開智望小学校を受験するんだけど、面接で質問されることや特徴、対策ってある?
開智望(のぞみ)小学校は、2015年に茨城県つくばみらい市に設立された開智学園グループの私立小学校です。
2015年開校以来、国際バカロレアの初等教育プログラム(PYP)を取り入れ5-5-2制の12年一貫教育を行っています。
また、開智望小学校は少人数のクラス編成で、異学年学級の交流や毎月TOEFLを実施するなど校風にも特色があり、2020年に開智望中等教育学校が開校したため、年々人気が高まっている学校です。
開智望小学校は、子どもたち一人ひとりが自ら思考し、主体的に行動をする「探求型」の学びに力を入れていることも特徴の一つです。
そのため、開智望小学校の入学試験には、ペーパー試験と行動視察、面接以外に「探究活動」というお子様が自己発信する独自試験も実施しています。
本記事では、開智望小学校の小学校受験面接特訓を行う筆者が開智望小学校の面接について詳しく解説します。
開智望小学校の面接を受験するお父様、お母様はぜひ参考にしてください。
【開智のぞみ小学校】面接の特徴
開智望小学校の面接は以下の通りです。
- 第一志望の場合、入学試験の当日以前に設定される
- 保護者面接は受験生面接と自己発信と同日に行われる
- 面接は親子は別室で実施
- 保護者面接時間は10分程度
開智望小学校が第一志望校の場合、面接日が入学試験日よりも早い別日に行われます。
また、入学試験に「自己発信」という希望者のみ行う独自試験があり、自己発信と同日、続けて行われるのも特徴の一つです。
面接時間は10分程度、親子別室で行われるので事前準備もしっかり行っておきましょう。
【開智望小学校】面接で質問される内容
開智望小学校の面接は、家庭の教育観を学校側が知るために行われます。
過去に質問された内容をもとに、今後も面接で質問される内容をお父様、お母様、お子様にわけてご紹介します。
お父様
- お子様の受験番号とお名前を教えて下さい
- 学校説明会等には参加されましたか?
- ご家庭の教育方針を教えてください
- 開智望小学校を選ばれた動機は何ですか?
- 本校の教育方針に賛同いただけますか?
- 最近お子様が成長したな…と実感したことを教えて下さい
- お子様にどのような大人になって欲しいとお考えですか?
お母様
- 本校までの通学経路と時間を教えてください
- 災害が起きたとき、どうしますか?
- お迎えはお父様、お母様どちらですか?
- お子様の子育てにおいて、重視されていることは何ですか?
- 最近お子様を褒めたこと、叱ったこと出来事を教えてください
- 最後に、お子様の長所を思いっきりPRして下さい
お子様
- お名前と生年月日を教えてください
- お父様とお母様のお名前を教えてください
- お家の電話番号を教えてください
- 好きな絵本はなんですか?
- その絵本のどこが好きか教えてください
- 幼稚園のお名前と担任の先生の名前を教えてください
- 幼稚園(保育園)で仲良しのお友達のお名前を教えてください
- お友達といつも何をして遊びますか?
- 映像(NHK教育番組)を鑑賞後、僕(私)だったらどうしますか?
【開智望小学校】面接での自己発信
開智望小学校の面接に続いて実施されるのが、独自試験「自己発信」です。
自己発信の内容に指定はありません。
以下の3項目を中心に、総合的に評価されます。
- Output(作品、演技技、模造紙など)の質
- Skill(シンキングスキル、コミュニケーションスキル)
- Attitude(態度、好奇心、取り組む姿勢)
開智望小学校に合格したお子さんの中の自己発信を紹介します。
・サメが好きなAくん
サメの種類や特徴、サメは魚類だがクジラは哺乳類であること、子供の出産方法の違いなどをプレゼンテーションしました。
・お絵描きが上手なB子ちゃん
自分で水彩絵の具を混ぜ合わせ、三原則の法則や、様々な色を掛け合わせてできた色を模造紙にまとめて発表しました。
【開智望小学校】面接で失敗しないために気を付けること
開智望小学校の面接で失敗しないためには、事前準備と練習が大切です。
仕事が忙しく学校説明会などに足を運ぶことが難しいご家庭でも、学校説明会やイベントに足を運ぶことをおすすめします。
面接は、小学校受験定番の質問される内容も多いので、あらかじめ箇条書きにしてまとめておくといいでしょう。
- 家庭の教育方針・しつけ
- 志望動機
- 学校に期待すること
- 子どもが今興味を持っていること
- 子どもの長所・短所
- どんな大人に成長してほしいか
面接時間は10分と限りがあるため、ダラダラ話さず要点を簡潔に伝えられるようにしておきましょう。
開智望小学校は、お子様の「入学後の可能性、伸び力」」「主体性・多様性・協調性」などを評価します。
ペーパー試験や行動視察においても、お子様が諦めずに取り組む姿や、手を動かして試行錯誤する姿に高評価・加点がつくそうです。
そのためお子様は
- 好奇心
- 自分で考える力、
- やり遂げる力
- 表現する力
を求められます。
面接や自己発信で緊張する、途中で失敗したとしても、諦めずに最後までやり遂げましょう。
大人でも緊張してしまう面接に加え、お子様は自己発信もしなければなりません。
試験当日に向けて親子で一緒に面接や自己発信の練習することをしましょう。
また、日頃から親子のコミュニケーションを深めたり、お子様の興味関心を高めたりし、お子様の好奇心を促し自己表現の力を高めてあげてくださいね。