四天王寺小学校を受験しようと思っているんだけれど、願書の書き方で迷っているのよね・・・
どんな風に書いたら良いのか、ぜひアドバイスが欲しいわ。
願書は、入試の最初の関門です。
願書の書き方の良し悪しでお子さんや親御さんの第一印象が決まりますので、しっかりと時間をかけて内容を吟味しましょう。
これまで数多く願書を添削してきた願書作成のプロが、四天王寺小学校に合格する願書の書き方をお教えします。
【四天王寺小学校】願書の項目
四天王寺小学校は、miraicompass(ミライコンパス)というシステムを使ってインターネットで願書を提出する、いわゆるインターネット出願になっています。
記入する項目は以下の通りです。(2022年入試)
- 志願者情報
- 自己推薦(お子様の性格やアピールできることをお書きください)※200〜250字以内で記載ください
- ご家庭でのご様子※200〜250字以内で記載ください
- 本校を志願した理由※200〜250字以内で記載ください
以下では、項目ごとに記入すべき内容と、願書の書き方のコツをご紹介します。
自己推薦
「自己推薦」は、ご両親がお子様を推薦する文章を記入する欄です。
お子様の性格、長所、特技など、「いかに素晴らしい子どもか」という内容を記入してください。
他には、四天王寺小学校は仏教系の学校ですので、実家がお寺で父親が住職など、宗教教育に関連した内容を記入するのも良いと思います。
家庭での様子
家庭教育について記入する欄です。
お子さんがご家庭でどのように過ごしているかだけではなく、しつけや子育てについて触れながら書くのが望ましいでしょう。
書くテーマは、遊び、学習、お手伝い、家族との関わりなど、何でも大丈夫です。
ですが、お子様が面接で深掘りされても答えられる内容が望ましいと言えます。
親御さんの思いだけでなく、お子さんと会話しながら記入するようにしてください。
志願理由
四天王寺小学校では、オープンスクール、個別説明・相談会、体験学習会、学校説明会など、ほぼ毎月公開行事や説明会を開催しています。
実際に足を運んでみて、親御さんが感じたこと、お子さんの反応や感想などを踏まえて志願理由を書くのが良いでしょう。
ホームページでも分かる「建学の精神」や「学園訓」を引用した志願理由よりも、より説得力のあり、面接官の印象にも残る志願理由になります。
【四天王寺小学校】願書の書き方のコツ
四天王寺小学校における願書の書き方のコツは、
- 簡潔明瞭な文章にする
- 学校の教育方針を踏まえる
- 選抜方式に合わせた内容にする
になります。
コツ1:簡潔明瞭な文章にする
インターネット出願の学校全般に言えることですが、記入欄に字数制限があるため、手書きの願書のように文字の大きさで文字数を調整するということができません。
限られた文字数の中で伝えたいことを伝えるためには、簡潔明瞭な文章が求められます。
あまり内容を詰め込みすぎると抽象的な言葉ばかりが並び、読み手に気持ちが伝わりませんので、書く内容を厳選するのもポイントです。
コツ2:学校の教育方針を踏まえる
四天王寺小学校は、聖徳太子の教えをもとにした仏教系の学校で、「ひとよ、育て。」をモットーにしています。
聖徳太子が制定した十七条の憲法をもとにして制定された学園訓は「和を以て貴しとなす」「礼儀を正しくせよ」など、家庭教育にも通じるところがあるはずです。
そこで、「ご家庭でのご様子」や「本校を志願した理由」の記入欄には、この聖徳太子の教えを踏まえた内容を書くと良いでしょう。
学校の教育方針をよく理解していることや、家庭でも同じ方針で子育てをしてきたことをアピールすることができます。
コツ3:選抜方式に合わせた内容にする
四天王寺小学校は、「対話型入試」と「一般入試」から入試の選考方法を選べる学校です。
対話型入試は、ペーパーテストがなく、個人面接(口頭試問)、集団面接、親子面接で考査を受けるタイプの入試になっています。
この対話型入試は、個性の尊重を謳った選考方式になっているため、「自己推薦」の記入欄には、お子さんの個性あふれる内容を記入すると良いでしょう。
推薦文ですので、控えめな表現や謙虚さは必要ありません。
お子さんの良さをしっかりとアピールしましょう。
コツ4:深掘りされても大丈夫な内容にする
願書に記入した内容は、親子面接でも聞かれます。
ご両親とお子さんの誰に質問されるか分かりませんので、誰が深掘りの質問をされても大丈夫な内容にしておいてください。
特に、お子さんのアピールポイントを記入するときは、お子さんと相談・確認しながら記入しましょう。
また、家庭の様子や志願理由についても、ご両親でしっかり内容を練るようにしてください。
コツ5:具体的なエピソードを交える
簡潔明瞭な書き方を求められる願書ですが、具体性に欠けないようにエピソードを交えておきましょう。
「いつ、どこで、誰と」などの詳細は省いて大丈夫ですので、簡単にエピソードを紹介してください。
こうすることで、面接官は内容を理解しやすくなりますし、親子面接での布石にもなります。
その他の注意事項
<顔写真>
インターネット出願では、顔写真は「写真データをアップロードする形式」になります。
写真館やフォトスタジオを利用して顔写真の撮影をする場合は、写真データをもらえるところを選びましょう。
ご自身で撮影する場合は、「白い壁を背景にする」「顔が暗くならないようにする」などに気を付けてください。
また、アップロードできる写真のデータ量には制限がありますので、規定サイズ(3MBまで)を越えないようにカメラの設定を確認しておきましょう。
<オートコンプリート機能>
情報を登録するときには、オートコンプリート機能を使わない方が無難でしょう。
嘘のような話ですが、インターネット出願では「出願者が保護者の氏名になっていた」「生年月日が保護者のものだった」などの記載ミスが起こるようです。
これは恐らくオートコンプリート機能を使ったためではないかと推測されます。
うっかりミスを防止するために、記入した内容はしっかりと見直してから提出するようにしてください。
まとめ
願書は入試の第一関門と言われるくらい大切な書類です。
四天王寺小学校の願書は限られた文字数で書かなくてはなりませんし、面接でも必ず聞かれる材料となるため、面接まで見通して内容を吟味してください。
もし願書にどのような内容を書いたら良いのか分からなければ、「願書作成代行」を利用するのをおすすめします。
ただ、「願書作成代行」を依頼する際に注意していただきたいのが、受験する学校やご家庭に合った願書を作成してもらえるかという点です。
オンラインで願書の作成や添削をしている業者の中には、当たり障りのない汎用的な願書を作成するところもあります。
しかし、これでは全くお子さんの魅力が伝わりませんし、面接対策にもなっていません。
私が行っている「小学校受験願書作成」では、ご両親からしっかりとお話を伺いながら内容を考えさせていただきますので、ありきたりな内容には致しません。
元面接官の経験を踏まえて、しっかりとお子様の魅力やご家庭の魅力が伝わる願書を作成させていただきます。
お急ぎの場合でも、24時間以内に納品することも可能ですので、まずはご連絡ください。
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