早稲田実業学校初等部の試験内容ってどんなの?
受験するから知りたい!
早稲田実業学校初等部は2002年に設立された比較的新しい小学校ですが、今では慶應義塾幼稚舎に並ぶ大変人気な小学校となっています。
入学を希望されるご家庭も多く毎年たくさんの志願者を集めています。
そんな早稲田実業学校初等部ではどんな試験が実施されているのでしょうか?
今回は小学校受験のプロが試験の流れから試験内容まで詳しく解説します。
試験内容をしっかり把握して、試験までの戦略を立てていきましょう。
本記事では、早稲田実業学校初等部願書作成代行や早稲田実業学校初等部回答集作成付き面接レッスンで高い合格実績を誇る筆者が
早稲田実業学校初等部に試験内容についてご紹介します。
【早稲田実業学校初等部】の試験の流れ
早稲田実業学校初等部の募集人数は男子72名、女子36名の合計108 名です。
出願方法はWEBと郵送の両方があり、まずはWEBで出願します。
WEB出願を終えるとWEB上で願書を入手できるようになるので、記載します。
その後、郵送出願をしますが、受付期間が2日間しかないので必ず遅れないように余裕をもって準備してください。
試験は二次試験まであります。一次試験は例年11/1-5のうちの1日を指定されます。
受験番号は生年月日順に割り振られて、11/1から受験番号順に試験を受けます。
男子が先の年度もあれば女子が先の年度もあります。同じタイミングで都内の多くの私立小学校の試験が行われるので試験日がかぶってしまう可能性もあります。
2023年度入学者試験を見てみると志願者は男女計1,292名ですが、実際の受験者は1,015名と200名以上が入試を辞退しています。
一次試験はペーパー、絵画、生活巧緻性、運動、行動観察が行われます。
二次試験は親子面接です。2023年度入学者試験の倍率は男子が7.1倍、女子が10倍でした。
最終合格者は男子80名、女子45名でしたので、男女で17名程は辞退することを見込んでいるようです。
【早稲田実業学校初等部】の試験の内容
早稲田実業学校初等部の試験内容はかなり広範囲に渡って出題されています。一つずつ見ていきましょう。
ペーパー(一次試験)
ペーパーはお話の記憶と数量・図形・推理などの問題です。お話の記憶は先生の肉声で行われます。問題数は2-5問ほどです。
数量は思考力を問われる問題であったり、推理は指示理解をしないと解けないような問題も出てくるので難易度は高いです。
過去の出題領域をよく把握して、的を絞った対策が必要となります。
絵画(一次試験)
絵画は創意工夫を求めるような課題が出されます。
「あたたかい絵」や「自分がすごいと思った絵」のような抽象的な課題が出されるので、子ども自身で考えて書き始める必要があります。
日頃からさまざまなお題を与えて考えて描く練習をしておくと良いでしょう。
生活巧緻性(一次試験)
洋服を畳んで風呂敷で包むなどが定番です。
洋服がワイシャツの場合、襟や袖の小さなボタンもきちんと止める必要があります。
幼稚園で制服があるお子さんには難しくないでしょうが、私服で登園している子はボタンを止める位置すら分からないこともあるので、普段からワイシャツを着せるなど訓練をしておきましょう。
運動(一次試験)
テスターの真似をして身体を動かしたりします。
「その場でケンケン」は左4回→右4回→左2回→右2回→左1回→右1回のように交互にしかも数が減るような動きをします。
しっかりテスターの動きを見て記憶して指示通りに動けるかどうかがポイントです。
行動観察(一次試験)
自由遊びの中の行動が見られます。
初めて会うお友達と相談したり意見を言ったり、意見を聞いて賛同したり積極性や協調性が見られています。
三敬主義を掲げる早稲田実業学校初等部ですから、他人を敬う気持ちを持っているかどうかはとても大切なポイントと言えるでしょう。
親子面接(二次試験)
一次試験を無事に突破すると最後の難関である親子面接が実施されます。
親子面接と言われていますが、保護者への質問は1-2割で大部分の質問は受験者自身に向けられます。
しかも一問一答式で答えるのではなく、回答に対してどんどん質問が深堀りされるので会話のキャッチボールが出来ないと面接が成り立ちません。
自分できちんと考えて自分の言葉で大人と会話できることが求められますので、日頃から目上の方と接する機会を多くして慣れさせておく必要があるでしょう。
【早稲田実業学校初等部】試験内容をプロが解説まとめ
早稲田実業学校初等部の試験対策はかなりの広範囲に渡ります。
すべてを対策するには時間も労力も掛かるので、最初は的を絞った対策をオススメします。
例えばペーパーなら過去に出ている数量や図形を中心に対策したり、運動ならケンケンパーや飛行機バランスなど体幹重視の対策をする、などです。
生活巧緻性は日々の生活の中で取り入れるのが自然なやり方です。
慣れてきてこなせるようになったら徐々に対策の範囲を広げていきましょう。
お子さんも出来るようになってくると嬉しくてまたやりたくなります。
試験までの日々は大変だと思いますが、粘り強く頑張れるご家庭には明るい未来が待っています。