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【小学校受験】『回転図形』の教え方と対策をプロが解説

【小学校受験】『回転図形』の教え方と対策をプロが解説
ママ
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小学校受験対策してるけど、回転図形問題が苦手だから、対策と教え方を知りたい!

塾長
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小学校受験のペーパー問題で図形は頻出です。図形問題は点図形や重ね図形など多くの種類がありますが、今回は「回転図形」の教え方について小学校受験のプロが解説します。回転図形は回転した後の図をイメージする必要があるため、つまづきやすい単元の一つとして挙げられます。回転図形は、「重ね回転図形」や「回転点図形」などに発展していきますので、まずは基礎である回転図形をしっかり学んでいきましょう。

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【小学校受験】回転図形の出題されるパターン

 

まずは小学校受験で出題される回転図形にはどんなパターンがあるのかを見ていきましょう。

 

右(左)に◯回、回転するとどれになりますか?

 

左右のどちらかに◯回、回転するとどれになるかを選ばせる問題です。例えば、お手本の絵があり、そのお手本を「右に3回、回転するとどれになりますか?」のような問題です。もっとも標準的な問題で、多くのパターンが4回、回転すると元の絵に戻るようになっています。回転する方向は右も左もありますので、指示を聞きもらさないようにしましょう。

 

お手本と同じもの探しましょう

 

お手本が示されていて、そのお手本と同じ絵を選択肢から探す問題です。選択肢の絵は回転していたり裏返しになっていたり微妙に模様が異なっていたりします。回転だけではなく向きにも注意する必要があります。お手本が回転したときにどうなるのか?をしっかり想像出来るようにしておけば問題なく解けるでしょう。

 

【小学校受験】回転図形ができないなら、具体物へ戻る

 

回転図形が解けないならまずは具体物を使って理解を進めましょう。具体物を使ったもっとも簡単な方法は、問題の図柄を実際に回転させてみることです。例えば「右に3回、回転させるとどうなりますか?」なら、実際にペーパーを右に3回、回転させてみましょう。回転した図柄を覚えて、問題に戻れば同じ向きになった選択肢があるはずです。地道な作業ですが、実際にペーパーを回転させてイメージを捉えることが一番効果的です。「〇」は何回、回転しても「〇」のままですが、「△」は2回、回転すると「▽」になることが視覚的に理解することができます。頭の中でイメージすることがまだ難しいなら具体物を使って理解できるようにしていきましょう。

 

【小学校受験】回転図形の教え方

 

回転図形は順を追って教えていけば必ず解けるようになりますので、ここではその手順を解説していきます。

 

具体物を使って理解する

 

まずは先ほども解説した通り具体物を使って理解をしていきます。実際の問題を使って、右に1回、回転すると図柄がどうなるのかを示して理解していきます。「△」や「♡」などの記号がよく出題されるので、記号が回転すると向きがどのように変わるのかを理解していきましょう。例えば「△」なら頂点の向きで回転を理解します。右に1回なら三角の頂点は右になります。右に2回なら下になります。このようにどこか一点を基準にして回転するとその基準がどこの向きになるのかを考えると理解がしやすくなります。

 

図柄が回転したあとの向きや位置を理解する

 

回転図形は図柄の向きだけではなく位置も理解する必要があります。例えば4マスに区切られた図の左上に「〇」が描かれているとします。この図柄を「右に2回、回転するとどうなりますか?」という問題の場合、「〇」は何回、回転しても「〇」のままですが、「〇」のあるマスの位置は右下に変わります。このように図柄がどのように回転するかだけではなく、回転したら位置がどこになるのかも理解できるようにしておきましょう。

 

ペーパー上で理解できるようにする

 

ここまで来たら、次は問題を実際に回転させずにどうなるのかを理解できるようにしていきます。先ほど解説したどこか一点の基準を見つけて、その基準がどのように回転するかをイメージしたり、図柄がマス目をどのように移動するかを理解できるようにします。「上→右→下→左」の順番に、図柄の横の空白に「1→2→3→4」と数字を書いておくと理解しやすくなりますよ。

