お茶の水大学附属小学校を受験するから対策が知りたい!
試験内容が独特と言われるのがお茶の水大学附属小学校の第二次検定(考査)です。
検定内容とその攻略ポイントをおさえて、二次検定を突破できるよう対策をしていきましょう。
本記事では、願書作成代行や回答集作成付き面接レッスンで高い合格実績を誇る筆者が
お茶の水大学附属小学校に合格する子についてご紹介します。
【お茶の水大学附属小学校】受験するなら知っておきたい受験内容
お茶の水大学附属小学校では、例年「個別テスト」と「集団テスト」が実施されます。
A~Cグループで取り組む課題が異なり、月齢に合った内容になっています。
口頭試験(個別テスト)
お茶の水大学附属小学校では受験者全員に口頭試験が実施されます。
一般的な考査の”お勉強”の項目にあたるものです。受験者と試験官の先生がマンツーマンで行います。絵を見て先生からの質問に答えたり、並べられたお道具を使って長さ比べをしたりします。試験官は、答えの正誤ではなく、課題に取り組む姿勢やお話しする内容に注目しているそうですよ。
絵画・工作(集団テスト)
お茶の水大学附属小学校の検定では、例年絵画や工作が出題されますが、年度によって「指示製作(試験官の指示を聞き、言われた通りに製作する)」「自由製作(お題に対して自由に製作する)」「指示製作と自由製作を合わせたもの」の場合があるそうです。指示製作の場合は、試験官が繰り返し説明をしたり実際に作っている様子を見ることができますので、しっかり見て聞くことが大切です。自由製作の場合は多く画材や素材を利用することが求められます。また、コロナ禍以前は、自身の製作物をプレゼンテーションすることもあったそうです。
行動観察(集団テスト)
お茶の水大学附属小学校の行動観察は、コロナ禍の影響でここ数年は実施されていませんでした。しかし昨年からついに復活。
音楽にのせてじゃんけんをすることで長い列を作る「じゃんけん列車」やグループ5~6名で行う「すごろく」などが課題になったそうです。お子様同士の関わり合いや、相手を尊重できるかなどに重点を置いて観察されていたようです。
また、コロナ禍以前は集団製作(数人のグループでひとるの絵画や工作を作る)が行われていました。そろそろ復活するかもしれませんので、多角的な対策が必要になりますね。
【お茶の水大学附属小学校】受験するならしておきたい対策
このように、お茶の水大学附属小学校の検定(考査)は簡単なように見えて奥が深く、ひとりひとりの個性がしっかり見極められる大変難しい内容です。
実際にお茶の水大学附属小学校を受験する場合、どのような対策をする必要があるのでしょうか。
静かに待てる練習をしましょう
お茶の水大学附属小学校の検定は、ひとりひとりをじっくり観察する考査になります。必然的に待つ時間が長くなり、口頭試験の時は、終わった後に別室で絵本を読みながら待つ時間があります。長いお子さんですと待ち時間が1時間近くに及ぶため、絵本に集中して静かに待つことが大切になります。
ご家庭でも、ご両親がお話している時やお店の方とコミュニケーションをとっている際などは、間に割り込ませることなく「大人のお話が終わるまで黙って待つ」ことを練習しましょう。最初は難しいかもしれませんが、1分でも待てた時はたくさん褒めてあげて、もっとできるよ!とやる気に繋がるよう導いてあげましょう。
色々な画材や材料を使ってみましょう
お茶の水大学附属小学校の絵画工作は、穴あけパンチやホッチキス等、他の学校であまり使用しない道具が登場することがあります。それ以外にも紙コップを長いリボンのように切ったり、蛇腹折りをしたり。お子様によっては「やったことがない!」と思うような作業を求められます。また、数多くの材料が並べられ「好きなものを選んで使ってみましょう」と指示されることもあります。その際に同じような道具や素材だけでなく、いろいろな物を使ってみること。「材料を活かせること」は大変なプラスポイントになります。ご家庭では、ゴミになりそうな廃材を集めておいて、お子様にどんどん工作をさせたり、例えば「貼る」という作業にも「のり」「セロファンテープ」「ボンド」など多くの道具を使わせる経験を積ませてあげてください。
家族でたくさんお話ししましょう
お茶の水大学附属小学校の検定では「自分の考えを言葉にできること。」「相手のお話を聞いて尊重すること。」この2点を大変大切にしています。
小さいお子様がこの能力を身に着けることは簡単ではありません。ですが、ご家庭内でたくさんお話をし、ご自身の話を聞いてもらえた!そう実感した経験がお話を上手にしていきます。
「今日は何をしたの?」「どうだった?」「なんでなんで?」と質問攻めにしてはいけません。こういった行為は、お子様にとってプレッシャーや窮屈なものに感じられるからです。
どんなお話でもいいので、お子様が何かを口にしたときは「そうなんだ!〇〇をしたのね。楽しかったのね。」とお子様の言葉を繰り返してください。そうすると、自分の言葉がご両親に伝わった!と嬉しくなってどんどんお話してくれるようになりますよ。
【お茶の水大学附属小学校】受験するならしておきたい対策まとめ
お茶の水大学附属小学校の検定(考査)は難しく感じられるかもしれません。けれど、必要な能力はご家庭内で過ごすことで身に着けられるものばかりです。家族仲良く楽しくお話をしたり、お休みの日にはみんなでゲームしたり。そんな日々の積み重ねが結果的に受験対策になることを忘れずに、毎日笑顔で過ごしてくださいね。