青山学院初等部の面接ってどんな感じなの？質問される内容も知りたい！
青山学院初等部で一番大切なのは、両親です。どのような両親で、その両親がどのような考えを持っているのか。何を大切にしていて、どのようか想いで子育てをしているか。
それを知ればおのずと子どもが見えてきます。
そのため、青山学院初等部では親が中心となる面接と願書が合格を勝ち取るためのとても重要な要素になります。
本記事では、小学校受験面接指導で青山学院初等部の高い合格実績を叩き出す塾長が解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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【青山学院初等部】面接で質問される内容
お父様への質問例、お母様の質問例を以下にまとめています。面接ではご両親どちらがお話ししても良い質問もあります。あらかじめどちらかが回答するかご両親で相談されておくと面接もスムーズに進みます。
お父様
- 志望理由を教えてください。
- 青山学院初等部についてどのようにお知りになりましたか。
- ご出身校について教えてください。
- お仕事内容について教えてください。
- お子さまと過ごす時間はどれくらいありますか。また何をして過ごしますか。
- お子様の食事のマナーや好き嫌いについてきになることはありますか。
- 宗教教育についてどのようにお考えですか。
- 教会にお通いですか。どちらの教会にどのようなきっかけで通うようなりましたか。
お父様は面接前に、お仕事のこと、お子様との関わりのこと、あと宗教教育に関する考えをまとめておきましょう。
特に宗教教育については、キリスト教の学校のご出身でない両親の場合、なかなか最初は馴染みにくいところもあるでしょうが、教会は決して敷居が高いところではないので、近くの教会にぜひ行かれてみてください。
青山学院初等部への入学後は、日曜礼拝に行くことを推奨されますし、その出席状況の確認もされます。入学を想定して幼稚園の早いうちから気楽な気持ちでお子様と教会に出かけてみましょう。
お母様
- 家庭の教育方針について教えてください。
- ご出身校について教えてください。
- お仕事があれば、お仕事内容について、それから送迎についてお聞かせください。
- 普段どのようなしつけを行なっていますか。
- お子様の習い事について教えてください、
- お子様の健康状態について教えてください。
- これまで子育てで困ったことはありましたか。
- お子様の苦手なことと、それを克服するためにしている工夫があれば教えてください。
- ボランティア活動についてお聞かせください。
お母様の質問は、普段からお子さまと接している時間が長いことを想定して、健康や躾、習い事、困ったことなどお子さまの日常生活に関わるものが多いです。
決して内容説明だけでは終わることなく、聞き手に家庭の様子が伝わるようなストーリーが理想です。
例えば習い事でしたら、「心身の健康を考えて週2回水泳に通っています。初めは背泳ぎで足が沈んでしまい、とても苦戦していましたが、休みの日に家族で市民プールに通って、レッスン以外での練習時間をつくるうちに、足が沈まないためには腕をしっかり伸ばして回すのがいいという本人なりコツを掴み、今では100メートル泳げるようになりました。努力が報われた喜びから達成感を感じ、今はクロール100メートルを目指して精進しています。またプールを通じて同じ幼稚園以外のお友達ができて、技術の向上だけではなく、他者との関わり方も学べていると感じています。」
このように家庭が見えるような回答が望ましいです。
想定される質問について考えをまとめておきましょう。
ボランティアについても宗教同様に敷居が高いイメージがありますが、幼稚園生でも関わることのできる手軽なものもあります。役所や公民館には地域のボランティア活動に関する掲示もありますし、お小遣いやお年玉の一部またはおやつを買う代わりにその金額を寄付することもできます。
後進国向けに、日本の絵本を現地の言葉に翻訳したシールを貼って届ける、絵本の運動など面白いボランティアもありますので、お子さまの興味があるものに参加してみてください。
お子様
お子さまの面接はありません。面接はお子さまの試験とは異なる日に両親だけで行われます。
ですが、お子さまの試験自体に面接の要素が盛り込まれているのが青山学院初等部の特徴です。
お子さまの試験は2日間にわたって、4時間前後の時間をかけて、じっくりお子さまを見ます。
面接はありませんが、面接での評価対象となるような、礼儀正しさや正直さ、自立などは長丁場の試験の中で十分見ることができるため、お子さまの試験がそのまま面接になるとお考えください。
