【東京音楽大学付属幼稚園】合格する願書の書き方をプロが解説

【東京音楽大学付属幼稚園】願書、アンケートの項目

東京音楽大学付属幼稚園では、例年３年保育（３歳児）の募集が約４０名程度です。出願に必要な資料は「入園願書」「アンケート」の2枚です。

入園願書には、志願者と家族の氏名や基本情報を書き込みます。

アンケートは面接資料にもなり、以下の内容を記入する必要があります。

• 志望理由
• お子様の長所・短所は何ですか
• 幼児期における家庭のしつけや教育で大切にしていることは何ですか
• 幼稚園に期待することは何ですか
• （本園の）ピッコロランドに参加されたことはありますか（該当箇所に◯）
• 入園説明会には参加されましたか（該当箇所に◯）
• 公開保育には参加されましたか（該当箇所に◯）
• 本園のことについて、最初に知ったきっかけは何ですか（該当箇所に◯）

この中で、内容を記入するのは「志望理由」「お子様の長所・短所は何ですか」「幼児期における家庭のしつけや教育で大切にしていることは何ですか」「幼稚園に期待することは何ですか」の4項目です。

項目ごとに枠や罫線はないため、願書を書く際には縦横の文字数が合うように考えて、薄く線を引くなどしてから記入をお願いします。願書を読む職員さんが見やすいような大きさですと、一つの項目に付き200字程度が妥当かと思われます。

【東京音楽大学付属幼稚園】アンケートの項目別書き方のポイント

アンケート項目の細かさからしても、面接資料として活用されるとみて間違いないでしょう。内容に一貫性を持たせて、ご家庭の方針やお子様の将来像を踏まえて東京音楽大学付属幼稚園への熱意を伝えましょう。

東京音楽大学付属幼稚園では、毎年「ピッコロランド」と呼ばれる体験イベントが実施されます。また、公開保育や入園説明会も行われているため、必ず一度は参加しておきましょう。

志望理由

なぜ東京音楽大学付属幼稚園を志望するのか、公開保育やピッコロランドに参加した際の感想も踏まえて記入します。

東京音楽大学付属幼稚園は、園の特色について次のように記載しています。

1. 学校教育法に基づき、音楽を取り入れた保育をおこない、専門的な知識と豊かな経験をもった音楽実技の専門教育を行います。
2. 音楽を取り入れた楽しい各種行事と併せて、きめ細かい保育を行い、社会性を育成します。
3. 保育室、音楽室、図書室、遊戯室のほか、園庭、砂場、プール等の諸設備を完備し、学校給食を実施しています。
4. ピアノ、バイオリン、マリンバ、うた等の個人レッスンを大学の先生方も加わって指導しています。
5. 課外授業として体育教室・絵画造形教室・学研プレイルームを取り入れています。
6. 降園後は１８時まで預かり保育を行っています。

音大の付属ということもあり、通常は個人でお教室に通わなければ体験できないような楽器や鼓笛隊、リトミックのレッスンが魅力の一つです。希望者は「付属音楽教室」のレッスンや、園内での実技レッスンを受講することも可能なため、音楽に力を入れているご家庭も多くおられます。

ただし、志望理由には「音楽だけ」でなく、在園時の様子や先生方のお言葉も参考に、どういった能力が育てられると感じたのか、といった内容を記入したほうが良いでしょう。実際に東京音楽大学付属幼稚園は、音楽保育ばかりではなく、音楽や集団生活を通して子供の感性や集団行動での集中力、協調性などを育てることにも力を入れています。その点を踏まえて、志望理由を考えましょう。

お子様の長所・短所

志願者であるお子さんの良いところや、現在改善しようと取り組んでいることを記入します。面接時にも深掘りしていただけるよう、長所にはエピソードを軽く入れるのもおすすめします。

短所については、家庭でどのように支援しているのかも詳しく書きましょう。例えば、「慎重で、一つの作業に時間がかかる」という短所であれば、「丁寧だが」と長所にも置き換えられるような前置きをした後で、家庭では「自主性を大切にしながら、どうやったら素早く行動できるかお手本を見せたり、時間を区切ったりしている」といった取り組みを添えます。

東京音楽大学付属幼稚園では、発育や音感を知るための簡単な志願者テストと、面接が行われます。もし、人見知りや場所見知りといった本番に影響しそうな短所は必ず願書に書いてください。

幼児期における家庭のしつけや教育で大切にしていること

家庭の教育方針について簡潔に記入します。また、日常生活で出来ることや、現在取り組んでいることにも言及しましょう。

東京音楽大学付属幼稚園には給食がありますので、食育についても触れておくことをおすすめします。その場合、箸は持てるか、好き嫌いはないかといった部分も、家庭でどう躾けてきたかを交えて書いてくださいね。

また、家庭内で大切にしている教育方針はより具体的に書きましょう。「豊かな感性を育む」ことを重視しているのなら、その為に「四季を感じる体験行事を家族で行う」「乳幼児も参加できる音楽コンサートに足を運ぶなど、五感を刺激する機会を作っている」といったエピソードを入れる必要があります。

幼稚園に期待すること

東京音楽大学付属幼稚園での生活を通して、お子様にはどのように成長して欲しいのかをまとめます。期待することですが、上から目線の文章にならないよう気をつけましょう。

家庭の教育方針にも通じる部分ですので、大きくそれないように一貫性があると、しっかりとした考えを持った家庭だと感じていただけます。教育方針が「他者への思いやりを育てたい」のであれば、園で「楽器演奏などを通して感性を磨くことを期待する」だと少し違和感がありますよね。

「お友だちと楽器を演奏する中で、周りをよく見てあわせる協調性と、お友達の失敗もカバーできるような優しさが育つことを期待する」といった内容であれば、家庭の教育方針にも、東京音楽大学付属幼稚園の特色にも合う内容となります。

また、卒園生や在園児に知り合いがいれば、その子が東京音楽大学付属幼稚園の教育を通してどう育っているのかに言及し、「我が子もあのように」と繋げても良いでしょう。

東京音楽大学付属幼稚園の合格を目指すなら願書が重要な理由

 東京音楽大学付属幼稚園の願書やアンケートは、他の園と比べても項目が非常に多くなっています。それだけ園の特色や方針に理解があり、ご両親の考えにも一貫性があるきちんとしたご家庭を求めているということでしょう。

幼稚園受験では、志願者本人の能力よりもご両親の考えや協力姿勢、人柄などが非常に重要となります。願書でその点をしっかりとアピール出来るよう、努力しましょう。

私は、幼稚園の願書作成代行も承っております。

東京音楽大学付属幼稚園の願書作成で合格者を輩出するプロである私が、オーダーメイドで作成いたします。多くの幼稚園を受験される場合にも、ぜひご活用ください。