願書の書き方

【小学校受験】願書の記入例を参考にすると合格できない理由

【小学校受験】願書の記入例を参考にすると合格できない理由
ママ
ママ

小学校受験の願書を書かなきゃいけないから、記入例を知りたいなー。

塾長
塾長

小学校受験の願書に関する本は、今日では世間に溢れかえっています。

書店やインターネットでは、小学校受験に関する様々な書籍が出版されており、その中には願書の記入例がいくつか書かれています。

また、小学校受験専門の塾に通っていれば、各学校の対策会などで記入例のプリントをもらうことができるでしょう。

しかし、記入例を参考にしすぎるあまり、書き出しから終わりまで似たような内容・構成の願書になってしまっては、合格への道は遠のいてしまいます。

では、なぜ記入例を参考にしてはいけないのでしょうか。

本記事では、オーダーメイド願書作成も行う小学校受験のプロが、願書で記入例を参考にするとと合格できない理由について解説します。

【小学校受験】願書の記入例を参考にすると合格できない理由

文章を書くのが苦手な親御さんの中には、記入例があればそれを参考に書くことができると考える方もいるでしょう。

実際に願書の記入例はわかりやすく簡潔であるため、何が問題なのか?と疑問に思う方も少なくはありません。

 

しかし、塾や学校からもらった記入例を完全に再現した内容に魅力を感じるでしょうか。

小学校受験の願書は、その後の面接にも繋がる大切なものです。

印象に残る願書を作成することが、合格への第一歩となります。

そのために、記入例を参考にしすぎてはいけない理由をいくつかお伝えします。

簡素化されすぎて、アピールポイントがわからない

小学校願書の記入例を読んだことがある方は、「簡潔でわかりやすい文だな。」と感じるのではないでしょうか。

願書に書き込める文字数は限りがあるため、伝わりやすく簡潔に書く文章力はもちろん必要です。

 

ただ記入例に関しては、裏を返せば「簡素化されすぎていて、ありきたりだな。」とプロ目線では感じてしまうのです。

記入例の多くは、合格者の書いた内容の中でもよく書かれるテーマを抽出し、当たり障りなくした文章です。

記入例に個性が出過ぎてると、読み手も自分たちに置き換えにくいでしょう。

読み手が、「わかりやすい」と感じる記入例は、万人が自分たちに置き換えやすく理解しやすい文章なのです。

 

そしてそれは、突出したアピールポイントにはなりません。

学校側から見れば、よくある定型文だな、ぐらいの感想しか持たれないからです。

記入例のような簡潔すぎる文章は、誰でも読みやすい文章ですが良い印象には繋がりにくいでしょう。

適切なアピールを書きたいのであれば、記入例ではなくまずお子さんの様子を観察するところから願書は始まります。

熱意を感じられない

記入例を参考にした文章は、一見わかりやすく読みやすい文です。

しかし、その学校に入りたいという熱意を感じ取ることができるでしょうか。

よくある文というのは、その学校の特色を反映した、学校側の求める人材であるかを特定できる文ではないのです。

 

記入例の多くは、どの学校を受験する人にも参考にしやすいような文章になっています。

ですが、学校側は願書の内容から、いかに学校の求める教育方針を理解してくれているかを知りたいという思いがあります。

学校側の教育姿勢を知ろうとする意思があるとわかる願書であれば、入学後も連携や協力が得られるだろうという安心感が生まれます。

 

願書における熱意とは、いかに志望校を研究し、理解の姿勢を見せ、今後も学校と一体となって子どもたちの教育に関わるつもりがあるのかを見せるということです。

そのため、記入例にはない、それぞれの志望校の特色をきちんと盛り込んだ文章を仕上げる必要があることを意識してください。

 

学校側の記憶に残らない

記入例には個性がありません。

先程も述べた通り、書籍に掲載されている願書の記入例は、万人が受け入れやすく自分に置き換えやすいように書かれており、ありきたりな印象です。

また、塾で配布される記入例は、過去の受験者が書いた内容を含んでいることが多くありますが、個人情報保護の観点からあまり詳しく書かれることはありません。

試験管は毎年、何千通もの願書を読みますから、「よく見る文だな。これは本や塾で言われたことを参考にしたんだろうな。」とわかってしまいます。

 

正直に申し上げると、そのような内容の願書は学校側の記憶にはまったく残りません。

願書の内容は、面接時にも質問される重要なものです。

しかし、その願書の内容が記憶に残らないのであれば、面接時に質問することは限られてしまいます。

そのため、それ相応の対応しかされないでしょう。

 

面接にも繋がる、濃い内容の願書が書きたいのであれば、記入例は参考にせずオリジナリティのある内容を考えることが重要です。

抽象的ではなく、具体的なエピソードを盛り込み、相手に伝わる文章を心がけるだけでも随分印象は変わります。

 

【小学校受験】願書の記入例を参考にしないで書く方法

 

そうはいっても、記入例を参考にしないのであれば願書をどのように書けばよいのか迷うご家庭もあるでしょう。

記入例を参考にせずとも、学校側の印象に残る素晴らしい願書を書くことは可能です。

まずは以下の点を意識して、願書について考えてみてください。

記入例を見ない!

丸写しするわけではないのだから、ちょっとした参考程度に記入例を読んでみようと考える方は多いでしょう。

しかし一度記入例を読んでしまえば、意識せずとも似たような内容を書いてしまうこともあります。

そうすると文章に偏りが出てしまい、学校側が読んでも「良い願書だな。」と感じることはありません。

面接にも繋がるような、志願者や家庭の信念を感じられる願書を書きたいのであれば、いっそのこと記入例は見ないことをおすすめします。

記入例を見ないことで文体が凝り固まらず、柔軟で家庭のことが伝わりやすい文章になるでしょう。

書きたい内容を書き出す

願書を書く上で大切なのは、まず文章にしてみることです。

志望理由・家庭の教育方針・アピールポイントといった、願書の軸になるような内容をまずは箇条書きに書き出してみましょう。

ノートや付箋に書き出すことで、今まで言語化出来なかった家族への思いや教育に関する考え方が出てくることもあります。

この時、注意点が一つあります。

それは、願書を記入する一人の人間だけで書き出しの作業をしないことです。

何度もお伝えしている通り、願書の内容は面接でも質問されることがあります。

ですから、内容を家族でしっかりと共有しておく必要があります。

また、願書の内容をブラッシュアップする中で、教育方針や子どもへの関わりの違いが見つかる場合があります。

その場合、よく話し合ってすり合わせをし、一つの方針をきちんと決めておく必要があります。

 

願書に書きたい内容を言語化することで、今後の小学校受験に対する意識も高まるでしょう。

ぜひ家族でよく話し合い、書き出す時間を作ってください。

願書をプロにお願いする

ここまで読んでみると、やはり願書を書くのが難しい、話し合いは出来てもそれを書き出し文章にする時間がない、と感じる方も少なくはないでしょう。

中には、願書の内容が思いつかず受験に対する自信をなくし、小学校受験そのものを考え直そうと思ってしまった方もいると聞きます。

しかし、願書の作成に躓いたからといって小学校受験を諦める必要はありません。

 

願書が書けないのであれば、プロに頼ればよいのでしょう。

私は、願書作成代行を請け負っております。

小学校受験のプロが、丁寧に願書を作成・添削いたします。今までの努力を水の泡にしないためにも、ぜひ一度お問い合わせください。

 

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