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熊本県の小学校受験の難易度をプロが解説!

熊本県の小学校受験の難易度をプロが解説!

 

ママ
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熊本県の小学校受験の難易度を知りたい!

塾長
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熊本県の人口は約169万人で、そのうち子どもは人口の約12%です。近年では県内の出生数が減少している県の1つでもあります。

熊本県では、基本的に「小学校は公立」というのが定番の選択肢です。しかし、熊本県で子育てをしたいけれど、小学校もいろいろな選択肢を考えたいという方もいらっしゃるでしょう。

今回は、そんな熊本県で小学校受験をするなら、どんな学校があるのかについて毎年全国の小学校受験願書、面接、家庭学習支援に関わる私が解説します。

熊本県にお住いの方や、今後移住を検討している方は、ぜひお子様の将来のために選択肢を広げる1つとして参考にしてください。

熊本県で受験できる小学校は少ない?

熊本県には約330校の小学校が存在しますが、そのうち国立は1校、私立小学校はありません。近年ではインターナショナルスクールが開校しているため、熊本県で「公立以外の選択肢も検討したい」という方は、「国立小学校の受験」か「小学部のあるインターナショナルスクールの受験」の2択となります。

現在確認できる、小学部のあるインターナショナルスクールは熊本県で2校です。そして、そのすべてが県庁所在地である熊本市に集中しています。そのため、熊本県で小学校受験を検討するなら、熊本市内に住むのが一番良いでしょう。

熊本県で受験できる小学校

熊本大学教育学部附属小学校

熊本県で唯一の国立小学校です。熊本県中央区にあり、2026年からは「国際クラス」が設置予定と国際教育にも力を入れはじめたことから今後も人気が衰えることはないでしょう。

教育目標に「自主・自立の教育」「個性重視の教育」「自他の尊重の教育」を挙げている学校で、特に生徒の自主性を大切にします。どの授業でも生徒は様々なテーマから問題意識を持って考える機会、話し合いや地域との関わりから学びを得る体験が豊富です。子どもにとっては「通学したくなる学校」であることを目標とした学校づくりをしていますが、教員が「勤務したくなる学校」、親が「通わせたくなる学校」という思いも持っておられます。そのため、PTA活動や親御様が参加できる部活動も盛んです。

 

国立小学校は一般的な考査、親御様の面接以外に「抽選」があります。全員に考査の実施が難しいほど受験者が多い場合は抽選となりますが、熊本大学教育学部附属小学校の場合は年度によって異なりますので確認必須です。

ここ数年は保護者面接に参加できるのが、御夫婦のどちらか1人となります。また、面接時間が3分と非常に短いため、志望理由は特にしっかりと作り込んでおく必要があるでしょう。

試験内容 ペーパーテスト

行動観察

運動テスト

保護者面接(1名のみ)

所在地 〒860-0081 

熊本市京町本丁5-12

募集人数 男女合わせて約100名(附属幼稚園からの進学者を含む)
倍率 非公開
教育目標 「自主・自立の教育」「個性重視の教育」「自他の尊重の教育」
受験資格 自宅(生活の本拠地)から徒歩または公共交通機関を利用して、50分以内で通学できる者

 

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熊本インターナショナルスクール

幼児部から高等部までを擁する熊本インターナショナルスクールは、国際バカロレアの認定校です。(高等部は2025年に開校予定)

 

「行動し、体験し、理解する」ことを重視する熊本インターナショナルスクールでは、「探究の単元」があり、教科の枠を超えて生徒自身が思考し発見するプログラムを実施しています。英語、日本語もレベル別に丁寧な指導をされているため、ネイティブスピーカーでなくても正しい発音やコミュニケーション能力を養うことができるでしょう。

試験内容や願書については説明会参加者のみに配布されます。説明会に参加しなければ受験資格はありませんので、必ず出席しましょう。

 

試験内容 非公開
所在地 〒861-8043 

熊本県熊本市東区戸島西4丁目2-61

募集人数 非公開
倍率 非公開
教育目標 生徒たちが国際的な視野を持ち、倫理的なグローバル市民として、人種、宗教、国籍を問わず、全ての人々にとってより良く、平和な未来を築くために、知的かつ開かれた思考で地球の管理を考える力を育てることを目指しています。
受験資格 説明会に参加した者

 

 

九州ルーテル学院インターナショナルスクール小学部

県内唯一のキリスト教系インターナショナルスクールです。スクールモットーとして「神の豊かな恵みに感謝し、愛と奉仕に生きること」すなわち「感恩奉仕」を掲げています。

 

他のインターナショナルスクールと異なるのは、英語だけでなく宗教教育にも力を入れている点です。また、国際バカロレアの認定校ではありませんがカリキュラムにはPYPに基づいた、子どもの考える力を促す内容が組み込まれています。

「入学に際して求められる園児、児童の姿」として、以下の3つを掲げています。子育てをする上で、こちらに共感できる親御様が求められるということでもありますね。

  1. 自らの行動に責任を持ち、他者への思いやりと感謝の気持ちを持ち行動できる園児・児童
  2. 好奇心を持ち、他者と協力しながら学ぶ意欲のある園児・児童
  3. 本校の教育方針に理解を示し、学校と共にこどもの成長を支援する家族

志願者本人であるお子様には、英語の面接と試験が実施されます。年齢相応に身に付けるべき英単語とリスニング能力が必要なので、インターナショナルプリスクール出身者や帰国子女の受験者が多いようです。挑戦したい、と思われるのでしたらできる限り英語に触れる環境を作り、英語で話すこと、聞くことに慣れておきましょう。

 

試験内容 本人英語面接(15分)

英語試験(15分)

保護者面接(15分)

所在地 〒860-8520 

熊本市中央区黒髪3-12-16

募集人数 1学年につき上限20名
倍率 非公開
教育目標 「感恩奉仕」
受験資格 特になし

 

熊本県の小学校受験 まとめ

 

いかがでしたか。熊本県内で小学校受験を検討する場合、選択できる小学校はかなり限られます。小学校受験専門の塾も少ないのですが、国立小学校を受験するなら基本的には過去に合格者が出ている塾へ足を運ぶことをおすすめします。

また、インターナショナルスクールを検討するなら、幼稚園の間にある程度の英語力を身につけることは必須でしょう。インターナショナルスクールは一般的な私立小学校より試験がハードということはありませんが、面接で親御様の価値観を厳しくチェックされます。

私は私立・国立小学校だけでなく、小学部を持つインターナショナルスクールの願書や面接を指導した経験もあります。もしも熊本県での受験にお困りであれば、ぜひご相談ください。

 

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