関西大学初等部の面接ってどんな感じなの？質問される内容も知りたい！
関西大学初等部の面接は親子面接です。面接時間は約１５分とされており、配分としては、保護者が約５分、こどもが約１０分とされています。
月齢に対しては、点数化でプラスなどはされませんが、月齢に合わせた聞き方をするなどの十分な配慮がされています。
本記事では、小学校受験面接指導で関西大学初等部の高い合格実績を叩き出す塾長が解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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【関西大学初等部】面接の雰囲気は？
公平を期すために、全員に校長先生と教頭先生のペアのお二人で面接が行われます。
応接室が待機室となっており、１家族だけが待機場所で待ちます。
そのため、待機場所で他の受験者家族と一緒になることはありません。待機場所の応接室には本が用意されており、こどもの緊張を和らげるような配慮がされています。
時間になると、教頭先生が面接室に案内するために来られます。教頭先生が先導して面接室まで案内してくださるため、教頭先生がドアを開けてくださいます。
手荷物は、荷物を置く机が用意されているため、そこに置くよう指示があり、指示通りに荷物を置いてから椅子まで移動する流れとなります。
面接時間より早く着いてしまった場合でも、ロビーの大学の防災展示や本などを見ながら待つことができ、トイレに行く時間などもしっかりと取っていただけるので、安心して面接に臨むことができます。
面接全体は、とても和やかで、終始お子様が話しやすい雰囲気です。
関西大学初等部の面接は他の小学校と比べ、お子様への話しかけがとても多いということです。
関西大学初等部で重要視されている「挨拶」は、お子様に対し必ずどの先生方もされます。
例えば、待機場所である応接室に迎えに来られた際も、お子様に対し「こんにちは」と声をかけられます。また、面接が終わり面接室から出る際も「さようなら」「またね」「次に会えるのを楽しみにしているね」「お話しができて先生も楽しかったよ」「がんばってね」「身体に気を付けてね」など、お子様の目を見て声かけをされます。
また、面接が始まると「最初に、お父さんとお母さんとお話しするから、聞いておいてね。」と声掛けがこどもにされます。この挨拶や声掛けに対し、相手の目を見て元気よく、そして自然に返すことができるか、大きな声で返事ができるかが、大きな一つのポイントとなります。
【関西大学初等部】面接の質問内容
受験番号を聞かれます。必ず覚えておきましょう。
願書に記載されていることに沿った内容で面接されます。記載内容を親子でしっかりとおさらいしておくことが必要です。
一例ですが、以下のようなことを聞かれます。
お子様
一つの質問から出た話題について、そこから質問が順にされる傾向です。
こどもに対する質問が多いため、緊張した中でも答えられるよう練習が必要不可欠です。
こどもへの質問が多いこともあり、「聞く力」・「集中力」・「考える力」が必要となります。答え方の型を決めすぎず、考えることに重点を置き、そこから答えるという流れを練習することで、本番でも十分に力が発揮できるでしょう。
- 保育園・幼稚園の名前
- 保育園・幼稚園はどのように行っているのか（バスや、自転車などの登園方法）
- 保育園・幼稚園の先生の名前
- お友達の名前を３人教えてください。
- お友達はどんな子ですか。
- 友達とはどんな遊びをしますか。
- 保育園・幼稚園の園庭に、なにか遊ぶものはありますか
例えば、「スコップやバケツです。」と答えた場合、その回答から次に「スコップやバケツはどんな風に遊ぶのですか。」、次に「他には遊具はありますか。」、次に「どの遊具が一番好きですか。」、次に「それはなぜですか。」といった流れで、どんどんと質問が続きます。遊具についても、遊具の使い方が質問されます。
- 頑張っていることについて
例えば、「運動会の練習を頑張っています。」と答えた場合、その回答から次に「運動会は何月にありますか。」、次に「どんな種目がありますか。」、次に「発表の種目で難しいところや、気を付けていることはありますか。」といった流れで、どんどんと質問が続きます。
- 習い事について
例えば、「体操クラブです。」と答えた場合、その回答から次に「体操クラブではどんなことをしていますか。」、次に「体操クラブで一緒に遊ぶ子はいますか。」、次に「どんな運動が得意ですか。」といった流れで、どんどんと質問が続きます。
