立教女学院に合格したいから、失敗しない願書の書き方を知りたい!
立教女学院小学校は、人気の大学附属校の中で珍しい女子校です。
試験日は他の女子校が11/1が多い中で、例年11/3です。
そのため、第一希望のご家庭も、併願のご家庭も受験する人気の学校で、倍率は6倍ほどあります。
この高い倍率を勝ち抜くためには、願書は非常に大切です。
立教女学院小学校では出願に際して、定番の受験者本人の写真だけではなく、家族全員の写真があったり、大きめの志望理由欄があったりと、早めからの準備が必要になります。
本記事では、立教女学院のオーダーメイド願書作成を行う小学校受験のプロが、願書が書けないお悩みについて解決します。
【立教女学院小学校】願書の項目
願書の項目は一般的なもので、大きく分けて3つあります。
- 志願者情報
- 保護者情報
- 志望理由
以下では、願書の項目別に分けて、書き方を解説していきます。
【立教女学院小学校】願書の項目の書き方のポイント
志願者情報と保護者情報については一般的な項目ばかりなので簡単に書ける内容です。
苦労することはないでしょう。
願書のメインとなるのは、志望理由です。
大きな空欄で線はありません。
自分で鉛筆で薄く線を引いて、最後に消しましょう。
文字数は800文字程度前後を目指して書きます。
本校志望の理由
立教女学院小学校は「健康で明るい子」「進んで行動する子」「周りの人を大切にする子」を目標に掲げています。
健康で明るい子については、立教女学院小学校では面接の際に提出するアンケートで、
お子様の就寝時間や起床時間、幼稚園や保育園の欠席日数やその理由を聞かれます。
規則正しい生活を送り、心身ともに健康であることは学校生活を送る上での基本となります。
進んで行動する子は、自分で考えて工夫できるお子さまのことです。
立教女学院小学校の試験は、基本的な問題もありますが、難易度の高い初見の問題もあります。
ですが、その場合、必ず練習問題を行うのが立教女学院小学校の特徴です。
練習問題を通じて理解を深め、実際の問題で考える力を問います。
勉強だけではありません。
立教女学院小学校には、制服もありませんし、成績表もありません。
行事が多い学校で、他者との比較ではなく、個々が高め合うよう導く教育をしています。
周りの人を大切にする子は、正にキリスト教の教えそのものです。
立教女学院小学校では集団テストを通して、周りのお子さまとの関わり方を見ます。
また親子面接でも、ご両親への質問を通じてご家庭のカラーをとても大切にしています。
立教女学院小学校の願書では、特に「進んで行動する子」「周りの人を大切にする子」の2点のどちらかに的を絞って志望理由を書くことをオススメします。
どちらもペーパーテストや集団テストを通じて、初見の問題への工夫、周りのお友達への気配りや配慮などを見られますが、その試験だけでは発揮しきれないお子さまの良さを願書で伝えましょう。
また、立教女学院小学校では特に「人のつながり」をとても大切にしています。
良好な人間関係を築くためには子供時代の遊びが大切という考えから、低学年は自由遊びの時間「なかよし」があります。
また縦割り活動も盛んで、動物介在教育を通じて人だけではなく動物との関わりも深めて思いやりや共感の心を育んでいます。
学校見学や学校説明会ではこの辺りのことに留意して見てください。
そしてそこで聞いたお話や見た光景で印象に残ったことをもとに志望理由を組み立てていくと書きやすくなります。
ちなみにもう1つの教育目標である「健康で明るい子」に関連して、親子面接の際のアンケートで、幼稚園や保育園の欠席日数と理由、就寝時間と起床時間を聞かれますので、これもまた別途準備が必要です。
立教女学院小学校の合格を目指すなら願書が重要な理由
校長先生は「自由と個性と集団生活のバランスを極める」ことの大切さについて話しています。
キリスト教の女子校は首都圏にたくさんあります。
ですが、立教女学院小学校は制服や通知表のない自由さ、行事の多さ、お父様の会があるなど、と他校とは大きく異なる学校です。
立教女学院小学校は、1学年2クラスのみで、決して大規模な学校ではありませんが、それ故にアットホームさが感じられる温かな学校です。
全児童が食堂に集まって取る昼食、たくさんの行事、お友達や動物との関わりを通じて、豊かな人間関係を築く独自の教育を行っています。
人気の高い学校なので、ただ単純に女子校志望のご家庭、キリスト教志望のご家庭、という願書では決して想いは届きません。
その後の事前面接がスムーズに進むためには、願書の志望理由はとても大切です。
実際に願書の内容は面接の際にも話題になりますので、更に深く聞かれることもあります。
他校と試験日がずれるために併願されやすい学校でもありますので、他校でも使えそうな志望理由ではなく、ユニークな教育を行っている点にしっかりと言及して、立教女学院小学校らしさが伝わる願書が必要です。
立教女学院小学校の試験では、お子さまの学力についてはもちろんですが、それと同じくらい家庭の雰囲気を大切にしています。
そのため、家庭、そしてお子さまの第一印象を決める願書はとても大切です。
自由さの中に規律がある立教女学院小学校の独特の教育への共感や理解と共に、ご家庭の雰囲気が伝わるエピソードを書きましょう。