開智望小学校を受験しようと思ってるんだけど、願書の書き方が分からない・・
開智望小学校は、学校法人開智学園が2015年に、茨城県つくばみらい市に開校した私立小学校です。2018年には、日本国内2校目の国際バカロレア教育PYP(Primary Years Programme)認定校になりました。
各学年4〜5名からなる異学年学級「ホーム」があり、朝や帰りの会、給食、清掃、発表会の企画など様々なことに取り組むのも開智望小学校の特徴です。同年代だけではできない多面的な学びから、よりリーダーシップを育むことができます。
5-5-2制の12年間一貫教育により、教育理念である「国際社会に貢献できる、心豊かな創造力・発信力を持った人材の育成」を行っている開智望小学校。今回は、そんな開智望小学校の願書について小学校受験のプロが解説していきます。
今回は、開智望小学校の願書について開智望小学校オーダーメイド願書作成や、世界にたった一つの小学校受験面接回答集作成付きレッスンで高い合格実績を誇る筆者が願書の書き方について解説します!
ぜひ最後までご覧いただき、対策に役立ててください。
【開智望小学校】願書の項目
開智望小学校の願書は、Web出願となります。インターネット出願サイト「ミライコンパス」より、開智望小学校へ出願してください。試験は第1回から第3回まで行われ、第1回と第2回は第一志望者、併願者別で試験が行われます。第3回目の入試は、第一志望者のみです。
例年ですと、第1回は7月から9月、第2回は10月中旬、第3回は10月下旬から11月中旬に願書を提出する必要があります。
願書は2種類あり、一般的な入試(Ⅱ型入試)の願書には以下の項目があります。
- ご家庭の教育方針や志願者のアピール(300字以内)
また、自己発信での受験(Ⅰ型入試)をされる方は別途、以下の内容を記述する必要があります。
- 自己発信について、希望日・内容・持ち物など(100字以内)
インターネットからの出願なので、文字数は厳守となります。指定の文字数を超えると記入ができなくなりますので、事前に下書きをして文字数を確認しましょう。
【開智望小学校願書】ご家庭の教育方針や志願者のアピールの書き方
親御様の特に重視する教育方針と、それに合うような志願者の長所を300字以内で記入します。
開智望小学校は教育目標として以下の3点を大切にしています。もしもご家庭の教育方針と共通していると感じるものがあれば、ぜひこちらでアピールしてください。
- 違いを認め合い、自分の得意分野や独自性を見つけ伸ばす
- 目標を高く持ち、その志に向かって、努力、行動する
- 人のため、社会のために学び、専門分野で貢献できる学力を持つ
また、最初にお伝えした通り、開智望小学校では国際バカロレア認定校として探究型の教育に力を入れています。自ら考え、実践に移せるような力を育成したいとの思いから先生方が日々専門性の高い授業を実践しておられる学校です。
例えば親御様の教育方針として、「探究心を育てる」という点を重視していたとします。その場合、「探究心を育てるために、毎週末自然体験をして、志願者の興味を広げている」といったように、具体的な実践内容をお書き下さい。
また、志願者のアピールは先に書いた教育方針と一致するものが良いです。「探究心を育てる」家庭の教育方針なのに、志願者アピールでは「優しくて穏やか」とすると、悪くはありませんが一貫性がないように感じます。
この場合は、「志願者は熱帯魚に興味を持ち、自分で飼育しながら毎日欠かさず絵日記を書いて、図鑑と見比べながら生態をまとめている」「水族館に行けば、飼育員さんに自ら話しかけ熱心に質問する」といったように、教育方針となる「探究心」が実際に育っていることのわかるエピソードだとより良いでしょう。
文字数に余裕があれば、開智望小学校に入学後、その強みを活かしてどんな人間に成長してほしいのかにも言及してください。
【開智望小学校願書】自己発信の書き方
自己発信での入試を希望する方は、こちらの項目を記入します。自己発信入試とは、学術・外国語・運動等、志願者の得意分野を自己申告し、発表する開智望小学校独自の入試方法です。
例年ですと、体操の技を披露する方、自身が関心を持つ昆虫や植物などを独自に研究し、発表する方、外国語で関心のある内容をプレゼンする方などがいます。
自己発信の内容は多岐に渡るため、学校側もなるべく志願者の望む環境を用意してくださいます。そのためこちらの項目では、持参するものや内容についての概要を100字でわかりやすく記入してください。
例えば、バトントワリングの技を披露するなら「持ち物 演技用バトン」など具体的かつ端的に記入しましょう。
また、その特技について受賞歴等があればそちらも書いて下さい。「昨年、都内で行われた◯◯大会にて優秀賞を受賞いたしました。そちらの演目をアレンジし、披露させていただきます。」といったように、大会名と賞の名前は間違えのないようにお書き下さい。
自己発信入試は、毎年様々な分野で優れた成果を残している志願者が多く志願しています。必ずしも受賞歴が必要なわけではありませんが、他の志願者と比較しても引けを取らないような技術力や、ユニークなプレゼン能力が必要でしょう。
自己発信の願書項目では、それを裏付けるような努力の家庭や、親御様の関わりも具体的に添えられるとより良いですね。勿論100字という制限がありますので、必要な情報をしっかりと満たした上で、面接でもう一度触れていただけるような書き方が好ましいでしょう。
開智望小学校の合格を目指すなら願書が重要な理由
開智望小学校では、探究型プログラムやICT教育といった、時代の最先端を行く教育により国際社会に通用する知識と思考力を身に付けることができます。第一志望者でも、第1回入試で約1.5倍、第2回入試では約2.8倍となる人気校です。
願書は文字数こそ制限されていますが、その中で志願者の良さや親御様が開智望小学校と同じ教育観を抱き子育てに励んでいることをアピールしなければいけません。開智望小学校に合格したいのなら、願書は最初の関門です。親御様で教育観をしっかりと共有し、開智望小学校にふさわしい願書を書き上げて下さい。
願書作成でお悩みの方は、全てプロに任せてしまうのも1つの手段です。私はお受験教室の代表をする傍ら、毎年全国の小学校願書作成代行をしています。開智望小学校に合った願書を、丁寧なヒアリングから作成しますので、ぜひお気軽にご連絡ください。