栃木県で小学校受験をするから、人気の私立・国立小学校のランキングを知りたい!
栃木県には国立・私立小学校共に1校ずつしかありません。多くの方は公立小学校に通うため、受験の情報が少なく困る方も毎年いらっしゃいます。
そこで今回は、幼児教室代表で小学校受験に長年携わってきた私が、栃木県の国立・私立小学校をランキング形式でご紹介します。
考査の内容や受験のポイントもお伝えしますので、ぜひ今後の受験に活かして下さい。
栃木県で小学校受験を検討している皆様は、ぜひ今後の参考にしてください。
栃木県の小学校受験で人気のある小学校・倍率は?
栃木県で小学校受験を目指す場合、国立小学校が人気です。全国的にも国立小学校への人気が高い傾向にありますが、これは公立と同じくらいの学費で、最先端の教育が受けられるからだと言われています。
倍率は東京都に比べると低く感じますが、公立進学への傾向が高い栃木県で受験を決意される親御様は非常に教育熱心で、対策も早い段階から開始しています。
受験勉強でがんじがらめにするのは良くありませんが、余裕を持って試験に挑めるよう日々の生活から自立心を高めておきましょう。
栃木の小学校受験の人気ランキング
栃木県の国立・私立小学校はどちらも系列の幼稚園があり、内部進学生も多くいます。つまり、小学校からの入学を目指す場合には、それだけ努力が必要だということです。
お子様のペーパーテストや行動観察対策だけでなく、親御様の願書や面接も非常に重要です。
小学校受験は中学以降の受験と異なり、親御様の教育感や学校への理解がなければ合格できません。心身ともに大きく成長する小学校という時期は、親御様との連携が特に必要だからです。
そのため一般参加が可能な説明会や見学会にはできる限り沢山通い、それぞれの校風や先生方・在校生の姿をよく観察しておきましょう。
宇都宮大学共同教育学部附属小学校
宇都宮大学共同教育学部附属小学校は、栃木県松原地区に位置する国立小学校です。「先導的・先進的な研究校としての役割と教員養成の使命の上に、子供たちに最良の教育を行うこと」を目的としているため、各教科の研究や教員を目指す学生にとっての研修場でもあります。
国立小学校はどの学校も、授業カリキュラムなどの研究をする場です。そのため、親御様も学校の使命をよく理解した上での入学を求められます。
系列には宇都宮大学共同教育学部附属中学校があり、毎年ほぼ全員が連絡入学で内部進学しています。他校の中学を受験する場合は内部進学ができなくなりますので、他校に挑戦しつつ公募生枠(外部と同じ受験方法)で宇都宮大学共同教育学部附属中学校の試験を受ける方もいるようです。
2024年度では、系列の宇都宮大学共同教育学部附属幼稚園から約63名が進学しました。そのため外部受験からの募集は、実質42名と狭き門です。
出願は毎年郵送で、12月1日から7日の1週間程度期間が設けられます。出願受付最終日の消印有効となりますので、余裕を持って提出してください。外部からの受験生は1月前半(2024年では1月7日)に考査があります。
尚、例年ですと志願者1名に対し保護者1名の付き添いが可能です。また、「携帯電話等の通信機能がある機器及びメモ帳類の記録できるものの校内持ち込みを禁止します。」というアナウンスもあります。持ち物については事前に準備が必要ですね。
志願者の面接では、マナーやルールについての質問があった、という方がほとんどでした。特に通学で電車やバスなどの公共交通機関を使用する方は、車内のマナーを言葉にして答えられるか練習してください。
試験内容 | ペーパーテスト
口頭試問 行動観察 制作 志願者面接 |
所在地 | 〒320-0041
栃木県宇都宮市松原1丁目7−38 |
募集人数 | 男子・女子合わせて約105名程度
※附属幼稚園からの進学者を除く |
倍率 | 非公開 |
教育目標 | 「社会の変化に対応し、未来を創り出すたくましい子ども」
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宗教 | なし |
作新学院小学部
作新学院小学部は、明治18年に私塾として船田兵吾が設立した下野英学校が前身です。
「文、武、社会貢献」という三本柱を掲げ、高い学力と鍛え上げた心身により、社会にその身を役立てる人間を育成しています。
系列校は幼稚園から大学まであり、一貫教育を通して新たな時代にも対応できるような人間力を身に付ける教育にも力を入れています。ちなみに作新学院の目指す人間力とは、「創造力・国際力・コミュニケーション力・社会貢献力・諦めない力」を併せ持った人間のことです。
オリンピックやパラリンピックで活躍されている選手を多く輩出していることでも知られていますね。また、コロナ禍ではいち早くオンライン授業に切り替え、現在も「ハイブリとお教育」と銘打ったオンラインもうまく活用した教育体制づくりに力を入れています。
さらに主な教育の特色として、「キリスト教の愛の精神を基盤に置いた道徳教育」「グローバル化を見据えた英語教育」「少人数のクラス編成とチームティーチング」の3点を挙げています。宗教色はそれほど強くないため、教会通いなどを強制されることはありません。
入学試験は毎年2回、11月末と1月中旬に実施されます。試験内容はオーソドックスな小学校受験問題といったものですが、待ち時間のお子様の態度もチェックされる傾向です。また保護者には、普段の躾で心がけていることや道徳観について問われます。礼儀やマナーを大切にする作新学院小学部を受験するなら、普段から言葉遣いや態度に気をつける必要があるでしょう。
倍率は非公開ですが、一般的には約1.0〜1.2倍とも言われています。そこまで高くはありませんが、全入ではありません。ペーパーや運動などの対策しやすい試験では差がつきにくいため、志願者や親御様の受け答えをしっかり練習しておきましょう。
試験内容 | ペーパーテスト
口頭試問 行動観察 運動 保護者面接 |
所在地 | 〒320-8525
栃木県宇都宮市一の沢1丁目1番41号 |
募集人数 | 男女合わせて約75名 |
倍率 | 非公開 |
教育目標 | 一校一家
自学自習 誠実勤労 |
宗教 | キリスト教 |
栃木県小学校受験の人気ランキングまとめ
今回は栃木県の小学校受験についてお伝えしましたが、いかがでしたか。公立志向の高い栃木県だからこそ、小学校から受験を考えられるご家庭は幼少期から対策を徹底しています。
特に躾やマナー、受け答えなどは付け焼き刃の対策で合格できるものではありません。普段の生活から見直し、受験に余裕を持って挑めるよう努力していきましょう。
小学校お受験カレッジでは、願書作成や面接レッスンも行っております。
ありがたいことに、毎年多くの方から全国の難関小学校へ合格したとの報告をいただいております。願書や面接の受け答え内容は、お子様の考査対策に追われていると中々余裕がありませんよね。栃木県をはじめ、全国の小学校受験でお悩みの方はご相談ください。