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【小学校受験に役立つ】知育玩具のおすすめをプロが解説

【小学校受験に役立つ】知育玩具のおすすめをプロが解説-
ママ
ママ

小学校受験をするんだけど、知育玩具のおすすめとかある?

塾長
塾長

小学校受験対策にとって必要不可欠なアイテムが知育玩具です。

知育玩具と一言でいっても、生まれたての赤ちゃんを対象にしたものから、小学校入学準備に繋がる思考力や知識を伸ばしてくれるようなアイテムまで、その種類も数も多岐にわたります。

少し検索するだけで多くのアイテムが見つかるため、選択肢が多すぎて選ぶことが難しいものです。

小学校受験に知育玩具が使える理由

 

まだ幼い未就学児にペーパー問題を理解させるには、とにかく実体験・具体物が重要です。幼児のお勉強は、口で説明するより実際に見せてやらせてみることで驚くほどストンと理解し、あっという間に身についていきます。

また、それでなくても忙しくて時間が足りなくなる小学校受験準備期間です。遊びながら思考力トレーニングを同時にできる知育玩具は、お忙しい受験家庭のマストアイテムです。

 

今回は、小学校受験のプロがオススメする受験に直結する知育玩具を分野ごとにご紹介します。

 

「うちの子はシーソー問題が理解できなくて…」「積み木の数が苦手で」といったピンポイントなお悩みを解決することができます。ぜひ参考にしてみて下さいね。

 

【小学校受験】図形領域でおすすめの知育玩具

小学校受験の図形領域とは、基本的な図形の特徴を捉えることから始まります。構成・分割などを通し、頭の中で図形をイメージする力をつけていきます。

「点図形」「重ね図形」「図形分割」「回転図形」「鏡図形」「積み木の数」「サイコロ回転」などが図形領域の課題となります。そんな図形問題に強くなる知育玩具をまとめてご紹介します。

 

つみき

つみき

 

出産祝い等でいただく機会も多いつみですが、実は知育道具として最も長い期間使うことができる大変有能なアイテムです。図形感覚を養うことはもちろん、見本通りに並べてみたり、長いつみき1個は短いつみき何個分?など数の操作の学びにも繋がります。

 

図形モザイクパズル

くもんタングラム

 

タングラムと近いですが、こちらは身近な形である「正方形、直角二等辺三角形」のピースを使います。パズルやモザイク作り、ゲームなどができます。ボードもピースもマグネットになっているので形が崩れないのも嬉しい仕様。楽しく遊びながら、自然に図形の合成・分解・回転の感覚や、面積の基礎が身につけられます。

くもんタングラム




形や大きさが異なる7種類のピースを使って、指定の形を作るパズルです。王道の知育玩具であり、お持ちの方も多いのでは。附属のガイドボードは2ピース使用から少しずつむずかしくなる20段階のため、長い期間遊べます。

 

くもん 図形キューブつみき ずけいキューブつみき


図形の感覚と形の構成力を伸ばすカラフルなつみきです。つみきの数が理解できない場合、こちらのつみきで実際に同じ形を作り数えてみることがとても有効です。付属のパターン問題どおりに並べたり、積み上げたりして、図形感覚・形の構成力を身につけましょう。

 

パターンブロック

パターンブロックパターンブロック

 


「正六角形、台形、平行四辺形、正三角形、ひし形、正方形」の6種類の図形ブロックを使って、遊びながら学習できるパズルです。 算数カリキュラムに広く取り入れられており、現在では日本でも小学校算数の教材の1つとして用いられているそうです。対策知育としてはもちろん、行動観察など小学校受験に実際に登場することでも有名です。

 

パターンブロックタスクカード 


パターンブロックの問題集です。どこに何の形を置くかの指示から始まり、シルエットだけで並べ方を推察させる課題までレベル順にチャレンジできます。

 

【小学校受験】言語領域でおすすめの知育玩具

小学校受験の言語領域とは、小学校入学後に学ぶ「読む・書く」能力に繋げるための「聞く・話す」能力を試される分野となります。

「お話の記憶」をはじめとして「同頭音・同尾音」「しりとり」「反対言葉」「お話作り」が言語領域の代表的な課題になります。以下に日常生活や遊びの中で語彙を増やしていくかがポイントです。

 

あいうえおつみき

あいうえおつみきあいうえおつみき

 


「あ」から「ん」まで46文字と、裏にそれぞれの文字ではじまる絵が描かれたつみきは、言葉の能力を伸ばすことに役立ちます。イラストを参考にことばを作ったり、つみき遊びとしても使えます。

 

季節カード

うみ塾長特製
掲載数No1(自社調べ)
季節教材はこれだけでOK!

kisetu-kyozaiこれでカンペキ!
うみ塾長特製
季節教材セット

小学校受験で季節問題は必ず出る問題です。

私が作成した語彙力を増やすことはもちろん、カードを色や季節、お花などジャンルごとに分けて遊ぶことで、理科的常識の取得にも繋がります。

 

タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん1000 英語つき


タッチペンでタッチすることで読み上げてくれる図鑑です。1000個の名称を身に着けることができ、歌やクイズなども週力されているので曾比の要素もたっぷりです。小学校入学後は英語学習にも役立てられます。

 

はんたいことばカード


日常生活においてよく使う身近なことばのなかで、反対の意味のことば同士をカードのおもて面とうら面にのせています。反対言葉は苦手とするお子様も多いので、遊び感覚で言葉の世界を広げることが大切です。

