では、どのような対策をすればよいのか。
千葉日本大学第一小学校の願書作成代行や面接対策で高い合格実績を誇る塾長が解説していきます!
千葉日本大学第一小学校の試験内容は?
千葉日本大学第一小学校では、まずは選考日の前日に、面接日として親子面接が行われます。
選考日当日は、ペーパーテスト・運動テスト・行動観察の3つの試験が行われます。
面接日はご両親揃ってご参加される方が大半ですが、選考日はお母様とお子様のお二人で参加される方もいらっしゃいます。
ペーパーテスト
千葉日本大学第一小学校のペーパーテストは、記憶、数量、記憶、 図形、自然、生活常識に関する問題が、CDの音声によって出題されます。
出題量としては30分程度ですので、千葉県内の他の私立小学校と同程度の量になっています。
特に季節や自然分野、日常生活における知識と経験など、家庭における子どもの関わり方に注目されています。
四季の行事や植物などの基本的な知識に加え、過去には「下の絵の中から、水に沈むものを4つ選びましょう」といった理科的な生活知識を問う問題が出題されています。
また千葉日本大学第一小学校では、過去に必ずと言っていいほど点図形の問題が出題されています。
様々なパターンの点図形問題が出題されていますので、低学年のうちから日課として取り組み、点図形の線対象や、点図形の回転などを繰り返し練習しておきましょう。
「ハートのトンネルを通ると数が2つ減り、ダイヤのトンネルを通ると数が1つ増えます
といったブラックボックス問題もよく出題されますので、こちらもチェックしておきましょう。
こちらの問題集には千葉日本大学第一小学校を含め、千葉県内の中でも東京に近い東葛飾地区の私立小学校の過去問が多数紹介されています。
千葉日本大学第一小学校でも頻出の線図形や重ね図形、またお話問題の良問が多数けいさいされていますので、千葉県内の私立中学校受験をお考えの際には必携です。
またこちらの問題集セットには、千葉日本大学第一小学校の考査に臨むにあたって必要な対策問題が、全て掲載されています。
特に千葉日本大学第一小学校の入試で重視される自然と生活に関する分野の問題が充実しており、お子様と改めて知識が不足している部分を確認する上で非常に役立ちます。
問題は全てCDに録音された音声が読み上げてくれますので、本番さながらの気持ちで過去問演習に取り組むことができます。
運動テスト
10分間ほどの運動テストでは、極端な運動に対する苦手意識などがないかを見ています。
過去にはスキップや動物ごっこ(くまやウサギになりきる)、ジグザグ走りや平均台といった課題が出題されました。
難しい挑戦などが課されるわけではありませんので、特に緊張する必要はありません。
明るく元気に挑戦しましょう。
また簡単な課題であっても正しく指示を聞き取り、私語を慎んで臨むように指導しておかれると安心です。
楽しくなりすぎても秩序を守り、メリハリのある態度で楽しく試験に臨んでいただければと思います。
行動観察
行動観察では、集団生活の中での様子を確認されます。
4名程度の小集団でしりとりや会話をする課題や、共同でのつみき制作、また衣服の畳み方と整理や、ハサミを使用する課題も出題されました。
例年70分程度の長い時間をかけて行われますので、終盤に近づくにつれて疲れのせいか言葉遣いが乱雑になったり、集中力を切らしてしまうお子様が一定数見受けられます。
子ども同士の関わりの中で少し気が緩んでしまうこともありますが、試験に対する緊張感をもって臨めるよう、普段から声かけや指導を行っておきましょう。
千葉日本大学第一小学校の倍率は?定員割れをしているって本当?
千葉日本大学第一小学校の倍率は、2021年実施の2022年度入試で1.0倍となっています。
例年、千葉日本大学第一小学校の入学考査は千葉県内でも最も早い日程で実施されます。
そのため力試しで受験される方も多くいらっしゃる中で1.0倍ということは、実際に入学される方の数は、定員割れの状態であると予想されます。
実際に2022年に実施された2023年度入試では、通常の第一期入試・第二期入試の終了後、11月に入ってから第三期入試が実施されました。
第三期入試は若干名の募集という事でしたが、受験者数や合格者数、倍率などは明かされていません。
若干の定員割れ状態ではありますが、考査日の態度などが合格基準に著しく達していない場合は、ご縁をいただけないこともあります。
特に千葉日本大学第一小学校の入学考査の中でも70分間実施される行動観察は、しっかりと対策しておかれることをおすすめいたします。
千葉日本大学第一小学校のレベルは?偏差値はどれぐらい?
