筑波大学附属小学校を受験するんだけど、面接で質問されることや特徴、対策ってある?
筑波大学附属小学校は男女合わせて約4,000名が出願する日本で最も志願者の多い小学校です。
一次抽選を突破して二次試験に挑まれるご家庭が不安になる試験項目の一つに面接(口頭試問)があると思います。
筑波大学附属小学校の面接ではどんな質問がされるのか?どんな対策をすれば良いのか?など疑問に思う方も多いと思います。
本記事では、筑波大学附属小学校の小学校受験面接特訓を行う筆者が筑波大学附属小学校面接について詳しく解説します。
後悔しないためにも具体例を知って万全な対策を行いましょう。
【筑波大学附属小学校】面接の特徴
筑波大学附属小学校では面接の代わりに口頭試問が実施されています。
口頭試問はお子さんだけに実施されます。親には面接などがない代わりにお子さんの考査の待ち時間に保護者アンケートを書かなければなりません。
保護者アンケートについても対策をする必要がありますが、こちらは別の機会にご紹介していきたいと思います。
さて、筑波大学附属小学校の口頭試問は短答形式となっていて複雑な設問はありません。
口頭試問は個人ではなく4-5人で1グループとなり、それぞれのお子さんに異なる質問がなされます。
聞かれる回数は1人1回か2回程度です。
早稲田実業学校初等部のように、質問の回答に対してどんどん深掘りされる形式ではなく、一問一答に近い形式となっているのが特徴です。
【筑波大学附属小学校】面接で質問される内容
筑波大附属小学校の面接で質問される内容にはどんなものがあるのでしょうか。実際、過去に質問された内容の一例を下記に挙げてみます。
- 「お名前を教えてください」
- 「今日は何時に起きましたか」
- 「好きな食べ物を教えてください」
- 「どんなスポーツが好きですか」
- 「生まれた季節はいつですか」
- 「(願書の写真を見せながら)これはあなたですか」
- 「先生の真似をしてください。”さしすせそ、たちつてと”」
- 「幼稚園は給食ですか、お弁当ですか」
一問一答の形式もあれば先生の真似をさせるような質問もあります。
重要なのは何を質問されているのかをしっかり聞いて答えるということです。
的外れな回答をしてしまうと質問を聞いていないと思われてしまいます。
「今日は何時に起きましたか」は規則正しい生活を送れているか、「好きな食べ物を教えてください」は偏食をしていないかを確認していると思ってください。
また「生まれた季節はいつですか」のような季節の理解や常識に関わる内容はペーパーのお話の記憶でも問われる内容ですので、しっかり身につけておくと安心です。
【筑波大学附属小学校】面接で何を見られているのか
小学校ごとに面接の対策は異なります。
筑波大学附属小学校では、質問されたら「目を見て大きな声ではっきりと答える」ことが大切です。
5歳児、6歳児にとって見知らぬ大人に質問をされて堂々と答えることはなかなか難しいものです。
しかし国立小学校の使命は教育研究であり、大勢の先生の前で公開授業が実施されます。
見知らぬ大人に取り囲まれても堂々と質問や発言をする子を学校は求めています。
回答を無事に終えたとしても油断は出来ません。
口頭試問は個人ではなく4-5人のグループで実施されます。
他のお子さんが質問を受けている間によそ見をしたり手遊びをするのは禁物です。
他のお子さんの質問も黙って聞くことが求められます。
口頭試問では答えることと同じぐらい聞くことも大切なのです。
これも授業中に先生の説明や指示を聞き逃さない子を学校は求めているからです。
試験対策で何をすべきか?というのは入学後の学校生活にすべての答えがあります。
筑波大学付属小学校は教育研究校としての使命があり、全国の教員の参考となるような教育を提供することです。
何度も言いますが、大勢の先生の前でスムーズな公開授業を展開できるようなお子さんを学校は求めていることになります。
【筑波大学附属小学校】面接で失敗しないために気を付けること
筑波大学附属小学校は親の面接がありません。
これは裏を返せば子を見れば親が分かるということです。
ご家庭でどのようにお子さんを育てているのか?親の教育方針はどのようなものなのか?をお子さんを通して見ているのです。
大人と違って子どもは普段の姿がそのまま出ますので、お子さんの姿がそのまま出ても問題ないように日頃から受験を意識した対策が必要です。
口頭試問では、聞く力、話す力そして理解力が問われています。また態度やあいさつ、言葉遣いなどにも気をつけてください。
これらは日頃のご家庭での躾に直結します。
ただし決して難しく考える必要はありません。難しい敬語や言葉を使う必要もありません。
日常生活で身についた振る舞いを自然な形で表現できれば何の問題もありません。
それぞれの小学校にはそれぞれの教育方針があります。
教育方針について、小学校とご家庭との間にミスマッチがあると入学後にお互いが不幸になります。
小学校受験は「小学校側に選ばれる」という意識になりがちですが、受験者側も小学校の教育方針を見定めて選ぶ気持ちでぜひ望んでみてください。