小学校受験の模試に行く時には、服装や持ち物はどうするの?
小学校受験において模試は大切な場慣れの場です。またお子様の実力や弱点を知る上で模試は欠かせないものです。新年長になるといよいよ本格的に模試が始まります。しかし初めての模試だと「どんな服装で行けば良いの?」、「当日の持ち物は何を持って行けば良いの?」など不安になる方も多いですよね。そこで今回は、小学校受験オーダーメイド願書作成や、世界にたった一つの小学校受験面接回答集作成付きレッスンを行う筆者が、模試での服装や持ち物について解説していきます。
お子様同様に、親御様も本番を想定した準備を心がけていきましょう。
【小学校受験】模試の服装
模試とはいえ、どんな服装で行けば良いのか?悩んでしまいますよね。基本的には試験本番と同じ格好、またはそれに近い格好になります。もう少し具体的に、模試の服装について解説していきます。
男の子
男の子の場合、上半身は白いポロシャツに紺かグレーのVネックのベスト、そして下半身は紺の半ズボン、白い無地靴下、黒の革靴が基本です。
夏にベストを着るとお子様も暑いので、季節に合わせてベストは着なくても構いません。
またポロシャツは半袖が基本になりますが、国立小学校の試験本番は冬の時期になるので、本番は半袖ではなく長袖でも構いませんよ。
よく筑波大学附属小学校は「半袖でないと合格しない」という噂が出回りますが、長袖を着たお子様でも合格していますので、ご安心くださいね。
女の子
女の子の場合、運動や行動観察の有無で服装が変わります。
運動や行動観察がない場合、白の半袖ブラウスにジャンパースカートそしてボレロを着るのが基本です。足元は白のソックスにワンストラップシューズが良いでしょう。
シューズは脱いだり履いたりしやすいスナップボタンタイプがおすすめです。
こちらも夏の暑い時期はボレロを着なくても大丈夫です。
次に運動や行動観察がある場合、白いポロシャツにベストそしてキュロットが基本のスタイルです。
ポロシャツは丸襟でワンポイントの刺繍があっても良いですね。きちんとした印象になるようにサイズが合ったものを選びましょう。
付き添いの親御様
最後に付き添いの親御様の服装です。
お母様は濃紺のワンピーススーツ(アンサンブル)とスカートスーツが基本のスタイルです。
ジャケットは襟付きでくるみボタンだと清楚な印象になります。
ワンピースはウエストが軽く細くなった女性らしく上品なスタイルがおすすめですよ。
スーツの素材はシワになりにくいウールを選びましょう。
本番では意外と待ち時間も多く、座っている時間も多くなるのでシワ対策は重要ですね。
スカートの丈は座ったときに膝が見えない程度の長さがマナーです。
試着のときは立ちスタイルだけではなく座ったときにどうなるかも確認しておきましょう。
お父様は濃紺のスーツ一択です。濃紺であれば普段お仕事で着ているスーツでも良いですが、できれば着古したものではなくお受験用に一着準備したいところですね。
ワイシャツの色も白一択です。襟は定番のレギュラーカラーにしてください。
ボタンダウンだとカジュアルになってしまいますよ。ネクタイも濃紺で、靴は黒のストレートチップがお決まりです。お父様も座ったときにすねが見えてしまわないように長めの靴下を準備してくださいね。
【小学校受験】模試の持ち物
模試では何を持っていけば良いでしょうか?こちらも試験本番を想定して考えていけば大丈夫です。
持ち物の準備は当日の朝に行うと、バタバタして忘れ物をしてしまうので、前日までに準備してくださいね。それでは確認していきましょう。
お子様
まずは受験票です。
受験票は受ける模試により異なります。郵送で送られてくるものもあれば、ご自身で印刷して持っていくものもあります。忘れないように準備しておきましょう。
つづいて筆記用具ですね。
鉛筆、クーピー、クレヨンなど筆記用具に指定があれば必ず従うようにしてください。
上履きと靴を入れる袋も忘れないようにしてください。
もちろんポケットにはハンカチとティッシュを持たせてください。
小学校によっては試験のときにハンカチとティッシュを持っているか確認されることもありますよ。習慣にしておきましょうね。
女の子の場合、ブラシやヘアゴムも忘れずに、試験前に身だしなみを整えましょう。
あと意外と重要なのが、予備のお着替えです。試験当日も何が起こるかわかりません。お水をこぼしてしまう事もありますし、緊張のあまりお漏らしをすることもあります。非常事態に備えてあらゆることを想定しておきたいですね。
親御様
スリッパと外履きを入れる袋を忘れないでください。スリッパはコンパクトに折りたためるタイプだとかさばらずに済みます。
親御様もハンカチとティッシュは忘れずにしてください。万が一、お子様のポケットへ入れ忘れた場合、渡すためです。
それから、お子様がケガをすることもありますので、絆創膏も用意しておきましょう。
模試によっては同時開催で説明会や個別面談が開催されるので、手帳と筆記用具も必ず持っていきましょう。説明会などが何もなければ待ち時間を潰すために本を持っていくと良いですね。
試験本番でも多くの親御様が待ち時間に本を読んで待たれていますよ。冬であればカイロや膝掛けなど季節に応じて持ち物を選んでくださいね。
【小学校受験】模試の前日までに確認しておくこと
持ち物の準備以外に模試の前日までに確認しておくことはいくつかあります。本番と同じく緊張感を持って臨みましょうね。
模試の会場までの行き方
まずは模試の会場を確認して、行き方をチェックしましょう。
自宅からの行き方が複数ある場合、お子様が疲れない方法を選ぶのもアリです。
例えば、電車に乗って2回乗り換えて行く方が時間が短くて済むけど、バスに乗って行った方が時間はかかるけど一本で行ける場合、バスを選んでも良いと思います。
その場合、時間には充分な余裕を持って出発してくださいね。
バスは遅れるなどのトラブルもあり得ますので、行き方については複数のプランをあらかじめ考えておきましょう。
模試の日時を再確認
模試の日時も今一度確認してください。特に時間ですね。試験開始時間と受付開始時間を見間違えることがよくあります。
受付開始時間、試験の開始時間・終了時間を必ず確認しましょう
。受付開始時間から逆算して出発時間も決めますので、受付開始時間と試験開始時間を見間違えると最悪の場合、試験に間に合わずに受けれない可能性もあります。
模試の日時は何度もチェックすることを忘れないでくださいね。遅れた時のために緊急連絡先も控えておくとなお良いと思いますよ。
受験料の用意(当日払いの場合)
模試の受験料の支払いがどうなのかも確認しておきましょう。
模試により、事前振り込みの場合や当日に現金で支払うこともあります。
当日に現金で支払う場合は、お金を裸のまま渡すのではなく、袋に入れて渡すようにするのがマナーですよ。またお釣りが出ないように受験料ぴったりのお金を用意してください。
受付はかなり混雑しますし、お釣りの準備がされていない可能性もあります。
【小学校受験】模試の服装や持ち物をプロが解説まとめ
小学校受験の模試はお子様が場慣れする良い機会となるだけではなく、本番当日のシミュレーションの場ともなります。
多くの受験者が参加する模試を通じて、親御様が考えている服装に違和感がないのかを確認できますし、模試を受けることで想定もしていなかった必要な持ち物が見つかったりします。
模試はお子様の実力を測る以外にも大切な場ですので、積極的に参加して経験を積んでいくことが望ましいですね。