千葉日本大学第一小学校の参考偏差値は44となっています。
敷地内にある千葉日本大学第一中学・高等学校の偏差値は、51~63程度です。
また日本大学には附属高校が26校程度ありますが、その中でも千葉日本大学第一中学・高等学校の学力は真ん中ぐらいと言われています。
特に小学校においてはなかなか偏差値に反映されませんが、千葉日本大学第一小学校は英語のレベルが県内でも非常に高いことで有名です。
帰国子女以外のほとんどの方が、英語の習い事や通信教育などで対策されるレベルとなっていますので、英語力を重視して私立小学校をご検討の方から特に評判です。
千葉日本大学第一小学校の進学実績は?
千葉日本大学第一小学校では、約7割の生徒が系列の中学校に進学いたします。
内部進学が認められる系列の中学校は、同じ敷地内にある千葉日本大学第一中学・高等学校か、両国にある日本大学第一中学・高等学校です。
中学校に内部進学をした生徒は9割がそのまま高等学校に進学します。
さらに高等学校から日本大学へと進学するのは、6割程度の生徒です。
外部に進学する生徒の進学先は東京都内、もしくは千葉県内の有名一貫校が中心とされていますが、詳細な人数等は明かになっていません。
千葉日本大学第一小学校の評判や口コミは?
千葉日本大学第一小学校は、通われているご家庭からの評判が非常に高い学校です。
特に校長先生をはじめとする先生方がきめ細やかな指導をされているとの口コミが多く寄せられていました。
定員が一学年80名2クラス制の小規模な小学校ですので、学年が違う先生であっても全員のことを良く見てくださると評判です。
また系列の千葉日本大学第一中学・高等学校と同じ敷地にあることから、セキュリティー面や施設・設備が非常に充実しています。
完全人工芝のグラウンドや、高学年になると利用できる中学・高等学校の図書館、授業時間中の完全施錠体制などは、千葉日本大学第一小学校ならではの特色です。
千葉日本大学第一小学校では英語教育に特に力を入れており、英語に対する評判が多いのも特徴です。
小学校でありながらスピーチコンテストの開催するなど、英語の授業への取り組みは高く評価されており、「外国の方にも抵抗なく接する子に育った」「学期末にはテストもあり、中一の内容が小6で修了するほどのレベル」と好評です。
千葉日本大学第一小学校の学費は?
千葉日本大学第一小学校の学費は、以下の通りです。
- 入学手続き時 300,000円(入学金、設備費)
- 年間諸費用 558,000円(授業料、教育充実費、施設設備費)
千葉県内の私立小学校では、標準的な費用といえます。
千葉日本大学第一小学校では寄付金に関しては完全に任意となっています。
配布される申込書に任意の金額を記入して支払う形式で集金されますが、多くの方は0~10万円程度を納められています。
また税制上の優遇措置の対象になっており、所得税額から控除を受けることができますので、会社や医院を経営されている方は高額の納税をされている方もいらっしゃいます。
千葉日本大学第一小学校にいじめはある?
千葉日本大学第一小学校は一学年80名の少人数制の学校です。
60名前後の生徒が系列の中学校に進学することもあり、人間関係に関しては学校側も特に注意してくださっています。
平成31年に着任された現在の校長先生は、公立小学校や、教育委員会での勤務経験がおありで、教育の現場やいじめ問題に対しても深い知見をお持ちです。
校長先生がリーダーシップを取り、学校内はもちろんのこと通学指導なども通して、先生全員で生徒全員を見守るという体制が整っている点は安心できるといえます。
小さないじめの芽にもよく気がついて対策を取ってくださいますので、安心して過ごすことができそうです。
まとめ
千葉県船橋市にある、千葉日本大学第一小学校についてご紹介いたしました。
千葉県下で、四年生の総合大学まで進学可能な数少ない共学校です。
系列の千葉日本大学第一中学・高等学校が同じ敷地内にあり、また系列の日本大学とも連携することで、薬学部の出張授業や歯学部による歯磨き教室、本格的な部活動の経験など、系列の小学校ならではの学びが待っています。
近年の倍率は安定しており、しっかりと過去問を解きなおし、家庭での過ごし方に気を付けていらっしゃれば、確実にご縁をいただける学校です。