京都聖母学院小学校を受験しようと思ってるんだけど、願書の書き方が分からない・・
京都聖母学院小学校は、カトリックの共学小学校です。2023年に創立100周年を迎えた伝統校であり、神様からの愛を実感しながら豊かな人格を形成することができます。
小学校では総合フロンティアコースと国際コースの2つがあり、それぞれが神様から与えられた才能を開花できるよう様々な取り組みや支援を受けることができます。
知性だけでなく心の教育を重視する京都聖母学院小学校では、親御様の考えが反映される願書も合否に関わる重要な資料となります。今回は京都聖母学院小学校の願書について、小学校受験のプロが詳しく解説していきます。
今回は、京都聖母学院小学校の願書について京都聖母学院小学校オーダーメイド願書作成や、世界にたった一つの小学校受験面接回答集作成付きレッスンで高い合格実績を誇る筆者が願書の書き方について解説します！
ぜひ最後までご覧いただき、対策に役立ててください。
【京都聖母学院小学校】願書の項目
京都聖母学院小学校では、A,B,Cの3日程で入試が行われます。一番早いA日程は7月中旬からWeb出願が開始され、B日程は9月出願、C日程は1月出願です。
例年ですと、願書の内容は以下の通りです。
- 志望理由
- 家庭の教育方針
それぞれ300字以内で、インターネットの出願サイトに打ち込みます。
インターネット上での願書は、文字数がオーバーしないように内容を考える必要があります。文字数が300字を超えると記入ができなくなるためです。
また、記入の際には必ず事前にメモをしておき、出願当日はコピーして貼り付けるのが良いでしょう。Web出願の作業画面は一定時間が過ぎると振り出しに戻るため、下書きがないと1から考え直さなければいけません。
【京都聖母学院小学校願書】志望理由の書き方
京都聖母学院小学校を志望する理由について、詳しく記入してください。また、京都聖母学院小学校の教育を通して、お子様にはどう育ってほしいのかが書けるとより良いでしょう。
校訓に「従順と純潔」を掲げる京都聖母学院小学校では、ミッションスクールとして宗教に準じた愛のある教育と、個性を尊重した教育の2点を特に重視しています。
目指す子ども像には「創造性豊かな子ども」「誠実な子ども」「人を大切にし、奉仕の喜びを知る子ども」を掲げており、奉仕活動や命の学習といった授業を通して知性だけでなく人間的にも優れた生徒の育成に力をいれている学校です。
志望理由では、充実した教育カリキュラムだけでなく、心の教育について触れることもおすすめします。
京都聖母学院小学校ではオンラインも含めた説明会を年に数回開催し、授業体験や学校探検などのイベントも多くあります。第一志望でなくても、特に実際の授業が体験できる機会や個別でお話を聞けるような少人数のイベントには参加し、感じたことを志望理由に書いてください。
「貴校の愛の教育に感銘を受け志願しました」とするよりも「授業体験では緊張する志願者に、先生が優しく声をかけていただき、愛ある教育を実感し感銘を受けました」といったように、実際の経験を書いた方が先生方も興味を持って願書を読んでくださいます。
京都聖母学院小学校の先生方は、毎年何百という願書を読まなければいけません。周りと同じような当たり障りのないものよりも、親御様の真摯な言葉で京都聖母学院小学校の良さ、ここに通いたいという熱意を表した願書の方が目を引きます。
【京都聖母学院小学校願書】家庭の教育方針の書き方
親御様が特に大切にしている教育方針について1つ挙げ、取り組みや親御様の支援内容、お子様がどう成長したかをまとめてください。内容をいくつも挙げると、薄くなってしまいます。そのため、箇条書きのような願書にならないよう注意してください。
親御様が考え実践している教育に、京都聖母学院小学校の教育との一致点や共感するポイントがある場合は、そちらを書いても良いでしょう。
参考までに、京都聖母学院小学校では建学の精神として、「カトリックの人間観・世界観にもとづく教育を通して、真理を探求し、愛と奉仕と正義に生き、真に平和な世界を築くことに積極的に貢献する人間を育成する。」ことを掲げています。
ご家庭の教育方針として、他者への思いやりや社会への貢献、カトリック教育などを大切にしている場合は、それらについて記入することをおすすめします。
特にカトリック教会へ通われている方、親御様どちらかが信者やカトリック教育を受けた経験がある方は志望理由か家庭の教育方針のどちらかに記入するのが良いでしょう。
例えば、「私共は幼少期からカトリック教育を通して、奉仕の精神を学びました。志願者にも同じように聖書から人として大切なものを学んでほしいと思い、毎晩家族でお祈りをしています」といったように、カトリック教育から志願者にどうなってほしいのか、そのために何をしているのか書くと伝わりやすい願書になります。
勿論、京都聖母学院小学校は生徒や親御様に信者となることを強要する学校ではありません。ですから、宗教に対して深くお話できそうなことがなければ無理に取り入れなくても大丈夫です。
どのような内容にしても、壮大な教育方針を掲げているのに行動が伴っていない、と学校に思われてしまっては意味がありません。ですから、家庭の教育方針に対して「親が何をしているのか」を書くことが重要です。
心の教育を大切にしているなら「家族で話し合い、週末は川の清掃をしています」など、お子様の成長に見合った行動をしていることがわかれば大丈夫です。できれば、お子様が主体的に行動を起こせるよう声掛けしたような内容だと、主体的な学びを与えられる親御様であるアピールにもなりより良いでしょう。
当然ですが、やっていないことをやったように書いてしまっては虚偽の内容になりますので、絶対にいけません。受験を考え始めた時点でご家庭の教育方針をよく話し合い、普段の生活を見直すのがベストです。
京都聖母学院小学校の合格を目指すなら願書が重要な理由
京都聖母学院小学校の願書は、親御様の教育観や志望理由を知る最初の書類であり、合否にも関わる重要な内容です。第一志望であっても、そうでなくても、ぜひ一度は京都聖母学院小学校へ足を運び、わかりやすい言葉で親御様の思いを伝えられると良いでしょう。
私は受験指導の傍ら、京都聖母学院小学校をはじめ全国の私立小学校願書作成代行をしています。京都聖母学院小学校の合格願書も毎年多数作成しているため、お困りの方はぜひ一度ご相談ください。
