同志社小学校では、こどもの「自主性」を尊重し、自ら意欲的に学ぶ楽しさを重視しています。
同志社小学校の校舎は、どこにいても複数の教室が見渡せる造りになっており、開放感と安全面にも考慮した造りとなっています。
校舎内の3分の1が自由空間で、こども達が伸び伸びとした環境で過ごすことができます。
お互いを尊重しながら、自立し繋がっていくことを大切にしている同志社小学校らしい造りです。
そんな同志社小学校の教育理念の特徴は「道草教育」です。
こども一人ひとりが興味のある分野について、答えを与えられるのではなく、自ら探求して楽しみながら学び、答えを導き出すことを大切にしています。
未来を切り拓く成長を支える根っこの力を育てる学校です。
与えられることだけを待つ姿勢ではなく、自ら学び、自ら答えを導き出す、そして、答えに至る過程や思考のプロセスも大切にする、そのような姿勢があるお子さんを募集しています。
同志社小学校の願書の項目と書き方のポイント
志願者情報として、志望理由等を書く欄とその他欄があります。
・『本校志望の理由(450文字以内)』
・『志願者について(300文字以内)』
・『特記事項』
に分かれており、全てにおいて改行せずに記載する必要があります。
『本校志望の理由(450文字以内)』
志望理由や動機について具体的に記載が必要です。
どの小学校にも言えるような志望理由を記載するのではなく、同志社小学校が開校以来大切にしている「道草教育」にも繋がるような内容を、「こども」のことを中心としながらも「我が家の教育方針」もふまえた上で、丁寧に簡潔に最後の行までしっかりと記載しましょう。
『志願者について(300文字以内)』
志願者の長所、短所、特徴や、現在頑張っていることについて記載が必要です。
同志社小学校が大切にしている「自主性」を重視した内容となっているかがポイントです。
自分から意欲的に取り組むことができるか、また柔軟な発想力があるか、などが基本となります。
自分の考えをもとに、自分らしい方法で、自分なりの目的を持って、不思議や疑問、難しいことや苦手なことにチャレンジする姿勢が大切です。
たとえ思い通りの結果が出なくても、とことんやり遂げたという姿勢が重要で、そこから生まれる自信と喜びを感じた経験や体験があるかがポイントとなります。
様々な視点を持ち、幅広く興味を持つことができる、「自分らしさ」が大切です。
そのような点を十分に理解し、こどもにしっかりと焦点を当てた内容を記載しましょう。
同志社小学校の願書は合否に影響する!
同志社小学校のペーパーテストや行動観察は、難易度としては比較的高いといわれています。
そのため、試験本番の評価だけに絞り込むのではなく、こども自身の本来の姿を判断材料の一つとして重視するため、事前に提出されている願書が合否を左右するといっても過言ではありません。
願書の項目は他の学校ともあまり変わりはなく、難しい項目はありませんが、
必ず最後までしっかりと丁寧に書く必要があります。
まとめ
同志社小学校の授業では、大きな特徴を感じることはあまりないと思います。
伸び伸びとこどもらしく、普通の小学校生活を送る姿が見ることができます。
でも、それはとても大切なことで、小学校らしい小学校であり、こどもらしさをとても大切に過ごしていることがわかります。
同志社小学校では「自由」を大切にしていますが、「わがまま」や「奔放」ではありません。
「自由」はとても難しく、相手の気持ちを推し量り、十分に理解した上での発言や行動が必要となり、そこには大きな責任が伴います。
そして、その「自由」の中には、相手への信頼が大切であり、それに対して自分自身も信頼してもらえるような発言や行動が必要となります。
校歌に歌われるような「良い人間」に育つよう、「良心」を日ごろから日常の活動や学びから身に付けていく必要があります。
どこよりも自由な学校です。
しかし、努力をし、自己責任をしっかりと持ったこども達が集まったそんな学校です。
こども自身の自主性や何事にも意欲的に取り組む積極性などをしっかりと含めた、熱意ある願書を書きましょう。