小学校受験をするけど、我が家は共働き・・
共働きは不利ってきくけど、真実が知りたい!
限られたご家庭や一族だけのものであると言われていた小学校受験の裾野が広がっています。
私立小学校を志願するご家庭は年々増えていますが、その新規層の中心となっているのがパワーカップルと呼ばれる教育熱心な共働き家族と言われています。
パワーカップル層は、ご両親自身が中学校受験を経ている経験からお子さまにも同様の道を望む場合も多いです。そういったご家庭からは「中受校」と呼ばれる児童のほぼ全員が中学校受験を目指す私立小学校の人気が年々高まっています。反面、加熱する中学校受験を避けるため、大学までの一貫校を志望するご家庭も増加傾向にあります。
このように、共働き家庭の参入により、「育ちや伝統」といった従来の価値観に加え、私立小学校を選ぶ理由は多岐に渡る様になりました。
その一方、昔ながらの教育観や環境を大切にする私立小学校において「共働き家庭は不利になる」といった話を聞いたことはないでしょうか。
わたくしのところにも
「共働きだと伝統カトリック校は受からないと聞きました…」
「周りに共働きで受験がうまく言ったご家庭がいなくて」
といった不安や悩み相談が頻繁に届きます。
本記事では、共働き家庭は小学校受験において不利なのかについて解説します。
小学校受験で共働きは不利というのは昔の話
うみ塾長がズバリ断言します。小学校受験で共働きが不利というのは昔の話です。そんな言葉に惑わされて受験チャレンジをあきらめてしまうのはもったいなさすぎます。
かといって「共働き家庭でも余裕です!」なんて甘いことを言えないのも私立小学校の現実です。
私立小学校は入学するだけでも大変な苦労がありますが、入学後も親の出番が多く、ある程度の負担もかかります。
公立小学校と比べ短縮授業や休校日が多く、長期休暇期間も長めに設定されています。完全お弁当の学校もまだまだ健在です。また、学園祭や運動会・バザーといったイベントに力を入れるのも私立小学校の特徴で、各イベントに合わせて実行委員会や父母の会が結成され、長い場合は数か月前から児童や先生のサポート活動を行う場合もあります。
また、どのご家庭もハードな受験生活を乗り越えた確かな教育力をお持ちです。自宅学習も親子二人三脚でしっかりなされるという前提でお勉強もハイスピードで進んでいきます。
「毎日の宿題が山積みで手が回らないわ…」
と、場合によっては受験期よりも忙しいと感じるご両親もいるほど。
このように、私立小学校はいざ入れてしまえば安心!ということは決してなく、親の出番も多く、その役割は多岐にわたります。
こういった面から、過去共働きのご家族が私立小学校にお子さまを送り出すことは難しかったことは容易に想像できます。
しかし逆に考えれば、ご家庭でサポートさえしっかりできれば共働きを理由に受験で不利になることは決してないのです。
また、私立小学校もその価値観や体制をどんどんアップロードしています。
学校説明会で校長先生自ら「共働きウエルカムです」「ご両親ともにお仕事があっても、シングルのご家庭でも選考に一体関係ありません」と断言されたり、学校内にアフタースクールを併設し、仕出し弁当の注文を開始するなど改革を進める学校も増えています。
一昔前のイメージと異なり、今では私立小学校にお子さまを通わせる共働きのご家庭はたくさんいらっしゃいますよ。安心してくださいね。
【小学校受験】共働きが不利にならない小学校選びを!
とはいえ、大々的に広報はしていないものの未だに共働き家庭を歓迎しない学校も(残念ながら)存在します。
説明会など公式な場所では「問題ありません」と言いながらも、実際にふたを開けてみると在校生家族に共働きはほぼいないなんてこともめずらしくありません。共働き家庭がいたとしても、士業や自営業のようにご自身で仕事時間をコントロールできる限られた職業ばかり…といった現実もあります。
学校のHPやパンフレットを読み込むだけでは、各学校の現実は見えてきません。
実際にお子さまを通わせている在校生のご家庭と繋がることはもちろん、学校説明会で
「アフタースクールの利用率はどの程度ですか?」
「毎日アフターに通うお子さんはいますか?」
「フルタイムで働くお母さまはどのくらいいますか?」
「実際に学校に足を運ぶ機会は年に何回ほどありますか?」
といった具体的な質問をぶつけてみる必要があります。
志望校の在校生につてがない場、説明会への参加が出遅れてしまった等、上記のような情報収集ができなさそうな場合は大変困ってしまいますよね。
そんな時はお受験カレッジうみ塾長の無料LINE相談をぜひご活用ください。共働きに関する不安や疑問はもちろん、ぼんやりとした不安や愚痴などなんでも結構です。LINEに登録いただくだけで相談できますのでお気軽に利用してくださいね。
【小学校受験】共働きは不利?塾長が解説まとめ
いかがでしたか。私立小学校にお子さまを通わせるというのは思った以上に大変です。6年間の長きにわたるサポートを行うため、家族一丸で協力し合って乗り越える必要があります。
お受験カレッジの卒業生でも、実際に何百組もの共働きのご家族が笑顔で私立小学校に通っています。周りの助けを上手に借りて、工夫し協力し合うことで乗り越えていくことは可能ですよ!
そして、何より大切なのは学校選びを間違わないことです。
表面上の情報に惑わされず、説明会や幼児教室の情報、共働き家庭でもやっていける相性の良い学校を見つけてくださいね。