幼稚園願書の書き方

【幼稚園受験願書】『園に望むこと/期待すること』の書き方をプロが解説

【幼稚園受験願書】『園に望むこと期待すること』の書き方をプロが解説
ママ
ママ

幼稚園受験願書で、『園に望むこと/期待すること』の欄があるんだけど、なんて書けばいいの?!

『園に望むこと/期待すること』の書き方を知りたい!

うみ塾長
うみ塾長

幼稚園受験の願書の中には、「本園に期待することがあればお書きください」といった質問項目も存在します。この場合、どのような内容を記入すれば良いのか、毎年多くのご家庭で悩まれているでしょう。

今回は、『園に望むこと/期待すること』という質問項目について、理由や書き方を詳しくご紹介いたします。ぜひ今後の幼稚園受験にお役立てください。

 

幼稚園受験の願書で、園に望むことを書かせる理由

 

幼稚園受験の願書で、園に望むことや期待することを書かせる理由は、大きく分けて以下の3つがあります。

 

  1. モンスターペアレントでないか知るため
  2. 親が園について理解しているのか
  3. 単純にアンケートとして

 

では、一つ一つの理由をもう少し詳しく解説しましょう。

 

モンスターペアレントでないか知る

 

幼稚園が一番受け入れたくないご家庭、それがモンスターペアレントです。元小学校教諭の向山洋一が命名した造語で、近年では教員用の「モンスターペアレント対策」講座や書籍も数多く存在します。

 

園に望むことを願書で質問する場合、受験者の両親がこのモンスターペアレントに当てはまるような親ではないことを知りたいという意図もあるのです。

 

勿論、幼稚園受験を志すご家庭なら、幼稚園の教育方針だけでなく質の高い教育のできる先生方を求めるのは悪いことではありません。しかし、お子さんを愛するあまり、過保護すぎる要望を園に出さないように文章には十分気をつけましょう。

 

親が園について理解しているのか

 

願書に、園への望みや期待を書かせる場合には、カリキュラムや方針について、よく理解しているのか知りたいという意図もあります。

 

例えば、「他学年とも関わりが増えると嬉しいと感じております」と記入したのに、すでに幼稚園で他学年交流を盛んに行えるようなカリキュラムを組んでいたらどうでしょう。「こちらの家庭は、園のカリキュラムについて十分調べていないのだな」と思われてしまいます。

 

園に望むこと、期待することは人それぞれですが、幼稚園の説明会やホームページに記載されている内容を書かないように気をつけてください。それだけでマイナス要素です。

 

単純にアンケートとして

 

幼稚園の中には、単純に「今後の運営に役立てたい」と考えてこちらの質問項目を記載していることもあります。つまり、願書でありながらアンケート的要素も含んでいるのです。

 

ただ、まだ通っていないのに内容を考えるのは難しいですよね。ただ幼稚園側も、そこまで詳しい意見を求めているのではなく、どういった部分が良いと感じたのかを知りたいという意味合いもあります。

 

特に興味を惹かれたカリキュラムや教育方針などを書いてもらうことで、どういった保育や教育を求める保護者が多いのかを知ることが園にとっては重要です。ですから、改善点ではなく継続して欲しい物や、お子さんの成長につながると感じたものを書くのがベストでしょう。

 

幼稚園受験の願書で、園に望むことの書き方のポイント

 

園に望むことや期待することを問われる理由はおわかりいただけたかと思います。では、願書では具体的に、どういった内容を書くことが好ましいのでしょうか。

 

過保護な印象は絶対NG

 

モンスターペアレントだと誤解されないためにも、過保護に思える内容は絶対に避けましょう。園への望みや期待に関する項目を埋める上で、これがいちばん重要なことです。

 

具体的には、「息子は自分から話しかけることが苦手なので、最初は先生方のお力を借りて成長することを望んでおります」といった、子どもの短所改善を先生に丸投げするようなものを書かないようにしてください。

 

お子さんの短所については、性格についての記入欄で答えるか、面接でしっかりとお伝えしましょう。どうしてもこちらの項目で書きたい場合、「息子は人見知りな性格ですが、自宅では◯◯を心掛けております。貴園でより多くのお友達と過ごす中で、◯◯になるよう期待し、私共も精一杯支えて参ります」といった、あくまでも低姿勢を崩さない文章にしてくださいね。

 

大切なお子さんですから、大なり小なり心配事はあるでしょう。しかし、幼稚園の先生方は保育や教育のプロですから、受験の時点では細かい要望を出さないよう心掛けてください。

 

志望理由につなげる

 

特に園へ望むことや期待することが思いつかなくても、「特にございません」とだけでは少しもったいないですよね。記入できる枠が大きい願書であれば、ぜひ志望理由につなげてください。

 

具体的には、「私共は貴園の◯◯に惹かれております。娘が貴園で生活する中で、◯◯に取り組み、私共の願う△△な子どもに育つことを期待しております」といった内容です。

 

志望理由に書ききれなかった、園への熱い想いをこちらでも上手く記入できると、幼稚園側も志望度の高さを感じ取ってくださいます。ただし、質問項目は「園に望むこと、期待すること」ですから、それに答えていることがわかる文章であることが大切です。

 

幼稚園願書は、それぞれの項目で記入できる文字数が少ない傾向にあります。そういった願書では、なおさらこちらの項目でも志望理由をアピールできるよう考えておきましょう。

 

幼稚園生活でお子さんにどう育ってほしいのか

 

こちらも志望理由と似ているのですが、「期待すること」「望むこと」というのは、幼稚園生活を通してお子さんにどう育ってほしいのかということにもつなげやすい項目です。

 

そのため、幼稚園でどういった生活を送ることを期待しているのかに言及し、最後にお子さんにはどう育ってほしいのかでまとめるのがわかりやすいでしょう。

 

具体的には、「貴園での生活で、先生方やお友達への感謝を忘れず成長してくれることを望んでおります。園での3年間で、誰に対してもありがとうを素直に伝えられる優しい子どもに育つよう願い、私共も協力は惜しみません」といった内容です。

 

幼稚園の教育方針で特に感銘を受けた点1つを抜き出すのが一番伝わりやすい文章になります。最後には、園に丸投げせず親として協力する姿勢があることも一言付け足してくださいね。

 

【幼稚園受験願書】『園に望むこと』の書き方をプロが解説まとめ

 

いかがでしたか。幼稚園に望むことや期待することは沢山あると思いますが、それらを素直にそのまま書くのは、得策ではありません。常識があり、幼稚園の先生方を尊重しながら協力する姿勢を持つ親であることがわかる文章を心がけてください。

 

とはいえ、「過保護すぎる親の線引きがわからない」といった理由から、こちらの項目で悩む方も沢山いるでしょう。そういった方は、ぜひ願書作成代行にご依頼ください。

 

全国の名門幼稚園願書を手掛ける受験のプロが、皆様の思いをしっかりと受け止め、それぞれの幼稚園に合った願書を作成します。