小学校受験の当日、待ち時間ってどうやって過ごしたらよいの?
小学校受験の考査では、お子さまの試験が終わるまで保護者は控室や学校周辺で待機することになります。
長い学校ですと待機時間が2~3時間に及ぶ場合もあり、考査を受けているお子さまはもちろん、保護者の方の心労も大きいものとなります。
それでなくとも緊張や心配で胸がいっぱいになり、落ち着かないまま過ごすこととなる「待ち時間」。
今回は、小学校受験オーダーメイド願書作成や、世界にたった一つの小学校受験面接回答集作成付きレッスンで高い合格実績を誇る筆者が、そんな時間をどのように過ごせばいいか、気を付ける点などをプロが徹底解説します。
小学校受験当日の待ち時間の過ごし方
考査当日は、受付を済ませると案内にそって移動をすることになります。
考査開始までお子さまと一緒に待つ場合もあれば、受付後は即お子さまと別れて保護者だけで移動することもあります。
お子さまが頑張れるように最後に声をかけたい。そう思っていても、受付後即分離になってしまうとチャンスを逃してしまうので、どうしても伝えたいことがある場合は校門を通る前や受付前に済ますと確実ですよ。
受付後の待ち時間やその場所も学校によって異なります。
体育館・講堂(ホール)のような広い場所にまとめて待機することもあれば、受験番号などで割り振られた各教室(音楽室など専門教室、児童が実際に学ぶ教室)の場合もあります。
また混雑緩和や導線の理由から、待機場所を何度か移動する場合もあります。
荷物をできるだけ広げないように、案内があった時すぐに動けるように準備をしておくことも大切です。
多くの場合、待機場所には教職員の先生や学校スタッフ・在校生が案内係として待機しています。困りごとややむなくその場を離れる場合はその方々に声をかけてください。
お母さま・お父さまの待ち時間におすすめな過ごし方
お母さま・お父さまの待ち時間におすすめな過ごし方は以下のようなものがあります。
・読書
・刺繍
・編み物
・学校案内などを読む
・瞑想
すべて、静かに・周りの方に迷惑をかけないように過ごせる方法です。ほとんどの方が読書をされていますが、無心になれるという理由から「刺繍・編み物」を行う方もいらっしゃいます。
瞑想は、場合によってはうたた寝しているようにも見えてしまいますのでお気を付けください。
お母様・お父様が待ち時間にしてはいけないこと
逆に、小学校受験の待ち時間に絶対にやってはいけない要注意なものもあります。
・スマホを使う
・PCなどで仕事をする
・電子機器で遊ぶ(ゲームなど)
・他校の資料を読む、願書を書く
考査中にスマホやPCを開くことは言語道断です。考査会場では、情報流出や個人情報保護の問題から「電子機器の利用・通話はお控えください」と案内される場合がほとんどです。
通話をする・キーボードをたたくなど音を出す行為は周りの方に迷惑を掛けてしまいます。学校側が許可をしていない限り、例え明確な注意がなくともやらない方がよい行為となります。
そして、何よりやってはいけないことが「他校の資料を読む、願書を書く」です。
「こんなことを本当にするの?」と驚かれる方も多いかもしれません。けれど、受験校で他校の対策をする保護者の方の発見報告は毎年必ず話題に上がります。
当たり前のことですが、受験中に他校準備をするなんて言語道断。その行い自体が受験に臨む保護者の姿勢としては不適当ですし、待機しているスタッフの方も必ず見ています。もしその結果お子さまが不合格になってしまったら…後悔してもしきれません。絶対にやらないでください。
その他にも、ごみを指定の場所に捨てない・持ち帰らない。椅子をぐちゃぐちゃのまま退席する等絶対にやってはいけません。
小学校受験準備をする中で、お子さまに繰り返し指導されてきた「借りたものを綺麗に返す」「ごみは片づける」を保護者の方自身も実践してください。
お子さまの待ち時間におすすめな過ごし方
考査開始まで、保護者と一緒にお子さまも待機する場合があります。その時におすすめの過ごし方は以下のようなものがあります。
・読書(絵本、図鑑)
・折り紙
・あやとり
・シールブック
お子さまの緊張をほぐしたり、考査直前のウォーミングアップのためにおすすめなものになります。また、大人が待機する時と同様に周りのご家族に迷惑をかけない・静かに過ごせるものが適切です。
・おえかき
・ぬりえ
なども静かに過ごせますが、持ち運ぶ道具が増えてしまい、場合によっては待機室の机を汚してしまう可能性もあります。よほど自信がない場合は控えた方がよろしいでしょう。
お子さまが双子の場合
お子さまが双子の場合、学校側が受験番号を連番にしてくれる場合と全く関係なく違う番号を振られる場合があります。前者の場合は一緒にすごせますが、後者の場合はご両親で分担して付き添う必要があります。
また、並びの受験番号で共に過ごす場合は騒がないようより一層気を付ける必要があります。
幼児教室では、お友達同士が考査会場で偶然会っても、ごあいさつやお話をしないと指導されます。双子の場合も、いつもの感覚でおしゃべりしたり遊ぶことでテンションが上がってしまい、それは往々にして悪影響を及ぼします。双子であっても個々で静かに待てる練習をしておきましょう。
小学校受験当日の行動観察や筆記試験の待ち時間の過ごし方まとめ
いかがでしたか。
繰り返しになりますが、待機時間であっても気を抜いてはいけません。その学校にふさわしい保護者たるマインドと姿勢で待つ必要があります。
スマホの使用・他校の受験準備は絶対にいけません。
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考査を頑張るお子さまの足を引っ張らないよう、待ち時間であっても正しい姿勢で臨んでくださいね。