小学校受験で出るから、季節絵本のおすすめを知りたい!
小学校受験では、ペーパーテストや口頭試問など、様々な場面で季節を問う問題が出題されます。
代表的なものでは、イラストを季節ごとに線でつなぎ合わせる問題がありますね。
本記事では、高い合格実績を誇る小学校受験のプロである筆者が
合子供の季節感を養うため、最も取り入れやすいのが絵本での学習です。こちらでは、受験対策にぴったりな季節の絵本をご紹介します。
【小学校受験】季節全般を学べるおすすめ絵本
まずは季節全般を学べる絵本です。どの季節にどのようなものがあるのか、大人でも意外と知らないものが多いので、ご家族で楽しめるでしょう。小学校受験の対策として、できるだけ早い内から取り入れて下さい。
季節の図鑑
まず網羅しておくべきは、季節の図鑑です。それぞれの季節にどのようなものがあるんだろう、という疑問をすぐに解消してくれます。
細かい受験対策のため、というよりは、お子さんの季節感を養うためにあると便利なものです。
かばくんのはるなつあきふゆ
季節を知るための入門としておすすめなのが、「かばくんのはるなつあきふゆ」です。同じ季節の果物や花などが、一つのページにまとまっているので見やすくわかりやすい内容になっています。
一つ一つを詳しく知るためではなく、秋には紅葉があり、栗もとれる、といった各季節のものを幅広く学ぶことができるでしょう。絵もわかりやすく、本が苦手なお子さんでも楽しめます。
【小学校受験】季節の行事を学べるおすすめ絵本
小学校受験で毎年多く出題されるのが、季節の行事に関する問題です。近年では、行事をあまり取り入れないご家庭も増えていますが、絵本から興味を広げぜひ実践までつなげましょう。
きせつのぎょうじ きょうは なんのひ?
お正月やこどもの日といった、現代でも馴染みの深い季節の年中行事について楽しく学べる絵本です。めくりしかけ方式になっているので、お子さん一人でも楽しく読むことができるでしょう。
一つ一つの行事について細かい説明があるわけではありませんが、視覚的に「こいのぼりとかしわもちだから、子供の日だ」などと覚えやすいのが特徴です。
子どもと楽しむ行事とあそびのえほん
2008年には、産経児童出版文化賞日本放送賞を受賞した、定番の行事絵本です。なぜ花見では桜を見るの?端午の節句にしょうぶ湯に入るのはなぜ?といった、行事の理由が詳しく書かれています。
文字は少し小さめですが、それぞれの季節や行事に関する絵が細かに描かれています。小学校受験で季節の問題を対策するなら、一度は読んでおきたい定番の一冊です。
さがしえ12つき
各月の行事絵を見て、虫や花、小物がどこにあるのか見つけるゲーム感覚で読める絵本です。何度も見返して探しながら、自然と季節の行事を覚えられる作品で、文字も少ないので小さい頃から親子や兄弟で読むことができます。
各行事のページでは、主人公きいちゃんと家族の様子が描かれているので、「ここはうちと一緒だね」と声をかけながら体験と結びつけることもおすすめです。
はじめての行事えほん
四季折々の行事を、ひと月ごとにわかりやすく覚えることができます。各ページにはその月の行事一覧をカレンダーで見ることができ、1月では「元旦」「成人の日」といった覚えておくべき行事から、「小正月」「やぶ入り」といった、受験には出ませんが一般教養として身に付けておきたい内容まで細かく書かれています。
うたう♪たべる!あそぶ! 12か月の行事のえほん
行事の由来から、料理のレシピ、歌まで学べる万能絵本です。例えばお正月のページでは、由来を読んだあとにレシピを使用して家族で料理をしてみたり、楽譜を見て歌ったり演奏したりと、様々な楽しみ方ができます。
知識として覚えるだけでなく、体験もできる素晴らしい絵本です。受験前の1年は、ぜひこの絵本を参考に行事を知り、経験してみてください。
こども きせつのぎょうじ絵じてん
年中行事や記念日の由来、歴史がわかる絵事典です。令和の時代に対応した改訂版で、長きに渡り親しまれているのがよくわかる丁寧でわかりやすい解説が魅力です。
