暁星小学校って「すごい」って言われてるけれど、何がすごいの？
数ある私立小学校の中において最難関と言われるのが暁星小学校です。
暁星小学校は日本にわずか3校しかない男子校の一つです。
暁星小学校は言わずと知れた伝統校で、小学校受験において大変な人気があります。
暁星小学校はなぜ人気があるのか？「すごい」と言われるポイントは何か？を知りたいと言う声を多くいただきました。
そこで今回は小学校受験のプロである私が暁星小学校の「すごい」と言われる3つのポイントを解説します。
暁星小学校への入学を希望する親御さんにぜひ読んでもらいたい内容です。
暁星小学校のすごいと言われるポイント
暁星小学校は明治21年に創立されたカトリック校です。幼・小・中・高と続く一貫教育校で、小学校受験の中では最難関校と位置づけられています。「心と身体を鍛える教育」を実践しており、卒業生は多くの業界で活躍しています。そんな暁星小学校のすごいと言われるポイントをここではご紹介します。
切磋琢磨と鍛錬
暁星小学校の校門には「困苦や欠乏に耐え 進んで鍛錬の道をえらぶ 気力のある少年以外は この門をくぐってはならない」と書かれています。暁星小学校は競争の多い小学校です。男子のみだからできる教育と言えるかもしれません。競争と言っても他人を蹴落として上に立つ競争ではなく、目標に向かって一緒に頑張るという競争です。あえて目標のハードルを高くして仲間と一緒に乗り越える経験を積ませてくれる小学校です。最近では運動会でも順位を付けない小学校が増えていますが、暁星小学校ではしっかり順位をつけます。しかも４位以下は順位すら付けられないという徹底ぶりです。競い合ってお互いを高めるという教育方針が伺えます。
授業でサッカーをする
暁星小学校では体育の授業以外に週に一回、サッカーの授業が行われています。日本で唯一、正課の授業としてすべての学年で行われます。サッカーはチームスポーツです。「個人が頑張れば良い」ではなくチームのみんなを認め助け合い勝つことの喜びを皆で分かち合う、という狙いがあります。暁星小学校には特別活動として「選抜サッカー部」があります。選抜サッカー部は誰でも入部出来るわけではなく、成績が良くない生徒は入部できません。また入部後も一定の成績を維持しなければ練習に参加させて貰えなくなります。ただサッカーをやるだけではなく文武両道を目指した学校の教育方針が伺えますし、「切磋琢磨、鍛錬」を体現しています。暁星小学校の特別活動は選抜サッカー部のほか、聖歌隊とステラと呼ばれるフランス語教育もあり、どれも魅力的です。
医学部への進学率が高い
暁星小学校の内部進学先である暁星高校の2023年春の大学合格実績は、東京一工に11人、早慶上理に147人、そして医学部に87人となっています。2023年春の医学部現役合格率は男子校では堂々の第1位、全国でも第2位です。そして小学校から内部進学した理系クラスの子どもの多くが医学部に進学しています。暁星小学校は関東圏にある唯一の男子カトリック校です。キリスト教に基づく教育を実践していますがその教育とは「神様は良いことも悪いこともすべて認めて愛してくれている」という教育です。そして神様から受けた愛を周りに広めて社会に貢献する人に育ってほしいという思いが教育方針になっています。医学部への進学者が多いのも人を助けたい、人の役に立ちたいという気持ちが自然と育つからなのであり、自己犠牲の精神が小学生のうちから育っているのです。
暁星小学校がすごい！入学したいと思うなら
暁星小学校は魅力あふれる素敵な小学校だとお分かりになったでしょうか。今の時代、厳しい教育は敬遠されがちですが、社会に出れば競争もありますし、耐えないといけないことも多くあります。暁星小学校の教育はそんな将来を見据えながら行われています。男子は「昆虫が好き、鉄道が好き、サッカーが好き」などのめり込んでしまう子が多いです。まわりに女子がいなければ白い眼で見られることもありません。
飾らずに安心して過ごせるのが暁星小学校です。
暁星小学校は受験において最難関です。入学するために保護者は願書に加えてテーマ作文を書く必要があります。
一次考査はペーパーと運動ですが、ペーパーはハイレベルで回答時間も短くかなりの難関です。また運動はジグザグドリブルや片手投げ、ボールを上に投げて3回手を叩いてキャッチするなど練習を積まないと習得できない、難しい課題が出されます。
二次考査に進むと絵画と行動観察、そして保護者面接があります。
それぞれの課題がハイレベルなため対策なしでは合格は掴めません。
ここ最近はテーマ作文の課題や面接の質問事項も変わって来ています。
時代に即して変化していると言える内容ですので、最難関校である暁星小学校の受験対策にはプロのアドバイスを受けて対策することをオススメします。