- 夏休みに一番楽しかったことについて
例えば、「プールに行ったことです。」と答えた場合、その回答から次に「誰とプールに行きましたか。」、次に「浮き輪は使いますか。」、次に「泳げるかな。」、次に「どんな泳ぎができますか。」といった流れで、どんどんと質問が続きます。
- お父さんと一緒に遊びますか。
例えば、「はい、遊びます。」と答えた場合、その回答から次に「お父さんとは何をして遊びますか。」、こどもが「ドッチボールです。」と答えると、次に「お父さんの球は受けることができるのかな。」、次に「すごいね、当たって痛くないのかな。」といった流れで、どんどんと質問が続きます。
- お手伝いについて
例えば、「掃除機をかけます。」と答えた場合、その回答から次に「掃除機は重たくないですか。」、次に「家中を掃除機かけるのかな。それとも、どこか一つの場所かな。」といった流れで、どんどんと質問が続きます。
- 嫌いな食べ物について
- お母さんが作るお料理で、どんなお料理が好きですか。（１番好きな料理から順に、２番目は、３番目は…と、順に聞かれます。）
- 兄弟姉妹でケンカはしますか。
例えば、「します。」と答えた場合、その回答から次に「どんなことでケンカしますか。」、次に「泣いた？」、次に「仲直りはしたのかな。」、次に「どうやって仲直りしたのかな。」といった流れで、どんどんと質問が続きます。
- プールは好きですか。（泳ぐことができるか、水の中では目を開けることができるかなど。）
- 保育園・幼稚園に行くために、何時に起きますか。
- 朝ごはんは食べていますか。
例えば、「はい、食べます。」答えた場合、その回答から次に「今日は食べましたか。」、次に「朝ごはんは何を食べていますか。」、次に「朝ごはんは誰が作っていますか。」、次に「お父さんも作ることはありますか。」といった流れで、どんどんと質問が続きます。
お父様
- こどもの受験番号・氏名
- 志望動機
- こどもの長所
- 願書には書ききれなかったことで、お子さんのアピールしたいことや良いところがあれば、是非教えてください。
お母様
- 学校説明会やオープンスクールで印象に残ったこと
- こどもの家での様子
【関西大学初等部】面接内容まとめ
関西大学初等部の面接は、先生方もとても優しく和やかな雰囲気です。
ですが、そのような雰囲気の中でも、親への質問のときも、部屋の出入りのときも、常にお子様をしっかりと見ておられます。
関西大学初等部の面接は全て「お子様」が中心です。
お子様への面接時間を取れるように、親は簡潔に必要なことをしっかりと答えることが大切です。形ではなく、こどもの本質的な部分を見抜こうとされており、うわべだけの作られた練習だけでは通用しません。こどもを通して、家庭の方針をよく見ておられます。
関西大学初等部の面接は「お子様」の発言がとても大切だということです。
例えば、お子様への質問に対し、親が代わりに答えることは絶対にしてはいけません。こどもが質問に対し、答えるまでに時間がかかったとしても、必ず待つことが大事です。
先生方はお子様の目を見てお話しをされるので、多少答えるまでの間があったとしても、考え中であるのか、あるいは戸惑っているのか、追い詰めるのではなく、その場の状況に応じて進めてくださいます。
「ゆっくりでいいよ」など考える時間をくださるときや、答えやすい質問に切り替えて会話が続くようにするなど、お子様をしっかりと見て判断がされます。「共に長く学んでいくことになるお子さんのことを知りたいという思いから、そのような対応をしています。こどもへはただ単純に一問一答ではなく、１つの質問の回答から中身を膨らませ、お子さんのことをたくさん知ることができるように質問しています。」と学校説明会でもお話しがあります。
関西大学初等部の親子面接のねらいは以下の通りです。
保護者＝学校に対する思い、こどもの育ち
こども＝伝える力・対話力、周囲への関心
「基本的な生活習慣」は入試だからというのではなく、入学後の学校生活、こどもの育ちの土台となるものです。
その土台がどのように育てられているのか、これは学校側が知りたいポイントとなります。学びが伸びるためには欠かせない「素直さ」・「集中力」があるか、「聞く力」があるか、そして「伝える力」があるか、そこを重点にした面接対策が合格への大きな一歩となるでしょう。
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