【青山学院初等部】面接の雰囲気は？
面接官は校長先生を含む4名の先生です。必ず校長先生がいらっしゃること、そして先生の人数の多さからも面接の重要度の高さが伺えます。
面接というピリッとした感じではなく、和やかな雰囲気で行われ、5分から15分と面接時間は短いもののどんどんと質問が投げかけられます。
【青山学院初等部】面接の順番は？
面接の順番は受験番号順です。男子からスタートして、女子へと移ります。学校から指定された日時に両親だけで出席します。
【青山学院初等部】面接の日程は？
面接は10月中旬からスタートします。お子さまの考査の最終日である11月5日までには終了します。
【青山学院初等部】面接時間は？面接が5 分で終了は失敗？
面接は事前に提出した面接資料に沿って質問をされます。
青山学院初等部では願書を制するものが面接を制する、と言われるほど、願書が大切です。
学校の方針と家庭の教育方針が合致していること、そして青山学院初等部を強く志望しているという熱意、
これが一番重要な要素になります。
青山学院初等部では面接で失敗する人が多い、とよく聞きますが、
願書の内容が学校案内を写しただけの薄いものだと熱意が伝わらず、面接もあっさりと終わってしまうことが多いようです。
学校は500組以上のご家庭の面接を行いますので、本気で入学を希望しているご家庭か、併願校として受けに来ているご家庭かはすぐに判別できます。共通点のない初対面の人との話は弾みませんが、相手を知ればそれだけ話題も増え、話が弾みます。面接も同じです。
コロナで学校を訪問できる機会が減ってしまいましたが、以前は学校を何回訪れたことがありますか？という質問が面接でよく聞かれました。
学校としてはその質問を通じて青山学院初等部への志望度の高さを見ています。見学できる全ての行事に両親でフル参加しているご家庭と、説明会にだけ両親どちらかが参加している家庭、同じ実力だった場合、どちらを入学させたいか結果は一目瞭然です。
フル参加のご家庭は、志望度が高く合格を辞退する可能性も低く、学校の教育を理解しているために入学後にお子さまが合わないと感じる可能性も低いでしょう。
募集人数は男女各44名と決して多くありません。その中で合格を勝ち取るためには、可能な限り早いうちから学校訪問を重ねて、理解を深め、その理念に近づける努力が必要です。
5分で終わるのは失敗？
面接時間は大体5分から15分程度です。
5分の家庭もあれば、15分の家庭もある。
その差は何かと言うと、教育方針と熱意です。
何度も学校の行事に参加して書いた願書と、学校案内だけをみて書いた願書では深みが違います。
面接でしっかり熱意をアピールできないと、面接は5分で終了してしまいます。
ですが、15分であれが合格を勝ち取ることができる！というわけではありません。
どんなに面接が盛り上がっても。学校とご家庭のカラーが合わなければご縁はありません。
まずはしっかりと学校研究をするのが大前提です。
せっかく時間をかけて願書や面接の準備をしてきたので、面接が5分で終わってしまっては残念です！
5分で終わらないための鍵を握るのが、願書です。
文字数が限られる願書では抽象的な表現に留めて、面接で詳しくお話しよう！という考えはオススメしません。願書は面接のための大切な資料であり、家庭の教育と青山学院初等部への志望度の高さが分かる質問が用意されています。願書で学校側に興味を持ってもらえれば、面接でもアピールできる十分な時間をいただけるとお考えください。
願書については別記事で詳しくご説明いたします。
【青山学院初等部】面接で失敗しないために！
学校研究！これに尽きます！青山学院初等部にはキリスト教の教えをもとに考えられた「5つのお約束」というものがあります。
しんせつにします
しょうじきにします
れいぎただしくします
よくかんがえてします
じぶんのことはじぶんでします
この5つのお約束を早いうちから、そのまま家庭教育に取り入れましょう。親が実践することで、お子様にもその考えが浸透していきます。お子様に浸透すれば、5つのお約束に関連するエピソードも増えていき、面接での回答も自然と学校のカラーに合うものになっていくはずです。
面接場所はこじんまりとしたお部屋で両親はソファーに座ります。少しリラックスした雰囲気もありますが、これは合否の鍵を握る大事な面接です。青山学院初等部の倍率は男子7.0倍、女子7.3倍と十分高い上、出身者の受験が多い学校ですので、実際の倍率は数字以上の狭き門です。リラックスしすぎることなく、しっかりと想いを伝えましょう。
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