日本一受験者数の多いことで知られる「筑波大学附属小学校」には一体どんな子が合格しているのだろうか?合格する子に共通する特徴はあるのだろうか?こういった疑問を抱く方も多いと思います。そこで今回は筑波大学附属小学校に合格する子の特徴を小学校受験のプロが解説していきます。筑波大学附属小学校の教育方針から欲しい子の姿が見えてきます。筑波大学附属小学校の受験を考えている親御さんは必見です。
本記事では、願書作成代行で筑波大学附属小学校の高い合格実績を誇る私が解説します!
筑波大学附属小学校を受験予定の方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【筑波大学附属小学校】合格する子ってどんな子?
筑波大学附属小学校に合格する子=学校側が「欲しい子」ということになります。
小学校受験では今のわが子を見て「その学校に合っているかいないか」を判断しがちですが、思い描くべきは小学校入学後の姿です。
入学後は学校の方針に従った教育を受けることになりますので、方針に沿った受験対策をしていきましょう。
ひとの話をきちんと聞ける子
国立小学校は教育研究校としての使命があり、毎年多くの公開研究会が開催されています。
そして日本全国の教員が一堂に会する前で子どもたちは授業を展開していきます。
つまり授業中に先生のお話しを聞いてくれないと授業が成り立たなくなってしまいます。
筑波大学附属小学校の入試では「お話の記憶」が出題されますが、他の小学校に比べてかなりボリュームのある内容です。
時間にして5分以上のお話を記憶する必要があり、話を最初から最後までしっかり聞いていないと到底回答出来ない問題となっています。
話せることよりも聞けることをまずは大切にしてください。
積極的に物事に取り組める子
筑波大学附属小学校の教育目標に「文化を継承し創造し開発する子ども」、「国民としての自覚をもつ子ども」が掲げられています。
「文化の継承」や「国民としての自覚」というとどこか古臭かったり堅苦しかったりして子どもには退屈な印象ですが、どんなことでも「まずはやってみよう」と思えるかどうかが大事です。
先ほどの公開研究会にも通じますが、授業中に積極的に手を挙げて発言できる子は評価されますし、知らないことも興味を持って取り組めることは入学後も大事な資質となります。
活発で運動が好きな子
筑波大学附属小学校は運動が盛んな小学校です。学校生活では「3つの山」を乗り越えることを目指した指導が行われます。
3つの山とは「登山」、「遠泳」、「組み立て体操」のことです。
「うちの子は運動が不得意だから」と諦めるのは早いです。
なぜなら「運動が得意な子」ではなく「運動が好きな子」が求められるからです。
不得意でも好きなことなら続けることが出来ますし努力もできるものです。
入学後の運動も嫌がらずに付いていける気持ち、つまり運動が好きという気持ちがあればまったく問題ありません。
【筑波大学附属小学校】 合格する子になるために家庭でできること
筑波大学附属小学校の試験ではペーパー、運動、工作、集団行動、口頭試問がおこなわれます。親子一丸となってご家庭で取り組むことが重要です。
お買い物では記憶の練習
筑波大学附属小学校の「お話の記憶」は時間も長く設問も多いので記憶力が大事です。
記憶力を向上させるために日々のお買い物を活用しましょう。
例えばスーパーでお買い物をする際、お子さんに「人参1個と玉ねぎ2個を買いたいんだけど、どこにあるか探して持ってきて」とお願いする買い物ゲームをやらせてみましょう。
これは記憶力向上の他に指示を聞いてその通りに行動することにも繋がります。
親子で競争してスピードアップ
筑波大学附属小学校で出題される「クマ走り」や「工作」はスピード勝負です。
クマ走りも工作も早ければ早いほど良いと言われています。
スピードを付けるには親子で楽しみながら競争するのが効果的です。
クマ走りは交互に手のひらを床に叩きつける動作が大事なので、例えば1分間に何回手のひらを床に叩けるかを競い合ったり、工作では3分間に何個のまるをちぎれるか、などを競い合ったりしてみましょう。
とにかくたくさんの会話をする
筑波大学附属小学校では口頭試問が行われます。
聞かれる内容は「好きな色は何ですか?」のようなごくごく普通の質問です。
簡単な質問でも話す練習をしておかないと本番ではなかなか話せないものです。
普段から親子の会話をたくさんして、会話の中で「今日は幼稚園で何をしたの?」などの質問を織り交ぜてください。質問を聞いて考えて話す練習になります。
【筑波大学附属小学校】合格する子の特徴まとめ
筑波大学附属小学校に合格する子は勉強も運動もできるオールマイティな子というイメージがあります。
でも最初からすべて出来る子なんていません。
でもここでご紹介した方法をひとつひとつやっていけば必ず合格へ近づいていきます。
あと忘れてはいけないのは、筑波大学附属小学校は親の作文もあります。
国立小学校はPTAの活動が活発で、学校への理解がないと勤まりません。
親の作文や願書はそのことを意識してみてください。