 

なぞなぞようちえん


なぞなぞが得意なお子様は、思考力を持っていることはもちろん、同時に数多くの言葉や表現を身に着けている場合が多いです。移動中や休憩時間の遊びとしてなぞなぞに取り組むことで、語彙や言葉の関係性を学ぶことができます。

 

【小学校受験】数の領域でおすすめの知育玩具

小学校受験の数の領域とは、四則計算の元になる能力を測る課題です。ものを正しく数えることから始まり、「同数発見」「数の構成」「数の比較(求差)」を学びます。また、日々の生活の中で子どもたちが自然に行っている「等分」「分離量」などの概念を理解しているかが試されます。「みんなで分けたらいくつ?」や「全員に3個づつ挙げるなら…」といった日常的な会話から考える力を身につけましょう。

 

花おはじき

昔ながらのなじみ深い花おはじきですが、数のお勉強にぴったりの優秀なアイテムです。数えること、分けること、まとめることの全てで活躍します。また、おはじきあそびを楽しむことでお勉強の気分転換にもなりますよ。

 

100玉そろばん


1~100までの数を指を使って身に着けます。横向きはビーズを移動させても隠れず、すべて見ることができるので、数を数えはじめた頃のお子様にぴったりです。

ビーズは5つずつ、4色に色分けされているので、5のかたまりを目で見ながら確認していくことができます。5のかたまり、10のかたまりがどうやって100になっていくのかを体幹から学び、足し算、引き算の計算遊びまで長く使うことができます。

 

ナンバーブロックス

世界80か国以上で愛されている数字遊びの決定版です。数の構成や概念の学習に繋がり、かわいらしいキャラクターと楽しく学べます。幼児期は数のカウントや大きさ比べ、パターンつくりを学び、小学校以降は基礎計算の土台になりますので、長年遊べる玩具です。

パターンブロック

パターンブロックパターンブロック

 


 

図形領域で紹介したパターンブロックですが、実は数の操作にもとても役立ちます。「六角形のパーツは、この形〇個分、この形で〇個分」といったように、数の構成や分割を考える場合の参考になります。

 

【小学校受験】位置表象の領域でおすすめの知育玩具

小学校受験における位置表象の領域とは、視点を変えて物を見られる能力を伸ばすカテゴリです。上下、前後、左右の理解から始まり、対象の位置関係を正確に捉え、表現できるようにします。「左右」や「地図上の移動」「四方からの観察」等の課題が位置表象の領域になります。例年苦手とするお子様が続出するカテゴリになりますので、知育玩具で試したり、実際に街に出て方向を意識させるクセ付けを行うことが大切です。

 

初めてのプログラミングカー


 

プログラミング教材として販売されていますが、左右や方向感覚を身に着けるのにもぴったりなのがこちらのプログラミングカーです。自分でコースを組み立てることができるので、ご両親の質問に合わせてコースを作らせたり、コースを作ってどこにゴールするか考えさせたりと地図上の移動を学ぶ足がかりになります。

 

トレーニングプレート/矢印セット


床に並べて使うプレートです。指示に沿って手足を辿る遊びを通して、お子様の方向感覚や正しい位置感覚を養います。また、手足を使うので指示行動や運動能力の向上にも役立てることができます。

 

ひだりみぎ


左と右の概念を教えてくれる、参加型知育絵本です。実際に右手左手を使って手遊びをしながら左右の間隔を掴んでいきます。ペーパー学習が始まる年少さん以前から楽しく取り組める内容となっています。

 

【小学校受験】未測量の領域でおすすめの知育玩具

小学校受験の未測量の領域とは、量を土台として「数」の概念を学ぶカテゴリです。

「大きさ・多さ・長さ・重さ」それぞれ比較したり、量の相対化や系列化を学びます。「つりあい」「一対多対応」「順対応」「量の系列化」「量の保存」などがこれにあたります。特に「つりあい・シーソー」は苦手とするお子様が多い反面、ペーパー難関校では必ず出題されると言っても過言ではないカテゴリです。必ず身に着けるようにしましょう。

 

バランスシーソー


基本的な数の原則(加算、減算、乗算、除算)が学べるシーソー遊び玩具です。「より大きい、より小さい、等しい」を視覚的に学べるので、つり合いを苦手とするお子様にぴったりのアイテムです。

 

かえる天秤

 

 

てんびんの原理を応用して「重さ」と「足し算・引き算」を楽しく学べます。シーソーや釣り合いの概念でもあるバランス遊びを通して、基本的な運算能力、数を数える能力を身に着けられます。かわいいかえるちゃんと一緒にシーソー・つりあいマスターを目指しましょう。

 

【小学校受験】知育玩具のおすすめをプロが解説まとめ

今回は小学校受験のペーパー考査に関係する知育玩具を中心にご紹介しました。

ペーパー試験の範囲は多岐にわたりますが、「シーソー問題」「地図上の移動」「数の操作」など、受験生のお子様がつまずきやすく苦手と捉えがちな分野があります。

 

逆に言えば、他のお子様が苦手とする分野を得意とできれば、ペーパー考査では頭一つ抜きん出て強みに変えることができるのです。

 

今回ご紹介したアイテムを参考に、ぜひお子様の苦手分野に特化した知育玩具をプレゼントしてあげてくださいね。そして、ぜひお子様と一緒に遊ぶことで楽しみながら試験対策をしてください。

 

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