幼児から小学校低学年向けということで、受験が終わった後も長く楽しめる一冊となるでしょう。受験教室でもよくおすすめされる本ですね。
行事のおはなし12か月
読み聞かせにもぴったりの、日本の季節行事の由来についてのお話です。例えば、「こどもの日にはどうしてこいのぼりをかざるの?」といった内容が、お子さんも楽しめるおはなしとして書かれています。暦の解説も掲載されていますので、こちらも長く使えそうな一冊です。
カラーのページと白黒のページがあるため、好みはわかれそうですが、一つ一つのお話は長くありませんから夜の読み聞かせで使用しやすいでしょう。
【小学校受験】季節の食べ物を学べるおすすめ絵本
季節の食べ物についても、小学校受験ではよく出題されます。すべての食材を買い揃えて食べることは難しいでしょうから、絵本で学び覚えましょう。
季節の食べ物クイズえほん
季節の食べ物が3択のクイズ形式で出題されている絵本です。絵も綺麗でリアルなので、現実とリンクしやすいのも嬉しいポイントですね。食育の一環としてもおすすめです。
ふりがながふってあるので、ひらがなを読めるお子さんであれば一人で楽しむことも可能です。
いろんなおやさいどこになる?
季節の絵本ではありませんが、季節から派生して「この野菜はどこになるのか?」といった問題の対策としておすすめです。しかけ絵本となっているので、絵をめくって楽しめます。
ご家族で一緒に読みながら、「この野菜は夏になるんだよ」などと季節についても教えたり、クイズ形式で読んだりと様々な方法で学びを深められます。
【小学校受験】季節の植物を学べるおすすめ絵本
季節の植物については、毎年苦手意識を持ち苦戦するお子さんも多くいます。絵本では身近で探すことの出来ない植物も確認できますから、一冊は読んでおきましょう。
どんなはながさく?
コクヨのしかけ絵本で、対象年齢は1歳からですが、ページがしっかりしていて水やよだれにも強いので0歳から楽しむことができます。各季節のつぼみをめくると花が咲くしかけで、絵も実物に近いのでわかりやすいでしょう。
小型で持ち運びやすいので、持ち運びながら実際の花の横でこの絵本を開いてみるのも良いですね。
小学校受験に出題される季節を絵本で読むメリット
ここまで小学校受験で出題される、季節に関する絵本を紹介しました。では、絵本で学ぶメリットとは何でしょうか。
色々な角度から触れることで覚えやすくなる
カラフルで楽しいしかけがたくさんある絵本では、ただ文字の情報を記憶するのではなく様々な角度で季節に触れることができます。
絵本で季節に触れることで、子どもたちも体験に近い感覚で覚えることができるでしょう。また、一緒に勉強するご両親にとっても、絵があることでお子さんに説明しやすいのではないでしょうか。
言葉だけで覚えるより、視覚を刺激し学ぶことでお子さんの記憶にも残りやすくなりますから、緊張した考査当日にもすんなりと思い出すことができます。
楽しみながら覚えることができる
「勉強」として覚えるよりも、遊びの一環として絵本を取り入れたほうが、お子さんもストレスなく季節感を養うことができます。お子さんの中には、楽しい経験と結びつけた思い出のほうが、より深く情景まで説明できる場合もありますね。
絵本で感じた楽しい気持ちから、実際の行事でも「これは絵本で呼んだね」と思い出し、より学びを深めることができます。
【小学校受験】季節絵本のおすすめをプロが解説!まとめ
小学校受験で必ずと言っていいほど出題される季節の問題ですが、例年多くのご家庭が頭を悩ませます。考査が近くなればなるほど、実際に体験することは難しくなりますから、ぜひ簡単に取り入れられる絵本を使用し、対策しましょう。
絵本はそれぞれの対象年齢に合わせれば、早い内から季節感を身につけられます。「まだ生まれたばかりですが、受験を考えています」というご家庭も、0歳から気軽に取り組める受験対策ですから参考になさってくださいね。