面接で落とされてしまうこともあります。
立命館小学校に合格実績のある塾長が解説していきます!
【立命館小学校】入試の面接はどんな雰囲気?
立命館小学校は、日々の新たな経験を通して、自分自身を知り、成長の可能性を広げていく、学ぶことの楽しさ、できることの喜びを感じる環境が整えられた学校です。
こども達が主体的に学び、自らを鍛えて成長していくことを目標としています。
そのため、「入学後の学習準備ができているか」、「社会性が育っているか」をしっかりとみる親子面接となります。
だからこそ、こどもの話、そして親の話をじっくりと聞く、そんな面接です。
面接官の先生は誰?
面接を受ける年度ごとに違いがあるようです。
複数の面接担当の先生方が2人1組で面接を担当される年もあれば、
校長先生が担当される年と、その時々で方針が変わるようです。
どの方が面接されるかは、当日の本番でわかります。
ドアは自分で開けた?元々開いている?
ドアは自分で開けます。
この時も、室内に入る順番、入る際の挨拶はもちろんですが、親と子の関わり方など、細かい点もみられています。
スムーズに行動できるよう、どんなシチュエーションでも対応できるように、
家族全員で練習をしておきましょう。
面接の雰囲気は?
受験生のこどもがリラックスできるように、終始とても和やかな雰囲気です。
先生方がニコニコと笑顔でお話しくださいますので、とても話しやすい雰囲気だといえます。
こどもが素直に受け答えできるように配慮された雰囲気が作られています。
だからこそ、リラックスし過ぎないよう注意し、
そんな空間でもしっかりと受け答えができることが大切です。
面接は何分?
出入りも含めて約20分間です。
学内に兄姉がいる場合、多少の時間が短くなることもあるようです。
親の面接の間、また逆にこどもの面接の間も、各々が話を聞く姿勢がみられているため、
十分に注意しましょう。
【立命館小学校】入試の面接待ち時間はどんな感じ?
立命館小学校の面接を受ける時に気になるのは、面接の前後ではないでしょうか?
面接の待ち時間と面接が終わった後は、どのようになるのか以下でご紹介しています。
面接の待ち時間
指定通りの時間で進み、余分な待ち時間はほとんどありません。
面接が終わったあと
そのまま帰宅へとなります。
ですが、面接を終わり部屋から出た後も、校門を出るまでも、また駅に向かうまでも、
全てにおいて見られているということはくれぐれも忘れてはいけません。
【立命館小学校】入試の面接で質問される内容は?
立命館小学校の面接では、どのような質問をされるのでしょうか。
以下の質問の答えは、しっかりと考え、回答集を作りましょう。
親
基本的に出願資料に記載している
「立命館小学校を志望する理由をお聞かせください」
「ご家庭では、どのような方針で、お子さまをお育てになっていますか」
「志望者の長所や短所・特技・また現在頑張って取り組んでおられることはなんですか」
というこの内容を基に、質問を受けます。
家庭での教育方針や立命館小学校に通わせたいという熱意を、
いかにしっかりと簡潔に伝えることがきるかがポイントとなります。
話す内容ももちろん大切ですが、話し方や表情・相手に伝わるように簡潔に話すことを考えるといった、基本的な部分こそがとても重要で合否を分けるといっても過言ではありません。
質問内容は、以下のような一例となります。
- 自己紹介
- 志願理由
- 家庭での教育方針
- 12年の一貫教育についてどう思いますか。
- こどもに将来はどのような大人になってほしいですか。
- こどもの長所はなんですか。また、短所はなんですか。
- 立命館小学校を受験しようと決めた時期はいつですか。また、その理由を教えてください。
- 他校の受験の予定はありますか。
- 《父親のみ》今、お子さんががんばって取り組んでいることはなんですか。
- 《父親のみ》お子さんが最近お父さんと遊んで一番楽しかった遊びはなんですか。
- 《父親のみ》お子さんと最近はどんな遊びをしていますか。
- 《父親のみ》お子さんと特別な時間をとって接しておられますか。
子ども
一例ですが、以下のような質問をうけます。
聞かれたことに的確に答えられるかはもちろんですが、
話し方や、答えがなかなか浮かばない時にも粘り強く考えることができるかも評価の一つとなります。
面接では、「聞く力・話す力」「日常の生活や学び・遊びへの意欲があるか」の質問が基本となります。
- 名前
- 年齢
- 誕生日
- 幼稚園の名前
- 幼稚園の担任の先生の名前
- 幼稚園で仲良くしている友人の名前(複数聞かれることがあります。)
- 友達と何をして遊んでいますか。
- 担任の先生はどんな先生ですか。
- 担任の先生とどんな遊びをしますか。
- お母さんの好きなところはどんなところですか。
- お父さんの好きなところはどんなところですか。
- 家では、どんな時に怒られますか。また、その時どうしますか。
- 家では、どんなお手伝いをしますか。
- お料理のお手伝いをしたことがありますか。
- 掃除のお手伝いをしたことがありますか。
- お手伝いをしたら、お父さんとお母さんになんと言われますか。
- お母さんの料理ですきなものはなんですか。
- 今はどんなことを頑張っていますか。
- 夏休み、みんなでしたことで、なにが一番よかったですか。
- 最近読んだ本はありますか。それはどんな本ですか。
- 行ってみたい国はありますか。(理由も含めて答えることができるとなお良いです。)
- 立命館小学校には来たことがありますか。
- 立命館小学校でなにを勉強したいですか。なにを頑張りたいですか。
【立命館小学校】入試の面接で合格するためのポイント
こどもの自然な姿の中から「伸びていく力を持っているかどうか」がみられている、
そんな面接です。伸びていくこどもには共通点があると、説明会でもそんなお話しがありました。
「素直な心を持ち、人の話をよく聞く子。」
「丁寧に物事に取り組む子。」
「粘り強く、物事に取り組む子。」
このような3点は、まずは親がその姿勢を実践することで、
こどもはその後姿を見て学んでいきます。
また、立命館小学校では、とくに目新しいことを聞かれる面接ではありません。
保護者が頭を抱えるような難問はありません。
注目すべきは、どんな子育てをしてきたのか、我が子の将来をどのように考えているのか、そしてなによりも、立命館小学校で学びたいという強い気持ち、これらをしっかりと面接や願書で伝えることが大切です。
長くても短くても、相手の心に伝わるように、一生懸命に丁寧に伝えることが大切です。
まとめ
立命館小学校では、以下のような基本的なことを、こどもがしっかりと身に付けているかをみます。
- あいさつ・返事
- 自分の身の回りのことが、自分自身で考えてできる
- 話を聞く姿勢
- 体験や知識を得る
- 学ぶ意欲、そして様々なことに関心を持つ心
- 社会性
小学校入学後、成長していくための、基礎・基盤が、確実に、そして高いレベルできちんと身に付いているかどうかをみています。
質疑応答はもちろんですが、部屋を入るところから出るまでの一連の行動を、
事前に十分に練習しておくことが大切です。
しかしながら、受験対策だけで身に付けたことではすぐに見抜かれてしまいます。
常日頃から家庭でどのように教育をしているか、どのように親とこどもが向き合い、
そして、考え・しつけをしているのかが問われます。
立命館小学校の校門を入ったところの石碑にある「培根達支」という言葉。
こども達が自分の独自性を自分で発見し成長していくことを大切にしている学校です。
すぐに芽が出なくても、すぐに花が咲かなくても、やがて大輪の花を咲かせるための「根っこ」になる力を育てる立命館小学校です。
学校と共に、親もこどもを伸ばしていく姿勢を持ち、
熱意を持って面接に臨むことが大切です。