 

問題集を解く

 

あとはたくさんの問題に触れて慣れていきましょう。図柄や記号、絵など問題のパターンはたくさんありますので、多くの問題に触れていきます。慣れてくれば「右に3回」は「左に1回」と同じだと理解できるので問題を解くスピードをアップすることもできますよ。ただし確実に、間違わずに解きたい時は問題の指示通りの回転方向・回数でやらせるようにしましょう。

 

【小学校受験】回転図形で得られる力

 

回転図形は小学校受験のペーパー問題では定番です。では回転図形ではどのような力が得られるのでしょうか?解説していきます。

 

特徴や位置を捉えることができるか

 

回転図形は特徴や位置を捉えることが大事です。これらは注意深く物事に注目して気づく力がないとできません。回転図形がしっかり解けるということは特徴や位置をしっかり把握して理解できている証拠となりますね。物事に注意を向けるということは集中していないとできないことです。小学校では課題に取り組むときに集中してできるお子様を求めています。

 

指示をしっかり聞けるか

 

回転図形で選択肢から図柄を選ぶ場合、「裏返した形を選んではいけません」と注釈が入るパターンが多くあります。この指示をしっかり聞けて理解できていないと正解に辿り着けませんので、回転図形がしっかり解けているお子様は指示もしっかり聞けている証拠だと言えますね。先生の指示をしっかり聞いて行動が出来るお子様を小学校も求めています。

 

考える力があるか

 

回転図形はパッと見て解ける問題ではなく、しっかり考えて解く問題です。向きだけではなく位置関係も理解する必要があるので確認する項目も複雑だけどですよね。つまり回転図形をしっかり解けているお子様は感覚で解いているのではなく、しっかり考えて解けていると言えるでしょう。

 

小学校受験で回転図形を出題する学校側の意図

 

小学校受験で学校側が回転図形問題を出す意図は先ほど申し上げた力があるかどうかを見ています。小学校に入学したら先生の指示をしっかり聞いてくれないと困りますし、注意して物事を捉えて、自発的に考えてくれるお子様を学校は求めています。ただし、高度なことを求めているわけではありません。まずはお話がきちんと聞けて言われたことを言われた通りにできるようにすれば大丈夫です。

 

回転図形のおすすめ問題集

 

ひとりでとっくん「回転図形」


ひとりでとっくんシリーズは小学校受験のお教室で有名な「こぐま会」が出版している単元別のドリルです。一冊で基礎から応用まで網羅されており、初めてのお子様でも理解しながら進めることが出来ます。こぐまオリジナル教材「回転つみ木」を使って実物を回転しながら理解出来るように工夫されています。

 

ばっちりくんドリル



ばっちりくんドリルも小学校受験のお教室で有名な「理英会」が出版しており、分野別単科ゼミで使用しているテキストを家庭学習用に発展させたドリルです。基礎編と応用編があり、レベルに合わせて取り組むことができます。問題の図や解答欄も大きくお子様にとっても使いやすいドリルですよ。ルですよ。

 

ジュニア・ウォッチャー回転図形


多くの小学校入試の過去問題集を手掛けている「日本学習図書」が発行するジュニアウォッチャーシリーズは入試出題頻度の高い10分野を細分化した問題集で、回転図形についても販売されています。やさしい問題から始め、いくつかの代表的な出題パターンから、段階を踏んで学習できるよう編集されているので初めてのお子様でも問題なく取り組めます。

 

【小学校受験】回転図形の教え方をプロが解説まとめ

小学校受験で回転図形は頻出ですが、「重ね回転図形」や「回転点図形」などさらにはってんさせて問題も多く出題されています。しかし基本である回転図形をまずはしっかりマスターできるように学習していきましょう。回転は日常生活においても多く遭遇する事象ですので普段の生活の中でも意識して過ごせると良いですね。

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