【洛南高等学校附属小学校】合格する願書の書き方をプロが解説

【洛南高等学校附属小学校】願書の項目

洛南高等学校附属小学校の願書は、「なぜ洛南高等学校附属小学校に入学させたいか（志望動機）」を300字程度で記入し、面接時に持参します。記入の際には縦横の文字数、大きさを揃えて丁寧に書き込んでください。文字には性格が表れるといいますから、忙しい中でも熱意を込めて1文字1文字綺麗に記入しましょう。当然ですが、雑な字で書かれた願書や作文は論外です。

出願は毎年7月に行われ、8月下旬に親子面接、9月中旬にお子様の試験という流れです。関東に比べると、早い時期から出願が行われます。私の願書作成代行でも、京都の方は年中の段階ですでに申し込まれる方も多い印象です。早め早めの準備を心がけ、ギリギリに焦らないよう気をつけてください。

【洛南高等学校附属小学校】志望動機の書き方

洛南高等学校附属小学校を志望する理由を、親御様の大切にする家庭の教育方針と合わせて記入します。300字程度と非常に少ない文字数の中に、教育観とそれを表す簡単なエピソード、志望動機をつなげて書かなければいけません。洛南高等学校附属小学校の教育観と、親御様の重視するもので一致点があれば、そちらに絞って記入するとわかりやすいでしょう。

先にも述べましたが、洛南高等学校附属小学校では仏教の三帰依に基づいた「自己を尊重せよ、真理を探求せよ、社会に献身せよ」を校訓としています。三帰依とは「仏に帰依し奉る、法に帰依し奉る、僧に帰依し奉る」と言う「仏・法・僧の三宝を信頼し、尊重していく」という仏教徒の信念、生き方のことです。

洛南高等学校附属小学校ではこの仏教の精神を重視し、清潔で規律を重んじることを一貫教育で徹底して教えています。例えば、教科書を乱雑に行い、落ちているゴミは自主的に拾うなど、身の回りを美しく整えることが心の安定と勉学への集中へとつながる、といったような価値観を持っているのが洛南高等学校附属小学校です。

教科担任制で、進度の速い高度な学習が有名な学校ですが、一方で道徳や宗教の授業を通しての人間教育にも力を入れています。知育と徳育、体育をバランスよく伸ばす洛南高等学校附属小学校では、志望動機にも「難易度の高い学習環境に惹かれた」といった勉学のみを強調する内容より、道徳面にも惹かれていることを伝えられると良いでしょう。

また洛南高等学校附属小学校では、試験中に私語やきょろきょろと周りを見渡してしまうようなお子様は好まれません。

親御様に対しても、日々規律を重んじ、礼儀やマナーを正しく教えることや自立心を育めるような教育を求めています。

ご家庭の教育方針では、この点を短い文章の中でわかりやすくアピールすることも良いでしょう。

仏教校であり進学校の附属だからと、難語を多用した文章を作成する方もいらっしゃいますが、基本的には「わかりやすい言葉でストレートに」書くほうがご縁をいただきやすい傾向にあります。

洛南高等学校附属小学校の先生方は、志望動機を短い時間で何百通も読み上げます。そのため、親御様の考えが瞬時によくわかるような文章の方が印象に残りやすく、難しい言い回しを多用したものは「核心をぼかした回りくどい文章」と捉えてしまうでしょう。その場合、作成した親御様に対しても「家庭の教育方針や志望理由がはっきりしていないのを、分かりづらい言い回しで有耶無耶にする人物」という悪い印象を抱いてしまいます。

短い文章の中に言いたいことを全て詰め込むのは至難の業ですが、まずは伝えたいことをわかりやすい言葉で書くことを心がけてください。

 洛南高等学校附属小学校の合格を目指すなら作文（願書）が重要な理由

今回は、洛南高等学校附属小学校の願書である保護者作文について解説していきました。いかがでしたか。洛南高等学校附属小学校は高い進学率を誇るハイレベルな学業面だけでなく、仏教の精神を重視した規律と道徳を重んじる人間教育にも力を入れています。願書でも、洛南高等学校附属小学校の教育理念をよく理解し、同じ価値観を持ち教育に励むことのできる親御様であることをしっかりとアピールしてください。

洛南高等学校附属小学校の願書をはじめ、全国の小学校受験願書でお困りの方は、プロにお任せ下さい。私は願書作成代行を通して、洛南高等学校附属小学校を含む京都の私立小学校にも毎年多くの合格願書を作成してきました。複数の併願校願書をご依頼いただく場合にも、各志望校に合ったオーダーメイドの願書を作成しますので、ぜひご連絡ください。