首都圏の私立小学校受験者数はコロナ禍を境に右肩上がりで増加しています。
2019年度入学者試験の受験者数は19,297人でしたが、2023 年度入学者試験では23,033人と実に20%も増加しています。
なぜ私立小学校がこれほどまで人気になっているのでしょうか?
また私立小学校へ通わせるメリットは何なのでしょうか?
本記事では、願書作成代行や回答集作成付き面接レッスンで高い合格実績を誇る筆者が
私立小学校へお子さんを通わせるメリットを解説します。
今まで近所の公立小学校で良いやと思っていた親御さんにもぜひ知って貰いたい内容です。
私立小学校に通わせるメリット
お子さんに良い教育を受けさせたいと思っている親御さんは多いでしょう。良い教育環境を求めて私立小学校を受験する家庭が増えています。はたして良い環境とは一体なんでしょうか?メリットと共に解説していきます。
先進的な教育を受けることができる
低学年からの教科担任制や最新のICT教育、ネイティブによる英語教育など先進的な教育を受けることができます。授業速度も公立小学校に比べて早かったり、学校施設も充実していたりと学習環境も魅力的です。環境が整っているだけで気分もやる気もアップします。
受験を回避できる
大学附属の一貫校だと受験の悩みから解放されます。受験がない分、好きな習い事を続けたり好きなことに打ち込むことに時間を費やせます。何事にも前向きな子も多く切磋琢磨しながら成長することが出来ます。
保護者同士の価値観が似ている
学校の教育方針を理解した保護者が集まるので、自ずと価値観も似ています。価値観の相違は大きなストレスになりますが、公立小学校に比べて私立小学校はその落差が小さく保護者も安定した学校生活を送ることができます。価値観が近い保護者だと悩み事も共通してきます。悩みごとの良き相談相手も見つかるかもしれません。
同級生が生涯の友達になる
一貫校の場合、同級生同士の絆も深くなり一生涯の親友も出来るでしょう。大人になっても気軽に相談できる親友がいれば、それは一生の財産です。中には家業を継いで経営者になったり、社会的地位の高い職に就く友達もいるでしょう。そういう友達がいれば困った時の相談相手としてもとても心強いです。
私立小学校に通わせるデメリット
ここまではメリットをお伝えしましたが、もちろんメリットばかりではありません。デメリットも理解した上でお子さんを私立小学校へ通わせるかどうかを判断しましょう。
学費が高い
学校によりますが、多くの私立小学校では初年度の学費は100万円を優に超えます。また指定のランドセルや制服、校章入りの小物に至るまでとにかく費用が掛かります。義務ではありませんが、寄付を求められることが多いので負担に感じるかもしれません。でも引き換えにお子さんがすばらしい教育を受けられるなら安いものです。
通学時間が長い
自宅から電車で通うことも珍しくありません。小学校一年生から1人で電車に乗って通えるのか?ととても不安になりますが、自立する良い機会です。交通ルールや電車マナーを守るなど社会性も身につくので多くのメリットもありますし、時間を守るなど生活習慣にも通じてきます。一人で電車に乗れるようになると習い事の幅も広がりますし、良い面もたくさんあります。
親子ともに負担が大きい
公立小学校に比べて勉強などの課題が多くなるので、子どもの負担も多くなります。また低学年のうちは親も付きっきりで勉強を見てあげる必要があります。また保護者はPTAの活動もあり、会社員にとっては時間の融通に苦労するかもしれません。でも逆にいうとこういうところも含めて私立小学校のメリットですので喜んでやりましょう。親子の絆も深めることが出来ます。
近所に友達がいない
学校から帰宅しても近所に友達がいないので寂しい思いをするかもしれません。でも昨今は放課後に公園で遊ぶよりも習い事でお友達に会うケースの方が多くなっていますので、あまり心配する必要はありません。高学年になってくると小学校のお友達と電車で出掛けたりもするようにもなります。
【私立小学校】通わせるメリットをプロが解説まとめ
私立小学校へお子さんを通わせるメリットはお分かりになったでしょうか。良い教育を受けるためには保護者の頑張りも必要です。私立小学校には入試という壁もありますが、幼少期から親子二人三脚で入試に向けて頑張るのはとても素晴らしい経験です。私立小学校には基礎学力の高いお子さんがたくさん入学されます。お子さん同士お互いを高め合える最高の環境に身を置くことで自然とハイレベルな道へと進んでくれるでしょう。私立小学校は裕福なご家庭が行くものという考え方も変わってきました。コロナ禍を経て高い教育環境を求める親御さんが増えています。ぜひお子さんも私立小学校への入学を検討してみませんか。