桐朋幼稚園の面接で、どんなことを質問されるの?
桐朋幼稚園を受験するから、面接で質問される内容を知りたい!
桐朋幼稚園は、学校法人桐朋学園の運営する私立幼稚園です。幼稚園から高校までの一貫教育を掲げ、自分の力で生きていくための根を作る教育に力をいれています。
都内でも人気の幼稚園ながら、募集人数は毎年男女26名と少数です。約3倍といわれる桐朋幼稚園の倍率を突破するために重要な面接について、元面接官のプロが解説していきます。
桐朋幼稚園の面接を受けるなら知っておくこと
桐朋幼稚園は、「保育の原点は子ども」という考えから、「人間として自分の力で生きていくための根を育てる」ことを特に目標とした保育をしています。
保育の柱を「生活」「遊び」「題材活動」とし、自然豊かな環境で様々な体験や表現を通して、子どもたちの生きる力、ぶつかりあいながらも互いを尊重する力を育てる園です。
先生方は、各学年の発達をよく理解しておられるため、入園直後は遊びにたっぷりと時間をとりながら子どもたちの「やってみたい」という欲求を満たしてくれます。そこから徐々に、集団での関わりやグループでの遊び、生き物のお世話といった、他者にも目を向けられるような支援をしてくださることが特徴です。
桐朋幼稚園を目指す方なら、伝統的に配布される冊子「あのね」をご存知でしょう。子どもたちの何気ない「先生、お母さん、あのね」という言葉を拾い、成長を分かち喜び合う冊子です。「あのね」は、桐朋学園の親御様が中心となって編集されています。
説明会でも、先生方から「行事への参加、協力を期待します」といったアナウンスが親御様に対してよくされる幼稚園です。2022年度からは預かり保育「きこりっこくらぶ」が始まりましたが、時間は16時までと短いため、言及はされませんが専業主婦や短時間勤務、在宅勤務をされているお母様が多い傾向にあります。桐朋幼稚園を希望されるのであれば、親御様が積極的に園へ関わる姿勢がなければいけません。
通園は徒歩、公共交通機関を使用して40分以内という指定もありますので、受験のため近隣に引っ越される方もいます。
【桐朋幼稚園】面接の特徴
考査は11月初旬の4日間ほどで、指定された1日の午前・午後に行われます。
考査の時間はお子様によって異なり、1時間から最長で3時間ほどです。ここが他の園とは異なる特徴と言えるでしょう。
面接は基本的に、5〜10分程度で、例年面接官は園長先生と主任先生の2人です。非常に短い時間のため、「考査が優先の園なのでは」と思われがちですが、実際には親御様の面接がかなり重視されます。
また、桐朋幼稚園や桐朋学園全体の考えとして、「お受験特化の対策」に対してはやや否定的です。説明会で、「考査や面接においても伸び伸びと自然体で参加してほしいから試験対策はしないでください」とはっきり言われた方も多いでしょう。
桐朋幼稚園は、お子様がどんな場所でも緊張せずに自然体で伸び伸びと過ごせるよう、適度なルールやマナーを守らせた上でおおらかに子育てをしている親御様が多い印象です。
面接では、桐朋幼稚園や桐朋学園の教育方針にも通じるような回答を考えておきましょう。
また、桐朋幼稚園では考査当日に急病で参加できなかった場合でも、連絡すれば再考査と面接の日取りを検討してくださいます。最後まで諦めず、桐朋幼稚園への強い思いを持って挑んでください。
【桐朋幼稚園】面接で質問される内容
親御様
- 志望理由
- 家庭の教育方針
- お子様の長所、短所を教えて下さい
- ご家庭では、どのように過ごしていますか
- お子様は現在、どのようなものに興味を示しますか
- お子様への接し方で、気をつけていることを教えて下さい
- 休日はご家族でどのようにお過ごしですか
【桐朋幼稚園】面接で失敗しないために気をつけること
桐朋幼稚園は、少人数の中で伸び伸びと体験を重視した一貫教育を受けられることから非常に人気があります。毎年激戦となる桐朋幼稚園では、親御様の面接が特に重視される傾向です。桐朋幼稚園と一致するご家庭の方針や熱意、お子様を客観的に見ながら伸び伸びと育てていることをアピールしてください。
私は、桐朋幼稚園専用の回答集作成付きの面接レッスンも行っています。桐朋幼稚園や併願する幼稚園の面接対策でお困りの方はぜひ一度ご連絡ください。