関西学院初等部の面接では、どんなことを質問されるの?
対策したいから、質問内容を知りたい!
関西学院初等部では、親子面接と志願者面接を行います。
関西学院初等部を受験する際の面接対策や質問される内容について、小学校受験面接特訓を行う筆者が徹底的に解説いたします。
関西学院初等部を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【関西学院初等部】面接で質問される内容
願書に記載した内容を基に面接では質問されます。記載内容を親子でしっかりとおさらいしておくことが大切です。
また、親への面接では、学校の教育方針についてなど、学校に関する質問が軸となるため、パンフレットやHPは必ずチェックしておきましょう。どれほど関西学院初等部の教育方針に理解しているかという点に、学校側が重きを置いているかがよくわかります。
また、関西学院初等部の特徴的なことでは、面接中に親子間での会話を求められることがあるということです。親がこどもへどのように接するのか、またこどもがどのように親へ接するのか、家庭でのコミュニケーションが問われます。
また、受験番号を聞かれます。必ず暗記しておきましょう。
面接では、以下のような質問を聞かれます。
お父様
- 受験番号
- 志望理由
- キリスト教に対してどのようにお考えですか。
- 関西学院初等部の国際教育についての感想
- 関西学院の精神であるスクールモットー”Mastery for Service(社会と人の為に、自らを鍛える)”をどのように受けとめていますか。
- 学校説明会やオープンスクールで印象に残ったこと
- 休日の過ごし方
- 子育てで気を付けていることはなんですか。
- 家庭内でのルール
- 公共の場で気を付けるべきこと(電車でのマナー)はなにかを、お子さんに教えてあげてください。
- 保護者の方が他の保護者の方の悪口を言っているのを聞いた場合、どのように対応されますか。
- こどもの長所
お母様
- こどもの性格
- こどもの家での様子
- 子育てで大変なことはありますか。
お子様
奇をてらう質問はなく、オーソドックスな質問内容です。
ですが、その受け答えや様子をしっかりとチェックされており、こども自身の資質を深く観察されています。コミュニケーション能力があると判断された場合は、少しレベルの上げた質問内容をされるときもあります。
質問数は少なく、一つの質問をじっくりと話す傾向です。
初めて会う先生の質問に、自分一人で考え答えなければなりません。
唐突な質問に即座に答えることが求められるため、普段から簡潔に答えられるよう慣れておくことが大切です。
質問に対する答えを覚えこむのではなく、質問に対して「自分の考えを言葉で伝える力」が求められます。
これは普段からお話しをする機会があれば伸びる能力であり、経験値がその力をさらに高めます。コミュニケーションの力は、普段の家庭での生活態度や、親子のコミュニケーションがそのまま反映されるため、こどもの受け答えの様子から、家庭での教育の様子やその方針、価値観など、様々な点がチェックされます。
また、質問に対する答えの内容だけではなく、こどもの語彙力や言葉遣い、元気よくハキハキとお話しができるか、返事がきちんとできるかどうかなど、定性面も評価されます。普段の生活から意識した対策を心がけておくことが、合格への大きな一歩となるでしょう。
- 名前
- 受験番号
- 保育園・幼稚園の名前
- 年齢
- ここまでどのように来ましたか。(電車に乗って来ました、歩いて来ました等)
- 「お花が咲いている道で、なにかお花の匂いはしましたか。」「秋の空を見たことはありますか。どのようなお空でしたか。」などの質問の後、「では、そのことをお母さんに説明してみてください。」「では、そのお花が咲いていた場所を、お父さんに説明してみてください。」といった、家族間での会話を求める内容があります。
- 関西学院初等部のことを、お父さんやお母さんからどのように聞いていますか。どんなお話しがありましたか。
- 家ではどのようなお手伝いをしていますか。
- お母さんが作ってくれる料理では何が好きですか。
- 好きな食べ物はなんですか。
- 休みの日は、お父さんとどんな遊びをしますか。
- お友達とケンカをしたことはありますか。どんなケンカをしましたか。お友達と仲直りはどのようにしましたか。
- 夏休みはどこかへおでかけしましたか。
- どんなことが楽しいですか。
- 宝物はありますか。それはなんですか。
- 大きくなったら何になりたいですか。
- 小学校に入学したら、どんなことをがんばりたいですか。
【関西学院初等部】面接で失敗しないために気を付けること
面接では、回答内容だけで評価するのではなく、回答するときの態度や姿勢を見るという意図があるため、日頃から正解不正解という結果だけを追求するのではなく、どう考えたのかという過程も大切にするよう心掛ける必要があります。
また、元気にお話しができること、「です・ます」などの基本的な敬語を使った丁寧な言葉遣いで話せること、きちんと椅子に座り静かに待つことができること。このような当たり前のことこそが、家庭での所作が見られるため、「普段の生活」そのものが対策だといえるでしょう。
日常にある親子のコミュニケーションを大切にすることが基本となります。
誰にでも伝わる言葉で、言いたいことをきちんと伝えることができること。これこそが重要なポイントとなります。模範回答のない面接での質問には、こどもがしっかりと考え答えようと努力しているのかを見るほか、家庭のあり方そのものも見ています。
そのため、日常生活での出来事を、普段から親子で会話し、こどもが自分の言葉でまとめて話をする練習をすることが大切です。関西学院初等部で学びたいという強い気持ち、学校と共に子も親も成長していける力がある。
この強い気持ちをしっかりと面接で伝えることが、他者と大きく差を付ける確実な一歩となります。
しかし、面接のチャンスは一度きり。
面接で強い気持ちを伝えたいのに、伝えられなかったと後悔される方もいらっしゃいます。
面接では、当然ですが保護者の方も合否の対象になるため、しっかりと対策しておくことが重要です。
筆者は、関西学院初等部の面接で話す内容を一緒に考える回答集付きレッスンを行っています。
先着順となりますので、面接には、しっかりと対策して合格を勝ち取りたい方は、ぜひお申し込みください。