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【小学校受験】系列問題の対策と教え方をプロが解説

【小学校受験】系列問題の対策と教え方をプロが解説
ママ
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小学校受験のペーパーで出てくる系列問題の対策と教え方の教え方が知りたい!

塾長
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小学校受験のペーパー問題で「系列完成」という単元があります。系列完成は、決まりよく並んだ図柄の規則を見つけて、空白になっている場所にどの図柄が来るかを選ばせる問題です。親御さんの中には「系列完成ってどうやって教えたら良いのだろう?」、「系列完成の対策方法を知りたいな」と思っている方も多いですよね。

そこで今回は、小学校受験のプロ家庭教師の派遣を行う筆者が系列問題の対策と教え方について解説します。

系列問題の対策と教え方について知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

【小学校受験】系列問題の教え方のポイント

 

 系列問題は慣れれば間違い探しのように楽しく行うことができます。ここでは系列問題の教え方のポイントを解説していきます。

 

声を出して問題を解く

 

 まずは声に出しながら問題を解いてみましょう。リズムや音として確認した方が規則性や法則性を理解しやすいからです。

「まる、さんかく、ばつ、まる、さんかく、ばつ、まる・・・」のように声に出して言うと決まりが分かりやすくなります。

親子で一緒に声に出しながら並んでいる図柄を読み上げるとお子さんも楽しく問題を解いてくれるでしょう。

はじめて系列問題を解くときは、声に出して問題を解くことから始めてみてください。

ただし、試験中は声を発してはいけませんので、慣れてきたら頭の中で声に出しながら解くようにシフトしていきましょう。

同じ図柄の塊を探す

 同じ図柄の塊を見つけられるように教えてください。

小学校受験で問われる系列問題のほとんどが3つか4つの塊を繰り返す問題だからです。「〇△×〇△×〇?×〇・・・」のようなイメージです。

この問題では「?」にどの図柄が入るかを答えます。

この場合「〇△×」という3つの図柄がひとつの塊になっています。

この塊を見つけることが出来ればあとは空いている場所がどこになるかを確認するだけです。

このように系列問題ではずがらの塊を見つけることが出来れば簡単に解けるので同じ図柄の塊を見つけ出せるようにしましょう。

 

左右で見るクセをつける

 系列問題は左から右へ見るだけではなく、右から左へ見るクセも付けさせてください。

もっというと図柄が多く並んでいる方を見ると問題を解きやすくなります。例えば「〇?×〇△×〇△×」という並びがあるとします。左から見るといきなら「?」が出てきて並びの規則を見つけることが出来ません。全体を見て図柄が多く並んでいる方から見るようにします。この場合は右から「×△〇×・・」と並んでいるので「?」は×と〇の間になるので△だと分かります。系列問題では常に図柄が多く並んでいる方を見て並びの規則性を見つけるようにすると解きやすくなります。

【小学校受験】系列問題と解くために必要な力

 

 間違い探しが好きなお子さんは系列問題が得意かもしれません。系列問題を解くためにはどんな力が必要でしょうか?ここでは系列問題を解くために必要な力について解説していきます。

 

規則性を見つけ出す思考力

 系列問題は規則性を見つけ出す問題です。規則性を見つけ出すには柔軟な思考力が必要になります。系列問題では3つか4つの塊の図柄が順番に並んでいることが多いですが、塊が3つなのか4つなのかは図柄を見て判断しなければなりません。「3つじゃないなら4つ」という風に思考を変えてみていく必要があるので、規則性を見つけ出す柔軟な思考力が必要なのです。また見る順番も「左から見てわからないなら右から見る」という発想の転換も必要です。常に柔軟に考えることが出来る力が必要と言えます。

 

粘り強く取り組む姿勢

 どの課題に対しても同じですが、粘り強く取り組む姿勢が必要です。系列問題は規則性を見つけ出す問題です。塊を見つけ出すことが出来れば必ず解けますが、諦めてしまっては解けません。柔軟な思考力がまだ十分に備わっていないお子さんだと「わからない」と諦めてしまうかもしれません。しかしわからなくても諦めずに取り組む姿勢は小学校受験ではとても評価されます。自宅での練習では時間がかかっても良いので解ききることを教えましょう。もちろんどうやっても分からない問題に対していつまでも考えさせていたら子供も嫌になるので、適度にしておきましょう。

 

正確性とスピード

 

 試験問題は1問ごとに時間の制限があるので、正確に早く解く力が必要です。系列問題は早く規則を見つけ出そうと焦ってしまうことが良くあります。スピードばかり追い求めても正確性がおろそかになります。まずはスピードよりも正確に解ける力を付けていきましょう。正確に解けるようになればスピードはおのずと上がっていきます。まずは正確性、次にスピードと段階を踏んで上達していくことを目指しましょう。

 

【小学校受験】系列おすすめの問題集

 

 系列問題は多くの問題に触れることが大切です。多くの問題に触れることで規則性に共通点があることにも気づけます。ここではおすすめの問題集をご紹介していきます。

 

こぐま会 ひとりでとっくん09 図形系列


 こぐま会が販売している「ひとりでとっくんシリーズ」の図形系列です。ひとりでとっくんシリーズは年齢に合わせて難易度も変わるので初めて取り組む方にぴったりの問題集です。系列問題以外のすべての単元の問題集がそろっているので、このシリーズを自宅で取り組むだけでも小学校受験のペーパー対策になります。

 

理英会 ばっちりくんドリル 法則性の理解


 理英会出版が販売している「ばっちりくんドリルシリーズ」の法則性の理解です。ばっちりくんドリルは大手受験塾として有名な理英会が実際に授業で使用している問題集を自宅でも行えるように発展させたドリルです。基礎編と応用編があり、レベルに応じて使い分けることが出来ます。ばっちりくんドリルもすべての単元の問題集が準備されているので、このシリーズをやるだけでも相当な力が身に付きます。

ピグマリオン 能力育成問題集 系列


 ピグマリオンが販売している「ピグリシリーズ」の系列です。能力育成問題集は思考力と・創造力を育てる問題集で、「心と能力を同時に育てる」独自のピグマリオン理論にもとづき作成されています。ピグリシリーズははじめて問題に取り組む子供に取り組みやすい問題を揃えています。勉強がはじめの段階はこのシリーズを使ってみると良いでしょう。

 

【小学校受験】系列問題の対策と教え方をプロが解説まとめ

 小学校受験で出題される系列問題は繰り返し問題を解くことで法則性や規則性に気づきやすくなります。まずは声に出しながら、つづいて規則の塊を見つけ出し、左右を見ながら解いていきましょう。もし教え方が分からないという親御さんがいたら家庭教師に頼んでみてください。

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もし悩んでいるなら家庭教師も検討してみてくださいね。

 

 

 

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