小学校受験の願書に貼る家族写真ってどこで撮るの?
自宅でも撮れるの?
夏休みが終わるといよいよ願書提出の時期に入ってきます。
願書には写真を貼り付ける必要があるので事前に準備しておかなければいけません。
願書に貼る写真は志願者だけの小学校もあれば家族写真が必要な小学校もあります。
願書に貼る写真はどこで撮れば良いのだろうか?自宅で撮った写真でも問題ないのだろうか?と疑問に思われる方も多いと思います。
そこで今回は小学校受験のプロである私が、願書の家族写真について詳しく解説していきます。
小学校受験の願書で家族写真をめる理由はなんのため?
青山学院初等部や東洋英和女学院小学部などいくつかの小学校では志願者の写真以外に家族写真が必要な小学校があります。小学校受験の願書でなぜ家族写真が求められるのでしょうか?
どんな写真を撮影すべき?
家族写真なんてどこの家庭でも同じような感じではないのか?と思われるかもしれませんが、家庭写真は意外とご家庭の雰囲気が分かります。
堅いご家庭か、柔和なご家庭か、明るいご家庭か、など写真から印象は伝わるものです。
家族構成や雰囲気以外にも生活ぶりや家庭の教育への考え方も伝わります。
特にお父様が活躍されているかどうかは見られています。
ぜひ家族一丸となって取り組んでください。また小学校にはそれぞれ学校の雰囲気があります。
学校の雰囲気とご家庭の雰囲気が一致しているかどうかを写真から見ています。
例えばキリスト教系の小学校なら愛情に満ち溢れた雰囲気、女子高なら落ち着いた女性らしい雰囲気が感じられるような写真を撮影すると良いでしょう。
小学校受験の願書の写真撮影はどこで?自宅でもいい?
写真の撮影はどこですればよいのでしょうか?これには決まりがありません。
小学校も専門の写真館で撮った写真とは指定してこないので自宅で撮った写真でも全く問題がありません。
先ほども申し上げた通り写真からは雰囲気が伝わりますので、出願する小学校の雰囲気を考えて専門の写真館に行くか自宅で撮るかを考えても良いかもしれません。多くの方は専門の写真館で撮影します。
プロのカメラマンは雰囲気づくりの名人ですので、希望する写真の雰囲気を伝えればその通りに撮影してくれます。
自宅だと現像をどうするか悩んでしまいますよね。最近はお手軽にコンビニのコピー機で印刷出来ますが、安っぽい感じは否めません。
その点、写真館だと専用の設備で印刷してくれるので高級感があります。
また小学校受験専門の写真館を利用する一番の利点はミライコンパス対応のデータを頂ける点です。
最近はミライコンパスで出願を行う場面も多くなっていますが、自宅で撮影した写真をミライコンパス対応に加工するには知識も必要ですし苦戦する可能性もあります。
手間を省くために専門の写真館で撮影するご家庭が多いです。
小学校受験 願書の写真を撮る時期は?
多くの小学校では「試験当日から3ヵ月以内に撮影したもの」など期限の指定があるのでよく確認しておきましょう。
願書の写真は期限に合わせて余裕をもって準備したいものです。
首都圏の小学校では早いところで8月に出願があるので夏休み前には準備しておくことをオススメします。
夏休み前に準備するもう一つの理由が「日焼けをする前に撮っておく」ということです。
日焼けをすると黒くなるだけではなく皮がむけてきれない肌を保てなくなります。
そのため日焼けをする前に撮影は済ませておきましょう。
小学校受験の願書に使う写真を撮影する前にしたい準備
いざ願書の写真を撮りに行こうと思って何も準備をせずに行くのはダメです。大事な願書に貼る写真ですから良い写真が撮れるようにしっかり準備をしていきましょう。
「気をつけ」で立つ
まずは姿勢です。良い写真を撮るためにはカメラの方を向いて「気をつけ」で真っ直ぐ立つ必要があります。
家族写真を撮る場合、高さのバランスを考えて小さな台の上に立って撮影することもあります。
慣れておかないと小さな台の上で良い姿勢は保てませんので自宅で練習しておくと良いでしょう。
小さな踏み台がなければお風呂の椅子でも良いので台の上で気をつけの姿勢が出来るように練習しておきましょう。
表情の練習
続いては表情です。日常で撮る写真と写真館で構えて撮る写真ではどうしても写真館で撮る写真の方が表情が硬くなります。
普段とは違った雰囲気の中で「笑顔を作って」と言われてもなかなか出来ないものです。
そこで自宅では笑顔の練習をしておきましょう。キリッとした笑顔を作るポイントは唇を閉じて口角を少し上げることです。
鏡の前で笑顔を作る練習をしてみましょう。ただし笑顔を作りすぎると不自然になるのでやり過ぎには注意してください。
精神面・体調面を整える
先ほど写真を撮る時期についてお話ししましたが、時期だけでなく体調にも注意してください。前日にお出かけして疲れている時とか模試や塾の帰りなどは避けましょう。
体調が悪いときや疲れているときは良い表情が出にくくなります。前日はたくさん睡眠を取って、なるべく午前中に写真館で写真を撮ってもらいましょう。
願書の写真撮影の服装は、当日と同じでOK
願書の写真は試験日当日と同じ服装や髪型になるようにしておきましょう。
願書の写真はいわば身元確認で利用されますので、あまりに写真と当日の様子が異なるようでは小学校も困惑してしまいます。
願書の写真は暑い時期に撮影することになりますが、試験当日は10〜12月の寒い時期になります。
男子は白ポロシャツにベストを着せて写真を撮ります。
女子は白ブラウスにボレロを着せて写真を撮ります。
どちらも試験当日の服装を想定しています。暑くて子どもは嫌がるかもしれませんが、そこは我慢です。
【小学校受験の願書】家族写真はどこで撮る?自宅でも撮れる?まとめ
家族写真を撮る際に意外と子どもは良い表情をしているのに親が緊張して顔がこわばるケースも多々あります。
大切な願書に使う写真だから失敗は出来ないと思うあまり緊張してしまう気持ちはよく分かります。
そんな時はご家庭のどんな雰囲気を小学校へ伝えたいのかを考えてみてください。
そしてカメラマンにこんな雰囲気で撮影して欲しいとお願いしてください。
カメラマンはプロですからあとは身を任せて撮影するだけです。
願書の写真撮影も小学校受験のイベントの一つです。
あの時頑張って良かったと思えるような瞬間は必ず参ります。ぜひこのイベントを楽しむ気持ちで臨んでみてください。
写真と同じように、願書の中身も重要です。