同志社小学校に合格実績のある塾長が対策も含めて解説していきます!
同志社小学校は定員割れしている?
同志社小学校では定員割れはしていません。
男女の区別はなく、定員約60名で募集しており、同志社幼稚園から推薦入学で毎年約30名が内部入学しているので、入学後の1学年の人数は約90名前後となっています。
また、同志社小学校では補欠制をとっており、繰り上げ合格の制度もありますよ。
倍率は?
倍率は、毎年約2倍となっています。
約2倍前後の倍率なため、関西圏でも人気の小学校といえます。
関西圏でも小学校受験が盛んとなってきているため、今後も倍率がどんどん上がっていくことが予想されています。
同志社小学校を受験するためにしておきたい対策
同志社小学校の受験対策としては、まず一番に言えることは、自分自身で考えて答える力が大切だということです。
面接でもペーパーテストでも、こども自身の語彙力がとても重要となるため、
語彙力を鍛えることがとても大切です。
例えば、同志社小学校では、ペーパーテストの問題に、知識についての問題やしりとりなども出題されます。
語彙力が無ければ、到底答えることのできない問題です。
また、面接でも、同志社小学校では、こどもへの質問が中心となっており、一つの質問に対しても、さらにその先が問われることが多いため、語彙力が無ければかなり難しくなっています。
また、行動観察でも、個人だけでなく、他のお子さんとの関わり合い方を注視されるため、友人との関わり方や人との関わり方についても、日頃から相手のことをよく考えた行動がとれるように心がかることが大切です。
親子でしっかりと見直しましょう。
ペーパー対策
記憶力や図形の判別、言葉や知識といった幅広い分野から、まんべんなく出題されます。
さらに、それぞれの知識の組み合わさった複合的な問題も出題されます。
スタンダードな問題から応用問題まで、日々しっかりと準備が必要となります。
一例ですが、以下のような問題が出題されています。
- お話しの記憶
- 絵の記憶
- 季節の順番
- 鏡
- 後ろから見た図
- 積み木
- 折り紙展開
- しりとり
- 点図形(線結び)
- 生き物の住んでいる場所
- 野菜の断面図と全体像
- 楽器の音
- 働く車と働く人を結ぶ(例えば、消防車と消防士、パトカーと警察官など)
- 物と働く人を結ぶ(例えば、金づちと大工さん、ポストと郵便配達人など)
- 仕事に合う帽子を選ぶ
- 「今から言う言葉に合うものはどれか?」
- 「一番多いものはどれか?」
- 数の増減
- 系列の完成、規則性がある記号の穴埋め
- シーソー(重さ比べ)
- 一筆書きでできるものの選択
- 音の数
- 階段
面接対策
別途『【同志社小学校】親子面接の質問内容と攻略法をプロが徹底解説!』に詳しくポイントをまとめて詳細を記載していますので、ぜひそちらをご参照ください。
願書のエピソード探し
別途『【同志社小学校】合格する願書の書き方は?プロが徹底解説!』に詳しくポイントをまとめて詳細を記載していますので、ぜひそちらをご参照ください。
説明会へ行く!
同志社小学校では「共に学び、共に高め合う姿勢」を大切にしているため、学校説明会に参加し、より深く学校生活を知ることが大切です。
説明会以外にも、こども向けへの授業体験やドキドキ学校体験、教育講演など工夫されています。
「道草のその先にあるものは本物の自分らしさ」だと考える同志社小学校では、「小学校らしい小学校」とした、のびのびと小学校生活を送るこども達の姿を見ることができます。
小学校としての学習を当たり前に丁寧に送るこども達。
そして、共に高め合い、自分らしくたくましく生きていくこども達。
そんなこども達を実際に見ることで、さらに同志社小学校が求めるこども像を理解することができるはずです。
まとめ
同志社小学校が大切にしているもの、それは規則にとらわれ過ぎず、謙虚であり、自由な存在でありつつも、内なる声としての「良心」に従い、自分を律して行動することです。
難しく感じてしまうかもしれませんが、同志社小学校でとても大切にしていることです。
校歌に歌われているような「良い人間」に育つように、学校生活におけるさまざまな日常の活動や学びから、内側から出てくる「良心」が身に付くよう、学校で日々取り組みがおこなわれています。
同志社という学校は、本物の「自由主義」を貫き、自由そのものの考え方を育成し正しく行い続けてきた証です。
同志社小学校では開校以来「道草教育」を続けています。
それは、与えられる学びではなく、「自ら答えを導き出す学び」そして「答えに至る過程や思考のプロセスを大切にした深い学び」です。
自由な考え方から、お互いの良いところを尊重し、自分の考えを基に自分らしい方法で自分なりの目的を持って、不思議や疑問に挑む力を育てることがとても大切です。
「自由」は相手を「信頼」することが基本です。
仲間を信じ、共に高め合う、そんな同志社小学校に合格できるよう、普段からの生活態度をしっかりと見直し、熱意を持ってしっかりと準備をし、受験に挑みましょう。