
精華小学校の入試は、ペーパーテストや絵画などを正座で行うテスト形式を以前より取り入れています。現在の生活様式の中で正座を経験することは少なくなってきました。正座が苦手ですぐに足がしびれてしまうと、その分、集中力が下がってしまうことになりかねません。ご家庭の中でも、正座で過ごす時間を意識して確保できるといいですね。正座が安定してできるようになると、体幹が鍛えられていることにもなりますので椅子での課題に関しても、集中して行えるようになると思われます。
家庭内での教育方針のすり合わせ
親子面接でご両親は、子育てに関する事を聞かれることが多いです。また、お子様の将来に関する質問も多くありますので、事前にご家庭の教育方針やご両親の子育てに関する考えのすり合わせをじっくりお話されておくことが重要です。面接官は多くのご家庭に対して、面接をしてきました。子育てに対して、同じ方向を向いていないご両親を見抜く力はたけていると思われます。中途半端な話し合いではなく、ご両親がお互いにしっかりと意見を出し合った末の考えを、面接では自信をもってお話しできると良いかと思われます。
【精華小学校】合格する子はどんな子?プロが解説まとめ
精華小学校の受験者数は約300人といわれています。そのうち入学できるのは80名と狭き門となっています。数だけ見ると、不安になることも多いと思いますが、基礎をしっかりと身に着け、着実に問題を解く力が身につけば「合格」は遥か彼方にある夢ではなくなります。
着実に合格を掴み取るためには、お子様だけではなく、ご両親の協力も大切です。
私は、精華小学校の願書作成と面接レッスンを行なっています。
精華小学校を志望される方は、ぜひご利用ください。